イベント
「いつもしていることをここでもする・外で絵を描く」
企画:奧 誠之
大久保と原のワークショップ「五七五」
企画:大久保あり
おしゃべり/小林晴夫、小山友也
企画;うらあやか
仮設サークル
企画:酒井直之、野本直輝
劇団ほうしゃおしぇん(仮)
企画:眞島竜男
劇団ほうしゃせん
企画:関 真奈美
現地図的思考:映像の抽象性についての勉強会
企画:高嶋晋一+中川周
『古代火起し先生とコーヒーを飲む』
企画:東間 嶺
コレクティヴ・カンファレンス
企画:うらあやか、大久保あり、奧誠之、二藤建人
再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》
企画:東間 嶺
さつまいもとさといもをたべる会
企画:大久保あり
サンライト・シアター(SUNLIGHT THEATRE)
企画:二藤建人
《振動する空間》- とある口琴生活者の奇妙な 1 日
企画:東間 嶺
そして、放射
企画:大久保あり
ダイアグラム(粘土)ポストフォーディズムにおけるレディ・メイド、あるいは「(現代)アート」のかたち
企画:眞島竜男
誰かとひとつの場所に集まること
企画:森田浩彰
通過物・堆積物・漂着物 - デモンストレーション/パフォーマンス
企画:高嶋晋一+中川周
所沢ペサパッロ
企画:眞島竜男
ハンカチ(など)によるアート史
企画:眞島竜男
〈引込線/放射線〉女性参加者による引込線mtg#1/ありえたかもしれない引込線2019(仮)について
出演:うしお、うらあやか、大久保あり、関 真奈美、寺内曜子、戸田祥子、中島水緒
〈引込線/放射線〉MTG#14
企画:引込線2019実行委員会
美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について
企画:大久保あり、宮川知宙
放課後
企画:橋場佑太郎
ボランティア・スタッフによるイベント
企画:ボランティアチーム
Battering Feast@〈引込線/放射線〉
企画:眞島竜男
会期を通じて開催されるイベント
「今日の踊り」公開収録@〈引込線/放射線〉
企画:眞島竜男
滞在制作:行為と場所の記憶 --- 旧市立所沢幼稚園
企画:東間 嶺
《出来・事》 - 「記録」による実験映像制作
企画:大塚 聡
《Black Circle is Nothingness, White Cube is Emptiness, Grey Horizon Means Death.》
企画:大久保あり
いつでも観れる展示
インフラへのキャプション
企画:橋本聡、松井勝正
休憩所:誰でも休憩できるスペース
企画:川村元紀
階段・スロープ・延長・溜まりなど
企画:小林耕二郎
シェアリングノイズカレンダー
企画:hanage(青木真莉子+秋山幸+戸田祥子)
出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~
企画:hanage × 東野哲史
チラシ束、ポスター
企画:幼稚園チーム
幼稚園になる
企画:野本直輝
Mobile Library/栗鼠文庫
企画:うしお、長沼宏昌
《Transmittance》
企画:大塚 聡
『政治の展覧会』01
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
引込線/放射線パブリケーションズ
Exhibitions of Politics 01 ”Exhibition of Politics: World Wars and the Avant-Garde Art,” Absorption/Radiation Publications
未来派のマリネッティの活動がファシズムへ展開した論理とはどのようなものだったのか? ロシア・アヴァンギャルドのリシツキーの活動がスターリニズムのプロパガンダへと発展していった過程とはどのようなものだったのか? 第一次世界大戦下、反戦から生まれたダダやマルセル・デュシャンの戦略とその可能性とは? ファシズムとスターリニズムが渦巻く状況下から出発したクレメント・グリーンバーグは、どのように戦後美術の理論を形成していったのか? 両世界大戦期に結びつく、群衆、大量生産、資本主義、債券、スペイン風邪、原子力とは何だったのか? 民主主義と資本主義が抱える課題が噴出した両世界大戦期の前衛芸術を検証し、現代の芸術と社会の関係を考えるために不可欠な基盤を提示する。
20世紀前半の前衛芸術を当時の政治・社会状況との関わりから読み直す8本の論考に加え、今号のキーパーソンであるマリネッティとリシツキーのテクスト邦訳を掲載。さらに、図版と解説文で構成されるカタログでは、芸術作品だけでなくあらゆる事象を批評的考察の対象とした「架空の展覧会」を紙上で掲示する。「100兆パピエルマルク」「群衆」「スペイン風邪」「SFとしての20世紀」「カモフラージュ」「都市封鎖」などを「政治の展覧会」の出品作として展示・解説する。
■目次
p.1 「政治の展覧会」について
p.2 はじめに|橋本聡
――
p.6 catalogue1 世界大戦(未来派の詩)
p.7 catalogue2 世界大戦(戦争の展覧会)
p.8 序論『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』|松井勝正
p.15 catalogue3 都市封鎖――地球最大の展覧会
p.16 catalogue4 20世紀――SFとしての20世紀(H・G・ウェルズと原子力)
p.18 catalogue5 戦争の顔
p.20 critique1 未来派文学技術宣言+未来派文学技術宣言補遺|F・T・マリネッティ、池野絢子訳
p.32 catalogue6 群衆
p.34 critique2 詩と戦争――マリネッティの美学|松井勝正
p.46 catalogue7 ムッソリーニ――政治家にして芸術家
p.48 critique3 前衛・政治・身体――未来派とイタリア・ファシズムのスポーツ戦略|中島水緒
p.64 catalogue8 大量生産(mass production)
p.66 catalogue9 制作された事実
p.68 critique4 生産における芸術家|エル・リシツキー、関貴尚訳
p.72 critique5 すべてが組織化されるとき――エル・リシツキー「生産における芸術家」の余白に|関貴尚
p.84 catalogue10 「プレッサ展」図録
p.85 catalogue11 人民の代表――リプレゼンテーションとアブストラクション
p.86 critique6 運動-刷新の芸術実践――エル・リシツキーとスターリニズム|勝俣涼
p.96 catalogue12 無差別爆撃
p.96 catalogue13 飛行の不安定なパースペクティヴ
p.98 catalogue14 破壊されたドレスデン
p.100 catalogue15 カモフラージュ
p.102 critique7 戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス|中尾拓哉
p.116 catalogue16 100兆パピエルマルク
p.118 critique8 レディメイド――世界大戦へのアンチテーゼ(反転)|橋本聡
p.136 catalogue17 ウイルス
p.138 catalogue18 スペイン風邪
p.140 critique9 形象が歪む――アヴァンギャルドとキッチュ|沢山遼
p.154 catalogue19 ブラックホール――未来のアーカイヴ
p.156 gift 1000ソヴィエトルーブル
――
p.158 編集後記|中島水緒
p.159 〈引込線/放射線〉開催概要(本書の制作に関して)
――
pp.0-160 失史年表 Nothing Timeline
■ 書誌情報
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
価格:1500円+税|160ページ|A4判|カラー
刊行日:2020年8月15日
企画・制作:引込線/放射線パブリケーションズ
主催:引込線2019実行委員会
編集長:松井勝正|副編集長:中島水緒
デザイン:橋本聡
発行:EOS ART BOOKS
http://www.eosartbooks.com/news/2020820.html
■イベント
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』関連イベント
オンライン座談会「あらゆるものは政治である/ない――芸術、ゲーム、戦争」
2021年3月7日
あらゆるものが政治であるというテーゼが設定されるとするならば、翻ってあらゆるものは政治ではないと言えるだろうか。カードゲームやチェス、スポーツと戦争を分かつのはどういったものか。戦争を賛美し、ファシズムを推進した未来派と、戦争から逃れ続け、チェスに没頭したマルセル・デュシャンを分かつのはどういったものだろうか。
昨年出版された『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』にて「戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス」を執筆いただいた中尾拓哉さんをゲストにお招きし、世界大戦期の前衛芸術を通して、社会と芸術の関係を考えてみたいと思います。
引込線/放射線パブリケーションズ
オンライン読書会:ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死
2021年2月26日
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』(今村仁司・塚原史訳、ちくま学芸文庫、1992年、原著1975年)「第五部 経済学と死」の読書会を、2021年2月26日オンラインで開催します。
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』出版プレイベント
オンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」
2020年5月31日
出版プレイベントとして、2020年5月31日にオンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」を開催します。
引込線/放射線パブリケーションズ
ディレクター:橋本聡
副ディレクター:粟田大輔、高嶋晋一、中島水緒、松井勝正
勝俣涼、関貴尚、中川周、橋場佑太郎
問い合わせ:politics.exhi@gmail.com
出展作家に誘われたから 35.5%
活動に興味があったから 35.5%
過去引込線ボランティアの経験があったから 12.9%
友達に誘われたから 6.5%
その他 9.6%
(家が近かったから、ムサビの図書館でボランティア募集のチラシを拾ったから、展覧会を見る交通費が浮くから、など)
ボランティア・スタッフ概要
〈活動期間〉
・第19北斗ビル
期間:2019年8月31日(土)- 10月14日(月・祝)※火・水・木曜日休
時間:11:45 - 18:00(休憩あり)
※(8月31日- 9月7日は搬入期間)
・旧市立所沢幼稚園
期間:2019年10月12日(土)- 11月4日(月・祝)※火・水・木曜日休
時間:10:00 - 16:30(休憩あり)
・サテライト
期間:2019年9月8日(日)- 2020年春頃
〈主な活動内容〉
会場での監視業務、来場者への簡単な作品解説、SNSなどによる情報発信、簡単な制作サポート(搬入出時の簡単な手伝い、イベント進行補助など)。
また希望者は、「ボランティア・スタッフによるイベント」への参加など。他にも提案があれば、随時話し合ってボランティア・スタッフの活動内容を見直します。
*事前説明会は武蔵野美術大学、第19北斗ビルで行われました。
〈応募条件〉
・2019年4月1日現在で満15歳以上の方。(18歳未満の方は保護者の同意が必要です。)
・ボランティア活動を行うにあたり、引込線2019実行委員会と協力的な関係を築ける方、及びボランティア登録・運営業務の受託者の注意事項を遵守していただける方。
〈補償〉
・この活動は所沢市市民活動総合補償制度に加入しています。保証制度の詳細は所沢市HP内の
をご確認ください。
〈待遇〉
・活動については、原則無償です。
・ボランティア活動に参加された方には、交通費として1日につき1,000円を支給します。
・ボランティア活動に参加された方には返礼品(展覧会の記録ポスター)を進呈します。
・ボランティア活動参加者に感謝の意を表し、引込線/放射線 公式ホームページと記録ポスターに、一人一人のお名前を掲載します。
ボランティア・スタッフ
石崎朝子 | Asako ISHIZAKI 大塚美保子 | Mihoko OTSUKA オヤマアツキ | Atsuki OYAMA 上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO 栗田大地 | Daichi KURITA 坂本悠 | Yu SAKAMOTO 佐藤晃子 | Akiko SATO
杉本花 | Hana SUGIMOTO 鈴木愛深 | Megumi SUZUKI 瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI 龍野知世 | Tomoyo TATSUNO 堤明子 | Akiko TSUTSUMI 中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA 引田沙絵 | Sae HIKITA
向井ひかり | Hikari MUKAI 村松珠季 | Tamaki MURAMATSU 八木温生 | Haruo YAGI 矢萩理久 | Riku YAHAGI 山中純江 | Sumie YAMANAKA 吉田岳史 | Takeshi YOSHIDA
撮影:東間 嶺
大塚 美保子|夏のおわりのボランティア活動
2019年8月8日・25日の説明会、9月6日の清掃作業に参加の後、9月8日~10月14日の第一期にボランティアとして活動しました。会場である第19北斗ビルの動線が複雑だったため(2棟に分かれているうえ、奥側の建物は3階と1・2階がつながっていない構造)、会期中はおもに誘導・案内を行いました。週2回のペースで通ううち、暗幕の中に入ったり、階段を登ってうつ伏せで鑑賞するなど、体験型の作品が気づかれにくく、また遠慮される方もいることに気づき、身体的に無理がないと思われる場合には「こちらもご覧いただけますよ」とお声がけするようにしました。平日は来場者がまばらだったため、空き時間には貸し切り状態で作品を鑑賞することができました。同じ作品でも天候や時間帯で受ける印象が変わったり、第一印象は強くなかったもののだんだんと愛着を感じるようになったり、特別な体験をすることができました。もともと取り壊しの決まったビルでの展示だったため、いまはもう、会場自体がないはずです。ただ、その跡地さえ見に行けない状況になっているとは思いもよりませんでした。「作品」と「時間」と「場所」に思いを馳せずにいられません。
矢萩 理久|美術界という本線
私は本活動にボランティアとして参加していたが、私ごとで積極的に参加はできなかった。だが、この距離感だから見えた現場の裏側や作家たちのムーブメントを、第三者視点から生で見れたことは貴重な経験だったと言えるだろう。
近いが遠い距離で見たこの活動を通して感じたことは、美術界における身内感だ。〈引込線/放射線〉というのが主題であるが、「引き込み線」というものをあまり感じなかったというのが正直なところである。引き込み線というのは、本線から分岐し特定の場所に引き入れる線を指すと思う。では、この活動においての本線とはどこにあったのだろうか。本線の存在が見えなかったために、引き込み線のあり方がずれぶれだったようにも感じる。放射線の面で言えば活動が見やすかった。SNSという現代社会における大きな拡散ツールを使用し、活動を放射するというのは非常にわかりやすいし、引き込み線の役割も担っていたとは思う。しかし類は友を呼ぶものであるため、美術界という本線に引き込み線が繋がってしまったために、身内感が生まれてしまったようにも思える。では今後どこに引き込み線をつなげていくことが大事なのかを模索していくことが、必要になると思う。美術という文化の拡張のために。
引田 沙絵+坂本 悠+小山 友也|《展示を展示するし観賞を共有する》を終えてのインタビュー
小山:今回3人で企画をする事になった経緯は、以前に僕が坂本さんと一緒にTシャツを作るワークショップをしていたこと、引田さんが〈引込線/放射線〉でお土産屋さん的な事をできないかと話していたことが繋がり、僕自身この展覧会にちょっと外側からアプローチしたい目論見もあり、展示作品を撮影してTシャツにプリントしてお土産屋にするアイディアが立ち上がったというものでした。それぞれボランティアとして参加してもらいましたが、イベントも含め〈引込線/放射線〉はどんな感じでしたか?
坂本:ボランティアルームでの場所決めが印象的でした。お客さんの導線を考えつつ、展示されている作品を見せながら、私達のワークショップと他のボランティアの方のパフォーマンスが成立する「場」を話し合いながら作れたことは面白い体験でした。自由に動けるボランティアという形は正直何をしていいかわからないという感じもしましたが、その困惑が初めて会った人達との自然な協力と連帯を生んだ要因だったようにも思います。
引田:自分はボランティアとして準備から最後の方まで参加してましたが準備期間中はほぼやることなかったと思います。作家がバタついた勢いのままオープニングに突入していくのを側から見ていて、作品作っている限りこのバタバタ感からは逃げられないんだろうなと思いました。このTシャツの展示?をやるにあたって作家やビルの方との間に交渉が必要だった時、自分が直談判するわけにもいかずお任せする形になった時、参加はしているが作家ではない立場に少しもやっとしましたが、約2日間行うことができました。ありがとうございます。よく覚えているのは最終日にご夫婦でいらっしゃった方とTシャツにアイロンしながらテーブル替わりの外したドアを囲って話して写真撮ったり、二階のボラ部屋にクロージングに疲れた人たちが集まっていい感じにだらけた場所になっていたのが良かったです。
八木 温生|デモカレー
私は、自分の野良で行うカレー屋の事をそう呼んでいた。そうすることでこの行いや営みが、一種のパフォーマンスとしてもっともらしく見えると踏んだからであった。様々の「もっともな」物事には名前が与えられるところから始まるのだから、あてはめてしまえば自ずとそう見えてくる、そんな思い付きであった。もっと正確に言えば、それも遊び半分のでまかせであったとも言えるかもしれない。
作家も、見に来たお客人もその場所にある役割を脱いでしまえば、皆同じである。食べに来る人たち、食べてくれた人たちは、私にはみんなありがたい「食べてくれた人たち」に見えた。
場違いな匂いと音に引き寄せられてきた人たち(カレー屋にはそう見えました。)は、実際を目の当たりにして、「こんなところでなぜカレー」という反応をより確かにしていた。そんな折、尋ねてくれた(カレーの料理についてじゃなくて。)人たちには、パフォーマンスの一種ですなどと、私は口から出るに任せて言っていた。少なくとも、アート関連の空間において、文脈の途切れたカレーは場にちょっとした混乱をもたらしていたと思う。それは、確かに「作品」と呼ぶにはむず痒いものだった。だが、何かを(まだ見ぬ誰かのために)作ること、それが他の誰かの中に入っていくことの象徴的な風景として、私の記憶の中にある。そして、それは日常の中に降り積もっていく、作るということと人の関係を、またハダカにしていたように感じるのだ。
龍野 知世|口琴のリズムに乗って神輿を担ぐ
hanage+東野さん、運営のスタッフさん達や他のボランティアの人と一緒にキャットタワーで作られたお神輿を第19北斗ビルから旧市立所沢幼稚園まで約2時間掛けて運ぶイベントに参加した。
2駅分をじっくり口琴のリズムに乗って神輿を担ぐのはとても楽しかった。キャットタワーで出来た神輿の前では、作家、運営、ボランティア、全ての人たちが平等になっていて、ワークショップとパフォーマンスの間である気がした。
わたしは所沢在住なので、形だけ道案内(ほぼ一本道)をして、たまに担ぐのを手伝ったりした。
鈴木 愛深|未知の領域
私は〈引込線/放射線〉のボランティアに高校三年生の時に参加させていただきました。1番印象に残った体験は、二藤健人さんの作品「サンライトシアター」に構成を考えるところからパフォーマーとしてお手伝いさせていただいたことです。カーテンから漏れ出す光の形をパフォーマー達の動きで変化させていく作品なのですが、人前で自分の体を使って一つの作品を作ったことがなかった私にとってとても貴重で未知の領域にまた新たに踏み出すことの出来た体験でした。
旧市立所沢幼稚園での展示会は、主に鑑賞者体験型の作品が中心で美術館でただ作品を見て終わってしまう感覚とは違い、実際に作家の方々と気持ちを共有できたり鑑賞者の方々の反応が実際に見れたりと新しい感覚で勉強になることが多かったです。鑑賞者と作家の距離が近い点もとても良いと思いました。芸術という少し敷居が高いと感じてしまう部分があるのが、距離が近いことにより作家や作品に自分の感情を乗せやすいのではないでしょうか。実際に五感を使って様々な芸術を体験出来るこのプロジェクトは自分自身をステップアップ出来る場所となり、また参加したいと思いました。
向井 ひかり|引込線を眺めて
ビル会場でのボランティア向けの説明会のときに引込線のミーティングも行われていたのだが、企画が立ち上がっているさなかに何か(他の人の発言や、企画の現状)に対してリアクションをするのが早くて、でも一方向に話が進んでいくことはなくて共有されたりされなかったりすることがどんどん増えていく様子を眺めているのがおもしろかった。
(ボランティア向けの説明会とちらし封入しか参加していなくて、その中で思ったことを書いた日記でした…!)
杉本 花|光の粒と鉄の導き
体験型の展示・イベントが多く、ひとつひとつ肌で感じる面白さがあった。寺内曜子さんの《THE WHITE ROOM》が特に印象に残っている。暗闇で感じる高揚がそろりと恐怖に変わっていったあたりから、じわじわと漏れてくる光の粒を感じ、部屋の細かな凹凸が浮かび上がってきて、自分の輪郭もはっきりとしてくる感じがした。それは寺内さんの語る光と影の相互作用が具象化された体験であって、「物体は光がないと見ることができない、光もまた物体がないと見ることができない」そんなシンプルな光と影の関係というものが、ストンと私の胸に落ちてきた瞬間だった。また、旧市立所沢幼稚園での吉川陽一郎さんの《行為が態度になる時間》では、実際に吉川さんと同じように鉄球を押してぐるぐる歩かせていただき、前に歩いた人の何層にもなるその跡に導かれながら、私も作品の一部となれた(ような気がした)。実際に吉川さんに導きの力や、もはや一種の瞑想なのではと思わせるこの“行為”についてお話を聞けたのも面白かった。何を考えながら何時間も回り続けているのかが一番気になったのだが、そのときの彼の答えは「何も考えていない」だったような気がする……。
気ままに写真を撮ったり自分が楽しむことしかできませんでしたが、参加できてよかったです。
石崎 朝子|〈引込線/放射線〉ボランティア・スタッフ活動について
私は主に旧市立所沢幼稚園でのボランティアに参加しました。幼稚園の跡地である場所性の強い会場は、園庭を中心において囲まれた求心力のある場のように思えました。しかし、そこでの様々な作品(出来事)は、一見して全体の中の1エレメントとして機能しているように見せながらも、〈引込線/放射線〉の名称が表すように、複数の出来事を「引き込み」複数の鑑賞の場を「放射する」ことを体感させる、ある意味流動的な空間でもあったようでした。
ボランティアに参加するにあたっては、事前の会場見学や、説明会、ボランティア間のグループトークによって、参加の形を自ら考えて実行することができる機会を設けていただきました。それは、〈引込線/放射線〉が提示する、”複数の振る舞い”に少なからず自分も重なり合うことになったのだと思います。ボランティア活動は、展示や作家という「本線」からは外れたものではありますが、〈引込線/放射線〉での活動は、自身がそれらのインフラストラクチャーとして機能することであり、私もまた同様に分岐した線のひとつだったのではないかと感じます。このような複数の実践が折り重なったオルタナティブな場を、「ボランティア」として共有できたことは、干渉する(無関係でない)鑑賞を考えるための良い経験となりました。
佐藤 晃子|「日常の解体」と「やわらかさ」
旧所沢市立幼稚園庭にて。重点的に参加をしたのは眞島竜男・奥誠之・二藤建人による3つの作品だ。興味深かったのは、参加当初の鑑賞者や作家たちとの緊迫した距離感が、数時間のうちに「やわらかさ」へと変容していたこと。受付としての最初の1時間、そこが流動的かつ自主的なふるまいをして構わない空間であることを感じ取る。作家たちとの会話を通し、「ボランティア」という言葉に喚起される役割固定的なイメージは払拭された。作品への参加を次々にこなしていく中で、この廃れた園内で私はとにかく楽しむことだけを求められている、そんな思いが強くなる。アートとの関わり方や距離感がどのようなものであっても、今ここで私はどんな発言をしても(あるいはしなくても)自由でいられる。そういったコミュニケーションが許される場の中で、作家・ 鑑賞者各々との関係がいわゆる固定観念から解き放たれる小気味よさを感じ、結果的に対 「私」との関係性にも日常からのズレが生じることとなった。繋がりの仕方を私は自由に選べる、それは実にやわらかな関係性、冒頭に書いた「やわらかさ」とはこのことに因る。私は表現者たちに対して、多様な意味での「日常の解体」を期待しているのかもしれない。当該プロジェクトへの参加を決めたのはこの目的からだ。
山中 純江|「コウイとバショの記憶」
書くことのために、会場に足を運んだ数日を振り返った時間が妙にしあわせで、この機会を与えてくださったことに感謝します。そして改めて〈引込線/放射線〉を知るための入り口に立っている気がしています。ボランティアとしての働きはできなかったと反省しているところにお誘いを頂き、第19北斗ビルの展示最終日の10/14に引き合わせて頂いた二藤建人さんの「サンライトシアター」に参加することになりました。
10/19旧所沢市立幼稚園に行きました。ガラス戸に囲まれたサンルームのような平屋の講堂が舞台。ガラス戸と暗幕カーテンの間を移動しながら布をめくり上げます。外から入る光の量を見ながら、具体な動きを組み立てるリハーサルを念入りに行いました。布を操るのはなかなかの運動量で、一部アドリブで二藤さんと同じ動きをする場面は一所懸命でした。YouTubeに上がった映像で作品を見ることができたのですが、とても美しい。演者の一人として参加できてよかったです。ぜひ一度でもご覧いただけたら幸いです。
園庭では、吉川陽一郎さんが淡々と特別な鉄球を転がし続けて、円がだんだんと浮き彫りになっていく様子を拝見しました。鉄棒を押させていただくと、自在に進めることは容易ではありません。ですが、時間の経過とともに、軌跡が生まれてうまく転がるようになるのです。「コウイとバショの記憶」。
オヤマ アツキ|〈引込線/放射線〉フィードバック
おそらく今回ボランティアで参加したメンバーの中で、私が一番薄く〈引込線/放射線〉と付き合っていたのではないのかと思う。展示は一通り観させていただいたが、企画やイベントにはほとんど顔を出せていないし、会期後の活動にもほとんど関わっておらず、なかなか主体的にボランティア活動に参加しようと思えなかった。要因は私が当時大学4年生で、卒制やその他諸々の事柄に忙しかったことに加えて、ボランティアのグループの中に漠然と内輪の雰囲気みたいなものを感じてしまったことにある。この内輪の雰囲気は、参加作家や鑑賞者を含めた展覧会全体にもともと蔓延しているようなものにも見えた。もし私と同じようなことを感じた関係者がいたとするならば、〈引込線/放射線〉という展示は今後そういった部分に対して考えていくことも必要なのかと思う。もちろんこのような内輪の雰囲気というのは、デメリットだけではないだろうが、展覧会として代謝が上がっていく姿も見てみたいと思った。
堤 明子|参加した、というより居合わせた
ボランティアとして1日だけ受付として参加。
その日は来場者が少なく、サラリーマンとして教育された身には無駄に不安だった。もっと宣伝して多くの人に観て貰えばいいのにと思っていたが、今はちょうど良い加減だったのではないかと思う。
複数のステートメントや作家それぞれのテーマで作成された作品、パフォーマンス、イベントなど、ひらかれてはいるけれど、プロジェクト全体としてそれなりに解釈するにはハイブローな鑑賞者になる必要がある。その日開催されたイベントは第1回目の書籍チームによる勉強会、《バーノーザンライト》であった。勉強会には参加した、というより居合わせた。(幸運にも!)「パブリックアートの暴力」や「公共圏」がテーマの議論。スパイク・リーの映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』他に言及したW.J.Tミッチェルのテキストを、実際に映像を見ながら解説してもらう。勉強会というより、アーティストの知見を分けてもらう感じであった。せめてテキストを事前に読んでおければもう少しマシな参加者になれたのではないかと思う。
《バーノーザンライト》ではお酒を飲みながら、数日前に決定された某トリエンナーレの補助金不交付に関して話し合う。あの時は、デモに参加したり、声明を出したり、政治に対して積極的なアーティストたちの姿勢に驚いたが、彼女・彼らは必要なことをしていただけで、自分が単に無責任であったことを今実感している。
中嶋 夏希|第19北斗ビルでの展示を終えて
私は今回初めてボランティアとして〈引込線/放射線〉に参加しました。ギャラリーや美術館でのグループ展を見たことはあったけど、引込線のように、作家と来場者とボランティアの区別がつかず、お互いが関係しているのか関係してないのかわからないゆるい時間が流れ続けながらも、気づくと色々な所に同時進行で気を張り詰めてる自分がいる展覧会に参加したことがなかったので、すごく良い体験でした。自分もこのような体験を自分の作品を鑑賞してくれる人にもたらせたらいいなと思います。
わたしは北斗ビルのボランティアルームでランチパックを配りました。中の具材は有名な抽象絵画のイメージを基に、色やマチエルだけを再現したため、通常では組み合わされない具材の組み合わせなどが生まれました。(チョコレート、アボカドクリームなど)この作品を制作する前は、来場者の方が私に具材のリクエストをしてくることを想定していませんでしたが、段々と私が想定していた具材の組み合わせではなく、来場者の方の望む具材の組み合わせに変わってきました。
私事ですが、大学の授業や入試の準備でバタバタしていたため、自分の企画や作品を腰を据えてじっくりやれなかったり、あまりボランティアとして参加できなかったのが残念でした。少しの間でしたけど、「こういう風に成り立つ展覧会もあるのだな」と学生のうちに体験して気づけたのは、本当に良かったと思います。
瀧内 彩里|私と人間
私は、➀北斗ビルでの麻辣湯・おでん・タピオカミルクティーの炊き出し、➁旧市立所沢幼稚園でのタロット占い、➂サテライトでの、作家同士のツイッター上での交換日記を企画・パフォーマンスとして開催しました。
イベント3つに共通するテーマは「人と繋がること」でした。自分にできる技術を使って、全くの他人に一方的なアクションを起こすことで、そこに相互関係が発生します。料理に対して、「おいしい」、「これはいらない」。占いに対して「考えさせられた」、「当たってるような気がする」等といったレスポンスがあり、そこから会話に発展し、関係は〈引込線/放射線〉という枠外にまで侵食していきます。相互関係という、不特定多数の相手と私を繋ぐ細い糸が集まることで、自己と客観性が溶け合う感覚を覚えました。しかし、溶け合うというより一層自己が際立ち、それは客観ではなく、「一人」のn倍だったのだと感じました。
作家の方々とは、会話でのコミュニケーションに加え、鑑賞者に対してアクションを起こす側として同じ目線を体験し、また、作家同士でアクションを起こし合い、「アクションを起こされる側」としても相互関係を構築したと感じています。企画をどうしたら実現できるか?より良いものにできるか?という考え方、実現するための場所を用意して頂き、さらに、制作に対するスタンスの取り方を学び取り、モノを作る人間として、想像力を使った会話の中で、「面白さ」とは何か?を考えました。
上久保 徳子|「お客さん」
今回、私はボランティアスタッフとして第19北斗ビルにて「ボランティアルーム」での展示と冨井大裕「バーノーザンライト」のバースタッフとして関わった。「ボランティアルーム」では小作品を展示した。キャプションはなく、展示というより「置いていた」と言ったほうが良いかもしれない。建物の最上階にあり、建物をつなぐ導線としての役割、椅子や飲み物もあったので休憩所としての活用もされていたように思う。「バーノーザンライト」は野外の駐輪場跡のような場所にあり、ビル内の展示を一通り回り最後にここに来る、見つけた、という感じで「お客さん」が来た。ビル内で行われたトークの延長でやって来て、「おはなしリング」という縁台のようなものにライトがついたところで作家と鑑賞者が一緒になって話していたり、また別の人達は自然と話し合いの場が出来ていた。私もそれに少し参加したり、ラジオのように聴きながら飲み物の準備などをしていた。第19北斗ビル、また旧市立所沢幼稚園も含め、〈引込線/放射線〉の場所だけは、「この人は誰であるか」ということはあまり気にしていないように感じた。私もこれらの場所で参加作家や批評家、鑑賞者など、色々な方と話す機会が多くあったが、誰がどんな立場でもそれは話のきっかけに過ぎなく、それよりか話を聞いたり意見交換ができる純粋な場所であった。「ボランティアルーム」、「バーノーザンライト」では私も含め、そこに参加していれば(飲み物があれば)、皆「お客さん」だった。
吉田 岳史|開かれず、広がらず、ひっそりと
私は知り合いの出展作家に誘われてボランティアに参加しました。
神輿をかつぐのにも参加しました。ボランティアは1日だけで、付け焼き刃の説明で対応しましたが、もう1人ついてくれたボランティアの方のおかげでなんとかこなせました。私の拙い説明にも耳を傾けていただき、少しは役に立てたかと思います。出展作家の何人かとはたわいもない話をしましたが、作家を高みに置いて畏まるよりは良かったかと思います。私は普段アートには特に関心もなく、恐らく誘われていなかったなら一生〈引込線/放射線〉を知ることもなかったと思います。
正直に言えば、私は〈引込線/放射線〉が開かれたものであるべきだ、とは思いません。表現は広がることで、かえってやりたいことができなくなることもあるのではないか。なので偶然やってくる人への門戸も最小限開いておいて、後は出展作家や関係者つながりで人を呼んでくればよいのではないか、と私は考えます。所沢でひっそりと、しかし続けていくのが大事なんじゃないかと思いました。
栗田 大地|人それぞれ、故に
今回の〈引込線/放射線〉の際立った特徴は企画の発案と実行が、ボランティア含め個人単位で即席的に可能であった点にあると思います。足を運ぶ度に行為の痕跡を見つけ、場が変化し続ける様子を眺めるのはとても印象的な体験でした。特に幼稚園会場は極限られた範囲で行われる実験場であり、その在り方に展覧会というものに対する自らの既成概念も大いに揺さぶられました。とはいえ、私自身の活動はマニュアル通りの手伝いに終始し、独自の企画を立てなかったので、その場に居合わせた内外問わぬ参加者との交流を通じて得たものはあるものの、個人の体験としてこの「引込線」だったからこそというものはありません。
傍観者ではなく、内部で能動的な活動をすること、当事者になることでそれぞれが各々の意味を見出す展覧会だったのかと感じます。
村松 珠季|何なんだというモヤモヤーー「引込線」
「表現者の自主的な集まり」という「引込線」の理念は今回ボランティアにも拡張されており、監視のほかに自主的な活動を求められた。しかし何かやっていいよと言われても内部事情?とかよく知らないので、何をどこまでやっていいのやら。てきとーに好きなことをするだけでは違う気がするし。ボランティアという立ち位置から「引込線」へどう干渉していくか考え続けた。その間、私の一番のタスクはイベントの生配信だった。たまたま手伝うようになり多くのイベントを撮影した。手持ち無沙汰の私には丁度よかった。撮るの好きだし。作家との関わりは沢山あって撮影もそのうちの一つだった。来場者は作家の知り合いばかりで作家が対応していたので、唯一鑑賞者との関わりは画面の向こうの顔も見えない誰かのためにカメラを回すことだった。なるべく観やすいように画角を工夫したり揺らさないようにした。(観ている人も限定的だろうけど。)特に幼稚園は完全に閉鎖空間になっていたから、外部との接点として「放射線」という名の一部を担えたと思う。その後、「引込線」って何なんだというモヤモヤをきっかけにサテライトでトークを企画したこともあり、ボランティアがどういう存在であったか少し掴めた気がする。作家の人たちもモヤモヤ考えて続けているようで面白い関係だった。
野本 直輝|「ボランティアの取り組みと、スタッフレポートについて」
今回の〈引込線/放射線〉におけるボランティアの取り組みは、実行委員の中から立ち上げたボランティアチーム(うら あやか、小山 友也、東間 嶺、野本 直輝、橋場 佑太郎、宮川 知宙)を中心に、前回までの「引込線」におけるボランティアの取り組みを見直し、実行委員とボランティア・スタッフとの柔軟な協力関係を構築しながら、その活動が展覧会の裏側から表側にも拡張していくような、不確定要素の多い、やや面倒くさい感じの取り組みでした。具体的には、これまでボランティア・スタッフの基本的な活動としてきた受付や会場の巡回・監視といった裏方業務に加えて、希望者には展覧会参加作家の制作サポートや、自らイベントの企画・発表などができる仕組みを設けたり、より作家に近い位置での活動もできるようにしました。展覧会が始まる前には、ボランティアを希望する人に向けての顔合わせの場所として、大学や展示会場を使って事前説明会を行い、実行委員とともに展覧会を運営する「仲間」を探すような気持ちで、ボランティア・スタッフの募集を開始しました。そんな感じで、ややこしくリニューアルした〈引込線/放射線〉のボランティア・スタッフでしたが、最終的には計20名の方たちの協力を得ることができました。
ここは、そんな〈引込線/放射線〉におけるボランティアに関する取り組みの記録で、そのメインコーナーはもちろん、スタッフ一人一人がそれぞれの活動を振り返ったスタッフレポートです。活動を振り返ってもらう際には、お題として「鑑賞者とどう関わったか、実行委員とどう関わったか、何か発表をした人は何をしたのか」ということを意識してほしい、と伝えてみました。これは、展覧会が始まる前にボランティアチームがぼんやりと考えたボランティアのイメージ「ボランティア・スタッフとその活動は作家や作品、あるいは観客と同じように、展覧会をかたちづくる重要な役割を担うはずです。(※)」について、「それで、実際はどうだったんだろう?」という疑問がボランティアチームの中で浮かんだのと、その疑問に対するスタッフの返答は、今回のボランティア・スタッフの取り組みを個別に物語り、相互に記録する言葉になるのではないか、ということで設定してみたものです。会期が終わってからも、ずーっとぼんやり、抽象的なままだったボランティアについて、この冊子を手に取ることで、少しでも具体的に想像できるようになったらいいな、という期待を込めて。
※第19北斗ビルでのボランティアチーム展示キャプションより。
撮影:東間 嶺
各会場ドキュメント ボランティア関連ページ
〈第19北斗ビル〉
ボランティアチーム Location 05|《ボランティアルーム》
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/volunteerteam.html]
ボランティア・スタッフによるイベント
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/volunteerteamevent.html]
〈旧市立所沢幼稚園〉
出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/catgettower2.html]
再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/yoshikawayoichirosaijitsuen.html]
サンライト・シアター(SUNLIGHT THEATRE)
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/sunlighttheatre.html]
美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/ookubomiyagawa.html]
ボランティア・スタッフによるイベント
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/volunteerstaffevent.html]
〈サテライト〉
トークイベント「内⇄外、それぞれの活動から」|はしっこ(武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号間2階 冨井大裕研究室内)
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/sorezorenokatsudokara.html]
ぢりの市|theca(コ本やhonkbooks 内)
[リンク: https://hikikomisen-hoshasen.com/artist/dirinoichi.html]
実行委員略歴
阿部真弓 | Mayumi ABE
1977年 東京都生まれ。近現代美術・表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。 ボローニャ大学大学院美術史専門課程修了(ディプローマ、近現代美術史)。青山学院大学・東京学芸大学等非常勤講師。 最近の論文・エッセイに、「拮抗としての相似:初期未来派絵画と形而上絵画」(2019年)、「樹々の様式:アン ドレ・ドランの古典回帰とアルカイスム」(2019年)、「近代の跡地(1、2、3)『引込線』書籍(引込線実行委員会 2013、2015、2017年)、「彫像の白昼夢──形而上絵画と詩神たちの複製技術時代」(2016年)、“Where the Object Finds Its Place? : From Its Birth to the Paginal Exhibition of “ Objets surrēalistes” (The Challenge of the Object, CIHA・ゲルマン国立博物館 2014年)など。共著に『磯崎新の建築・美術をめぐる 10の事件簿』(TOTO出版 2010年)。
粟田大輔 | Daisuke AWATA
1977年生まれ。美術批評、芸術学、基礎芸術|Contemporary Art Think-tank。 論考に、「書き換えられるシステム」(『ART and ARCHITECTURE REVIEW』2010年)、「ポスト消費社会と映像の再生産」(『Yebizoフォーラム』2012年)、「近代のアポリアと形見なるもの」(『物質と彫刻』[図録]2013年)、 「金縛りと夢」(『Pa+ フォビアと芸術生産』2015年)、「榎倉康二と書物」(『Reflection:返礼―榎倉康二へ[論考]』2015年)、「SPACE TOTSUKA ’70における「地・型」(『引込線2015』2015年)、「顔徴」(『引込線2017』 2017年)など。
うしお | Usio
1978年 山形県生まれ。2003年 筑波大学大学院芸術研究科修了。様々なメディアを用いて、思い通りにならない状況を可視化する作品を制作。ゲームに用いられる道具や設定、ルール、言葉、イメージを多用し、再構成する 。 代表作にチェスや囲 碁 、オセロを用いた 、白黒の駒を使うボード ゲーム が “ 白黒をつけられない ” 作品のシリーズがある。主な展覧会にgallery N 神田社宅(東京 2018年)における個展のほか、「あそびのじかん」東京都現代美術館 (2019年)、「ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間」国立新美術館(東京 2018年)、「ゲンビどこでも企画公募2014」広島市現代美術館(2014年)など。
うらあやか | Ayaka URA
1992年 神奈川県生まれ。2015年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。物事を反転や若しくは攪拌する装置としての作品を目指す。パフォーマンス作品をベースに制作。近年は展覧会企画も行う。 近年の発表に、個展「私はそれをダンスの素子と名付ける」広島芸術センター(広島 2019年)、「おどる墓石 その2 /(ちぎれたみみず)(筒のような身体)」企画:野本直輝blanClass(神奈川 2019年)など。グループ展「TERATOTERA2019ー選択の不自由ー」(東京 2019年)、「対馬アートファンタジア2019」(長崎 2019 年)など。主な展覧会企画に「female artists meetingのための展覧会(どのような秘密や緊張、葛藤が生 まれるだろう!)」Art Center Ongoing(東京 2019年)などがある。2016年よりOngoing Collectiveに参加。 2019年よりCSLAB管理人。
大久保あり | Ari OOKUBO
1974年生まれ。1998年 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2001年 ロンドン芸術大学チェルシー・カレッ ジ・オブ・アート・アンド・デザイン修士課程修了。自らの経験を基にフィクションを執筆しインスタレーションとともに展開する作品。メディアは絵画、写真、ビデオ、音声、彫刻、印刷物、パン、朗読など。 近年の主な展覧会に個展「パンに石を入れた17の理由」3331 Gallery(東京 2020年)、個展「I’m the Creator of this World, You’re One of the Materials in the Universe」スプラウト・キュレーション(東京 2018年)、「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)、個展「BLACK CIRCLE is NOTHINGNESS」ガレリア・フィナルテ(愛知 2016年)、個展「クリテリオム90 大久保あり『美術館の幽霊』」 水戸芸術館(茨城 2015年)、「われらの時代_ポスト工業化社会の美術」金沢21世紀美術館(石川 2015年)など多数。
大塚聡 | Satoshi OTSUKA
1970年 福島県生まれ。1994年 多摩美術大学美術学部卒業。美術作家。写真、映像、インスタレーションなどのメディアを用いた作品を制作。2003ー04年 財団法人ポーラ美術振興財団在外研修制度にてベルリンに滞在。2003年 アーティスト・イン・レジデンス FIH (Field Institiude Hombroich) ドイツに参加。 主な個展に、「 Untitled (Seeing Time)」ample gallery(東京 2017年)、「 代官山フォトフェア2016 」 hiromiyoshii roppongiブース(東京 2016年)、「 残光 – Afterglow 」Maki Fine Arts(東京 2016年)、「 Fragment 」旧小林秀雄邸(神奈川 2009年)など。主なグループ展に、「 AMB - 媒質としてのアンビエント」Sprout Curation(東京 2019年)、「 瀬戸内国際芸術祭2010 」福武ハウス(香川 2010年)、「 The ESSENTIAL 」千葉市美術館(千葉 2002年)など。
岡本大河 | Taiga OKAMOTO
1994年 東京都生まれ。2018年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。 主な個展に「穴が咲いた!穴が咲いた!」新宿眼科画廊(東京 2015年)、主なグループ展に「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)、「The continent, 八木と、」小金井アートスポットシャトー(東京 2016年)、「OOQO」Space Wunderkammer(東京 2016年)がある。
荻野僚介 | Ryosuke OGINO
1970年 埼玉県生まれ。1993年 明治大学政治経済学部卒業。1998年 Bゼミスクーリングシステム修了。均質に塗られた色面による絵画を主に制作。主な個展に「(-ness)」Maki Fine Arts(東京 2018年)、「個点々」switch point(東京 2015年)、「cannot see clearly」gallery COEXIST TOKYO(東京 2014年)など。主なグループ展に、「MOTコレクション ただいま/はじめまして」東京都現代美術館(2019年)、「ペインティングの現在-4人の平面作品から-」川越市立美術館(埼玉 2015年)、「New Vision Saitama 4 静観するイメージ」埼玉県立近代美術館(2011年)など。
奥誠之 | Masayuki OKU
1992年 東京都生まれ。2014年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2018年 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。この頃は絵を描いている。声と絵の具、発声と筆致がイコールになるような表現を目指す。主な個展に主な個展に、「南洋のライ」art center ya-gins(群馬 2014年)、「ドゥーワップに悲しみをみる」ト タン(東京 2019年)など。
勝俣涼 | Ryo KATSUMATA
1990年生まれ。長野県出身。武蔵野美術大学大学院修士課程芸術文化政策コース修了。美術批評。 主な論考に「ジョン・バルデッサリの修辞学」(『引込線2015』、引込線実行委員会 2015年)、「わたし」と「ずらし」の力学──豊嶋康子論」(『ART CRITIQUE ウェブ版』2016年6月号、BLUE ART)、「美学的主題としての〈確かさ〉をめぐって──「リテラリズム」という争点」(『美史研ジャーナル』第14号、武蔵野美術大学造形 文化・美学美術史研究室 2018年)など。主な展評に、『美術手帖』での月評連載(2015年4月号~2016年3月号)、「〈わたし〉の腫れぼったい手──「わたしの穴 美術の穴」2019年企画」「蜘蛛と箒」(ウェブサイト、2019年)など。また、「ART WIKI」(ウェブ版『美術手帖』)の共同執筆に参加。
川村元紀 | Motonori KAWAMURA
1984年 静岡県生まれ。2008年 金沢美術工芸大学卒業。「弱さ」をテーマに、インスタレーション・絵画・ドロー イングなどを制作。近年の主な展覧会に、個展「プランクトン」CAS(大阪 2019年)、個展「A Doghouse on the Ground」芸宿(石川 2019年)、「オオカミの眼」Block House(東京 2017年)、「クロニクル、クロニクル!」 Creative Center OSAKA(大阪 2017年)、「引込線2017」旧所沢市第2学校給食センター(埼玉)など。
構想計画所 | Conceptual Architect
構想計画所は、前野智彦が所長を務める「複数で形成された単数の緩やかな纏まり」=活動体で、構成員はプロジェクトごとに複数の表現者で組織される。また、各プロジェクトとゆるやかに関連するレクチャーやシンポジウム等を並行して多数企画している。「人間は自らが棲まっているこの世界を無意識のうちに、人間にとっての意味や目的、あるいは自我や主体 といった整合性や一貫性を軸に理解しようとするが、世界は常に人間に無関心で無関係であるかのような出来事の続起に満ちている」このことを前提に出発する構想計画所は、整合性や一貫性に回収できない/されない世界、あるいは人間にとっての意味や目的、自我 や主体すら崩壊させてしまうような出来事を、無人島という人間のいない世界、あるいは島という自然の力動が生み出す不安定な大地の生成過程へと、人文学(人 文科学)的視点とともに独特の仕方で結びつけることで、人間がこの世界に棲まうことをさしあたり可能にしている「なにものか」を発見し、人間的な営みである芸術のフィールドから発信している。
小林耕二郎 | Kojiro KOBAYASHI
1975年生まれ。滋賀県出身。多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻家。個人及びアーティストユニット「構想計画所」や「row & row」として活動。そうかもしれないし、そうだったかもしれない、その話の続きをつくることに取り組んでいる。近年の主な展覧会に個展「動ブツたち」「動ブツたち動く」gallery COEXIST-TOKYO(東京 2017年)。グルー プ展に「Hi, WeChat 」Rongyi art museum(上海/中国 2019年)、「対馬アートファンタジア」半井桃水館(長 崎 2018年)、「オープンシアター2017」KAAT神奈川芸術劇場(2017年)。row & row としての活動「ヴァンダー カンマー」北海道立近代美術館(北海道 2020年)など。
小山友也 | Yuya KOYAMA
1989年 埼玉県生まれ。近年の個展に「DONUT PLANET」Art Center Ongoing(東京 2019年)、「交換や拾得ーSAKSAK vol.1 」blanclass(神奈川 2018年)、「COUNTERWEIGHT」Open Letter(東京 2017年)「Remaining Methods」 3331arts chiyoda(東京 2017年)。近年のグループ展に「Whenever Wherever Festival しきりべんと!vol.3」元映画館(東京 2020年)、「今の時代のニュードキュメンタリー」3331 arts chiyoda/Athénée Français(東京 2019年)などがある。2016年からOngoing Collectiveに所属。
阪中隆文 | Takafumi SAKANAKA
1989年 東京都生まれ。写真・映像・インスタレーションを制作する。暗渠、ビルの天井裏、床下、古墳、空き地など都市や建築の周縁的領域に着目し、遊びのような行為によってアプローチする。 近年の個展に「superplay」TokenartCenter(東京2019年)、「outdoor」map(群馬2019年)「Whenever Wherever Festival しきりべんと!vol.3」元映画館(東京 2020年)などがある。2016年からOngoing Collectiveに所属。
関真奈美 | Manami SEKI
1990年 東京都生まれ。2013年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。美術作家。言語とイメージ、物理空間と多次元に代理表象された空間を往来する手続きをふむ。近作ではプログラムやシステムを人間の言語レベルで応用したパフォーマンス作品などを制作、発表。主な展覧会・イベントに「(real)timeとstudy tables」space dike(東京 2017年)、《乗り物 #鑑賞》「引込線 2017」(埼玉 2017年)、「PJB」BankART1929(横浜 2017年)、「ビヨンド・マテリアライジング」多摩美術大学 アートテーク(東京 2018年)、「記録係 vol.羽島市勤労青少年ホームを記憶し記録する1日」羽島市勤労青少 年ホーム(岐阜 2019年)など。
高嶋晋一+中川周 | Shinichi TAKASHIMA + Shu NAKAGAWA
パフォーマンス作品などを手がけ執筆活動も行う美術作家の高嶋(1978年 東京都生まれ)と、博物資料やプロダクツの撮影に携わる写真家・映像作家の中川(1980年 高知県生まれ)によるユニット。2014年から共同で映像制作を開始し、それ自体は画面内に見えるものではないカメラの運動性を基軸とした作品を発表する。運動視差を利用した測量にも似た手法で、人間不在の世界を描く。個展に「視点と支点ー最短距離のロードムービー」MEDIA SHOP gallery (京都 2019年)。主なグループ展に「それぞれの山水」駒込倉庫(東京 2020年)、「IMG/3組のアーティストによる映像作品展」Sprout Curation(東京 2019年)など。
寺内曜子 | Yoko TERAUCHI
1954年 東京都生まれ。1981年St.Martins School of Art, Sculpture Advanced Course修了。美術家。 1979ー98の20年間ロンドンで作家活動。「私たちが普段何気なくしている、世界の理解の仕方」への疑問提示として、内/外、表/裏等の対立関係が、実は言葉の上だけの存在であることを具体的に証明する彫刻や人間の知識や見る事の限界を体験する状況としてのインスタレーション等を制作、発表している。 主な個展に、かんらん舎(東京 1991年、2017年他)、Victoria Miro(ロンドン 1993年他)、Chisenhale Gallery(ロンドン 1994年)、ギャラリーαM(東京 2001年)、慶應義塾大学アートセンター(東京 2017年)など。 主なグループ展に「The Sculpture Show」Hayward Gallery (ロンドン 1983年)、「空間体験」国立国際美術館(大阪 2000年)、「Schema-Sukima」Laure Genillard(ロンドン 2014年)など。
東間嶺 | Ray THOMA
1982年 東京都生まれ。2008年 多摩美術大学大学院絵画科専攻修了。美術家、非正規労働者。シャシン (Photo)とヒヒョー(Critic)とショーセツ(Novel)のmelting pot的な表現を探求中。〈引込線/放射線〉では展示の他、イベント、パフォーマンス撮影を担当した。 近年の展示に「吉川陽一郎+東間嶺+藤村克裕『路地ト人/路地二人々』」(東京 2019年)、「吉川陽一郎×東間嶺『WALK on The Edge of Sense』」Art Center Ongoing(東京 2018)、「Photobook as object / Photobook who cares---Tokyo Art Book Fair 2016」(東京 2016)。主なテキストに、「パーフェクト・パーフェ クト・パーフェクト・エブリデイ」、「死んでいないわたしは(が)今日も他人」(『Witchenkare vol.10、vol.7』)などがある。
戸田祥子 | Shoko TODA
1981年 東京都生まれ。2006年 東京藝術大学美術研究科修士課程修了。風景や気候などをモチーフに、個人的な感覚と共有のあいだで変形する世界を、映像や立体などの手法で展開している。 近年の個展に「分け目で、踊る」krautraum(東京 2016年)、「地理に、リズム」3331 Gallery (東京 2011年)など。近年の展覧会に、「食事を終えたら日付をめくり、カレンダーの裏にはいくつかの線を描こう」krautraum(東 京 2018年)、「瀬戸内国際芸術祭」(香川 2013及び2016年)、「引込線2015」「引込線2017」(埼玉 2015及び 2017年)など。hanage(青木真莉子+秋山幸+戸田祥子)として、音楽イベント「(hanage+Sabbatical Company)×sound」 引込線2017会場内(埼玉 2017年)、食べられるアーカイブイベント「追記」krautraum(東京 2016年)なども行う。
冨井大裕 | Motohiro TOMII
1973年 新潟県生まれ。1999年 武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。美術家。 既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として「彫刻」のあらたな可能性を模索する。Twitterにて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察する活動も行う。主な個展に、switch point(東京 2004~2013及び2020年)、Art Center Ongoing(東京 2009、2012、2014 及び2017年)、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku(東京 2013、2015及び2017年)など。その他展覧会、イベント多数。「壁ぎわ」「はしっこ」世話人。
中島水緒 | Mio NAKAJIMA
1979年 東京都生まれ。美術批評。和光大学人文学部芸術学科卒。 主なテキストに、「恋愛映画」は誰のためにあるのかー「(500)日のサマー」における「真実」と「言葉」(私 家版 2014年)、「鏡の国のモランディー1950年代以降の作品を「反転」の操作から読む」(『引込線2017』、 引込線実行委員会 2017年)など。自身のWebサイトにて、論考「沈黙の形態ー1940年代のジョルジョ・モランディ」(2015-16年)、「イタリア近現代美術年表」を公開。
二藤建人 | Kento NITO
1986年 埼玉県生まれ。自身が一枚の雑巾となり世界各地の街を拭き上げる「雑巾男」や、他者の重さを真下から両足で踏み締める装置「誰かの重さを踏みしめる」などを発表。主な展覧会に「高田冬彦×二藤建人『不可能な人』」TAV GALLERY(東京 2019年)、「ヘルニア」第1部《労働のエステティクス》gallery N 神田社宅(東京 2018年 )、第2部《自由な落下のために》gallery N(愛知 2018年)、「たゝ ゙吹き抜ける風」Art Center Ongoing(東京 2017年)、「自由の場所」京都精華大学(2017年)、「ニュー・ヴィジョン・サイタマV 迫り出す身体」埼玉県立近代美術館(2016年)、「あいちトリエンナーレ2016」東岡崎駅ビル(2016年)など。
野本直輝 | Naoki NOMOTO
1990年 埼玉県生まれ。2014年 東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 アーティスト/ blanClass ディレクター。映像やパフォーマンスなどの制作、アーティストとのイベント企画を行う。 主な発表に「そのままうごめく」あをば荘(東京 2014年)、「野本翔平 上映会」野本翔平選挙事務所(埼 玉 2015年)、「blanClass@引込線2017」引込線2017会場内(埼玉 2017年)など。 主な企画に「SakSak」 blanClass(神奈川 2018及び2019年)など。
橋場佑太郎 | Yutaro HASHIBA
1995年 神奈川県生まれ。千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。 主な企画に「小東京☆銀河 vol.8 品出し」大東京綜合卸売センター(東京 2015年)。 論文に「技能実践家としてのアーティスト白川昌生を求めて」(2017年)など。
橋本聡 | Satoshi HASHIMOTO
アナリスト、アナーキスト、アーティスト、アラブ、アブストラクト、アクト。 主な発表に「行けない、来てください」ARCUS(茨城 2010年)、「あなたのコンセプトを売ってください」(インド各地 2011年)、「独断と偏見:観客を分けます」国立新美術館(東京 2012年)、《偽名》「14の夕べ」東京国立近代美術館(2012年)、「国家、骰子、指示、」Daiwa Foundation(ロンドン 2014年)、「MOTアニュアル 2016 キセイノセイキ」東京都現代美術館(2016年)、《全てと》「LISTE」(バーゼル/スイス 2016年)、「Fw: 国外(日本ーマレーシア)」国際空港・飛行機・マレーシアなど(2016年)、「世界三大丸いもの:太陽、月、目」 青山|目黒(東京 2017年)、「夜ー時 = 闇」Hans & Fritz Contemporary(バルセロナ/スペイン 2018 年)、「Kyojitsu-Hiniku」イビラプエラ公園 日本館(サンパウロ/ブラジル 2018年)など。 他、An Art User Conference や基礎芸術においての活動もおこなっている。
藤井匡 | Tadasu FUJII
1970年 山口県生まれ。九州大学文学部卒業。1995年から宇部市役所学芸員として「現代日本彫刻展」ほかの展覧会を担当。後にフリーランスとして、各地での展覧会やアートプロジェクトに携わる。現在、東京造形大学准教授。 東京造形大学附属美術館での展覧会としては「ジャコモ・マンズー恋人たち」(2015年)、「成田克彦ー実験の続き」(2015年)、「大辻清司・高梨豊ー写真の「実験室」と「方法論」(2017年)などを担当。 近年の著書に『現代彫刻の方法』(美学出版 2014年)、『公共空間の美術』(阿部出版 2016年)、『語られる佐藤忠良』(共編著、アイノア 2017年)、『風景彫刻』(阿部出版 2018年)など。近年の論文に「ロダニズムという視覚:中原悌二郎の〈老人像〉について」(東京造形大学研究報20 2019年)など。
眞島竜男 | Tatsuo MAJIMA
アーティスト。主な展覧会・パフォーマンスに「今日の踊り」TARO NASU(東京 2018年)、「岡山芸術交流2016」岡山県天神山文化プラザ(2016年)、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭」京都市美術館(2015年)、「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」blanClass(神奈川 2019年)。主な著作・論考に、『20世紀末・日本の美術ーそれ ぞれの作家の視点から』(共著、アートダイバー 2015年)、「二つのコンテンポラリー」(『引込線2015』、引込線実行委員会 2015年)、「『日本画の転位』と『国内性』」、『「日本画」内と外のあいだで:シンポジウム〈転位する「日本画」〉記録集』、(ブリュッケ 2004年)。
松井勝正 | Katsumasa MATSUI
1971年生まれ。武蔵野美術大学、東京造形大学非常勤講師。芸術学の研究の他、アート・ユーザー・カンファレンスのメンバーとして展覧会などを開催。 主な論文に、「ロバート・スミッソンのエントロピーの美学」(『ART TRACE PRESS 05』2019年)、「風景の脱 生命化:《standstill》について」(『視点と視点 Venue Issues』2019年)、『西洋近代の都市と芸術7ニューヨー ク』(共著、竹林舎 2017年)、『現代アート10 講』(武蔵野美術大学出版局 2017年)など。 アート・ユーザー・カンファレンスの活動として「宮城でのアース・プロジェクト:Robert Smithson without Robert Smithson展」風ノ沢ミュージアム(2015年)など。
水谷一 | Hajime MIZUTANI
描く、その方法に焦点を当て、過不足ない表現と伝達を問う事を出発点に、ドローイング制作を中心に活動するアーティスト。高速道路を思わせる鳥瞰的な風景画で2000年代始め、キリンアートアワード等のコンペティションにて発表を重ね、東京(京橋)のINAX ギャラリー2での個展『磁力の線画』展(2003年)を経た2004年、 国際芸術センター青森において天候や場の状況との共鳴に焦点を当てたインスタレーション作品『襞(ひだ)』 を示す。それ以降、国内外の様々なアーティスト・イン・レジデンスに参加し、表現の必然について直感を促す作品を試みる。
宮川知宙 | Tomohiro MIYAKAWA
1993年 千葉県生まれ。2019年 多摩美術大学大学院博士前期課程彫刻専攻修了。映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの制作/発表/記録を通して美術に関わる。主な展覧会に「to install anti-monument(寺田衣里 + 宮川知宙)」Art Center Ongoing(東京 2018年)などがある。
村田峰紀 | Mineki MURATA
1979年 群馬県生まれ。前橋市在住。2005年 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。原始的身体所作で強いインパクトを与えるドローイングパフォーマンスや、その結果として産み出されるドローイングやインスタレーション、等を発表している。2016年よりOngoing Collective在籍。2017年より身体の人たち在籍。「2019 LIVE International Performance Art Biennale in Vancouver 」(カナダ 2019年)、「vision inside」 rin art association(群馬 2018年)、「 + 」ギャラリーハシモト(東京 2017年)、「現代ドローイング国際芸術祭『TWO STICKS』」ヴロツワフ建築博物館(ブロツワフ/ポーランド 2016年)、「間人」(村田峰紀+首くくり栲象+山川冬樹)、前橋市芸術文化れんが蔵(群馬 2016年)など。
森大志郎 | Daishiro MORI
1971年生まれ。美術展や映画祭カタログ等のエディトリアル・デザインを主に手がける。主な仕事は、東京都現代美術館MOTコレクション展覧会シリーズ『MOTアニュアル2011』(東京都現代美術館)、東京国立近代 美術館ギャラリー4展覧会シリーズ『ぬぐ絵画』、『ヴィデオを待ちながら』(東京国立近代美術館)、『瀧口修造 とマルセル・デュシャン』(千葉市美術館)『、Grand Openings, Return of the Blogs』(ニューヨーク近代美術館)、『パウル・クレー おわらないアトリエ』(京都国立近代美術館)、『清方ノスタルジア』(サントリー美術館)、『蔡国強』(広島市現代美術館)、『「出版物=印刷された問題(printedmatter)」:ロバート・スミッソンの眺望』(上崎千との共作『アイデア』320、誠文堂新光社)など。(AO)
森田浩彰 | Hiroaki MORITA
1973年 福井県生まれ。1998年 Bゼミスクール修了。2002年 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジMAファインアート修了。生活の中で当たり前に存在しているが特に意識されない物事に注意を向け、それらの中に折り重なっているコンテクストや関係性を可視化させる作品を制作している。近年の主な展覧会に「Triple Point of Matter」Fondation Fiminco(パリ 2017年)、「Something to Something else」青山|目黒(東京 2016年)、「Mono no aware: The Beauty of Things」エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク/ロシア 2013年)など。
[引込線2019実行委員会 規約]
2019年4月の「大会議における大枠案」の投票結果全てを受諾し、( 事業団体名 )「引込線2019実行委員会」に参加するものを実行委員(企画運営者)とする。個々の実行委員の責任により招聘された二次的参加者が本人の意思により、 実行委員になるか一参加者になるかを選ぶものとする。 実行委員は、引込線2019実行委員会の解散まで随時議案の提出ができる。また、あらゆる決定内容の投票権を持つ。 最低10口のドネーション義務を持つ。原則、会議の積極的参加が求められる。
招聘参加者/グループ
青木真莉子 | Marico AOKI (第19北斗ビル「人生ゲーム・祭・オフィスざんまい」、旧市立所沢幼稚 園「出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~」)
1985年埼玉県生まれ。2012年東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修了。主な個展に、「かみの上のあした」Art Center Ongoing(東京 2020 年)、「シラナイアミブ」眺望ギャラリーテラス計画(北 海道 2019年)など。主なグループ展に「NEW VISION SAITAMA 5ー迫り出す身体ー」埼玉県立近代美 術館(2016年)など。
池野絢子 | Ayako IKENO (書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術史家。専門はイタリアの近現代美術。1981年 東京都生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士後期課 程修了、博士(人間・環境学)。青山学院大学准教授。単著に『アルテ・ポーヴェラー戦後イタリアにおける 芸術・生・政治』(慶應義塾大学出版会、2016年)、共著に中村靖子編『非在の場を拓くー文学が紡ぐ科学 の歴史』(春風社、2019年)、分担執筆に岡田温司編『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず書房、2011年) など。
石井友人 | Tomohito ISHII (サテライト「距離と伝達」gallery N)
1981年 東京都生まれ。2006年 武蔵野美術大学大学院修了。既存のイメージをソースとして絵画化し、情報の受容装置としての視覚を問題化した作品を発表している。主な個展に「享楽平面」CAPSULE(東京 2019年)、「『複合回路』認識の境界」Gallery αM(東京 2011年)。主なグループ展に「グレーター台北ビエンナーレ」 NTUA(台湾 2016年)、「わたしの穴 美術の穴」Space 23°C(東京 2015年)など。
伊藤誠 | Makoto ITO (サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ)
1955年 愛知県生まれ。1983年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。1993年 ACC 助成金によりTriangle Artists' Workshop(ニューヨーク)に参加。1996年 文化庁派遣芸術家在外研修員としてアイルランドに滞在。現在、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科教授。引込線の前身「所沢ビエンナーレ・プレ美術展 」(2008年)発起人の一人。1980年代以降 、双ギャラリー(東京)、ガレリア・フィナルテ(愛知)等で個展多数。グループ展に「現代美術の 最前線」画廊パレルゴン(東京 1982年)、「視ることのアレゴリー1995:絵画・彫刻の現在」セゾン美術館(東 京 1995年)、「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)など。
市川明子 | Akiko ICHIKAWA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
1991年 愛知県生まれ。夢の中や、かつて現実に起こった出来事を、ドローイング、テキスト、立体、インスタレー ションで再現する。現実にあらわれたイメージと対面し、経験を反芻する作品を制作している。主な展示に「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」武蔵野美術大学FAL/朝鮮大学校美術棟(東京 2015年)、「第6 回都美セレクショングループ展ー境界を跨ぐと、」東京都美術館(2017年)などがある。
井上森人 | Morito INOUE (旧市立所沢幼稚園「放課後」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」(そんたくズ名義で参加)HIGURE17-15cas)
1993年 横浜生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。映像作家、脚本家。2017年、18年 全国自主怪獣映画選手権東京総合大会にて大会初の2連覇。2019年 日テレ系単発バラエティー『映像ビックリエイター ~ロバート秋山の動画新時代~』に話題の若手怪獣映画監督として出演。主な監督作品に『無明長夜の首無しの怪獣』(2018年)、『県立武蔵野魔法高校にんきもの部ドラゴン狩り物語』(2019年)など。お笑いコンビ『そんたくズ』としても活動。
内田百合香 | Yurika UCHIDA (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17- 15cas)
画家。1990年生まれ。中国と日本のクォーター。主に透明水彩・油彩で自分のルーツや信仰心をテーマに絵 を描く。2013年に船戸厚志と「春のカド」を立ち上げ定期的に展覧会を企画。2018年から船戸厚志、村松佑 樹、綱田康平とgallery TOWEDを立ち上げ、運営を行う。
江幡京子 | Kyoko EBATA (サテライト「Anxiety Plus」House of Ebata)
アーティスト。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。古民家をプロジェクトスペースに制作やキュレーショ ンを行いつつ「あいちトリエンナーレ2010 現代美術展企画コンペ」等、国内外で発表している。個人的なテー マから社会問題まで生活者の目線から時代を表現する。本年はムンバイで行われたフェローシップや「ヴォルカナ・ブレインストーム 横浜トリエンナーレ2020」に参加予定。東ティモールの写真家向けワークショップを開催予定。
遠藤純一郎 | Junichiro ENDO (旧市立所沢幼稚園「放課後」)
1994年生まれ。2018年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。 2018年に性にまつわるエンタメコンテンツを作る「白いチューリップ」を立ち上げ、現在は主に作曲を担当。「わたしはクローゼットですが、それもまたいいことです。展」MAD City Galler(y 千葉 2018年)を企画。
大久保怜央 | Reo OKUBO (旧市立所沢幼稚園「575」、サテライト「ぢりの市」theca)
2001年 東京生まれ。「ぢりの市」にはSEDAMA名義で参加。
大塚美保子 | Mihoko OTSUKA (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
立教大学文学部史学科卒業。特定非営利活動法人映画美学校、音楽美学講座クリティック&ヒストリーコース初等科/高等科受講。音楽批評誌「TOHUBOHU」を発行(編集担当)。 現在は、20キロ購入した強力粉を消費すべくパンづくりの日々。
尾﨑藍 | Ai OZAKI (サテライト「ぢりの市」theca)
人間について考えている。
おさないひかり | Hikari OSANAI (サテライト「ぢりの市」theca)
本や土器作っている。
オヤマアツキ | Atsuki OYAMA (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
年 神奈川県生まれ。2020年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻入学。主な展示、 活動に「新TAU彫刻学科ギャラリー」多摩美術大学(東京 2018年)、「東京インディペンデント2019」、「スチューデントアートマラソンvol.15」blanClass(神奈川 2019年)などがある。
小山維子 | Yukiko OYAMA (旧市立所沢幼稚園「いつもしていることをここでもする・外で絵を描く」、 サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
1993年 宮城県生まれ。画家。線を 引く、絵具を置くといった絵画の基本的所作によって矩型構造や単一の表面を確かめつつ、一度限りで生じ る要素の関係や空間を探求。最近は交通機関の移動中にのみ描くデジタルドローイングや、写真をモチーフにした絵画も制作している。主な個展に「キッチン/カウンター GalleryTURNAROUND(宮城 2020年)、「トオク」ひかりのうま(東京 2019年)。現在、相模原のスタジオで制作。
カトウタイガ | Taiga KATO (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、 絶望、展望、希望について」)
1998年生まれ。2018年 多摩美術大学入学。主な展覧会に、2人展「You can't do anything but pray. ーあなたは祈ることしかできないー」ギャラリィK (東京 2020年)などがある。
鹿野震一郎 | Shinichiro KANO (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外をめぐって』」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
画家。1982年 東京都生まれ。2007年 名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業。近年の個展「4 days for a flash」「5 days for a flash (year-end)」Satoko Oe Contemporary(東京 2018年)、「Jump Over the Flagpole」switch point(東京 2018年)。主なグループ展「不可視なものの重ね描き(パランプセスト)ポーカーフェイス / 3 / アフターイメージ」 アートラボあいち (愛知 2018年) 、「絵画の在りか」東京オペラシティアートギャラリー(2014年)、「Mono No Aware: Beauty of Things」エルミタージュ美術館(ロシア 2013年)、「VOCA 展2013」上野の森美術館(東京)など。
鐘ヶ江歓一 | Kanichi KANEGAE (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1992年生まれ。2017年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油画専攻卒業。2018年 NPO法人アーツイニシアティブトウキョウ(AIT)、文化庁主催のアーティストプラクティス2017修了。最近の発表「ダンスフィルム上 映会《どこかで生まれて、どこかで暮らす》」森下スタジオ(東京 2019年)、「作品を《飾る》#2-Video Edition Box-」Art Center Ongoing(東京 2019年)がある。
上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフに よるイベント」、サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』はしっこ)
1996年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース2年在籍中。主な個展に「以前から の重複」mime(東京 2018年)。グループ展に「でんちゅうストラットー星をとるー」小平市平櫛田中彫刻 美術館 (東京 2019年)、「DorooinguDorouwingu」Art Center Ongoing (東京 2019年)『、群馬青年ビエンナーレ』群馬県立近代美術館 (2018年)、「Ongoing Fes 2018」Art Center Ongoing (東京)、「アタミアートウィーク」 熱海市各所 (静岡 2018年)などがある。「平成30年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展」優秀賞。
岐阜東寺 | Tohji GIFU (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
岐阜県生まれ。愛知県立旭丘高等学校美術課程を経て、演劇部を前身とする劇団 P.S.Brown を旗揚。多摩 美術大学美術学部絵画学科油画専攻に入学のち、「六大学総合写真展」ソニーイメージングギャラリー (東京 2017年)、「PBL成果発表展」多摩美術大学アートテーク、紀尾井フォーラム (東京 2018年)、「五美大展」国 立新美術館 (東京 2019年)、平成30年度多摩美術大学卒業制作展参加。
グッドムービークラブ | GOOD MOVIE CLUB (サテライト「ぢりの市」theca)
映画好きの5人チーム。三鷹市「Cafe Hammock」を拠点にカフェやギャラリーでの映画上映会やラジオ配信 など、映画を色々な形で楽しむ活動をしている。「明日観る映画を決めるくじ」、映画モチーフのオリジナルグッズ、zineなど販売中。
國冨太陽 | Taiyo KUNITOMI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校第4期卒業。武蔵野美術大学美術学科彫刻学部2年(※参加当時。) 2020 年5月現在、退学。
黒坂祐 | Yu KUROSAKA (サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ、「引込線/ 放射線 : Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
1991年 千葉県生まれ。2019年 東京芸術大学美術研究科油画専攻第三研究室修了。四谷未確認スタジオ 運営。株式会社バスユニット取締役。主な個展に「いくつかのリズム、不活性な場所」四谷未確認スタジオ(東京 2020年)、「ひとつのところにいる」space dike(東京 2016年)、主なグループ展に「絵画・運動(ラフ次元)」 四谷未確認スタジオ(東京 2018年)など。2019年シェル美術賞グランプリ受賞。
芸術幼稚園 | GEIJUTSUYOUCHIEN (サテライト「ぢりの市」theca)
中高生とアートをつなぐWSを開催。
小池俊起 | Toshiki KOIKE (第19北斗ビル「トーク『メディアの再発明?』」)
グラフィックデザイナー。1989年生まれ。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。最近の仕事に、羽鳥嘉郎編著『集まると使えるー80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』(ころから 2018年)、『池内晶子| Akiko Ikeuchi』(gallery21yo-j 2017年)など。「サハ」メンバー。
口琴生活者らるふ | RALPH (旧市立所沢幼稚園「《振動する空間》-とある口琴生活者の奇妙な1日」)
2001年頃、口琴と出会う。2003年~2004年 元村八分の渡辺作郎氏主催の音楽集団「山脈ズ」に口琴担当 として参加。 2008年「第1回国際口琴フェスティバルin東京『月』」出演。人真似でない、自分にしか出来な い口琴表現を追求することが、しいては江戸時代の幕府禁制によって一度は消えてしまった日本の口琴文化の再興につながるのではないかと考えている。
国立奥多摩美術館 | The National Museum of Art, Okutama (旧市立所沢幼稚園 「コレクティヴ・カンファレンス」)
2012年 東京都青梅市に発足。館長は佐塚真啓。「『国立奥多摩美術館』は、美術にとって無視できない作品制作と作品発表についての1つのモデルケースを作りたいと思っています。作る人・見る人が互いに影響しあい未来を変えていけるという可能性。今この世界を一緒に生きているという奇跡。この世界が隠し持つ、まだ見ぬ得体のしれない無数の可能性を、作り手と観客が直接出会う事で互いに模索していけるような事をしたいと思っています。」
小平グローバルイメージ | Kodaira Global Image (サテライト「ぢりの市」theca)
「キングヌーと同じ大学を出ていてしかも身長がキングヌーよりも大きくて石も食べれる小見拓と、カメラを持って午前2時、特撮大好き箒星こと井上森人と、箒星を探して闇に落ちた手の震えてるアートディレクターこと田 中義樹で結成されたクリエイティブ集団でいつでも仕事を募集してます。呼ばれたら2分後に行きます。メンバーのうち2人が行きます。」
小平スタジオエリア | Kodaira Studio Area (サテライト「スイングバイ」小平スタジオエリア)
東京都小平市に1990年代後半ごろから存在するスタジオ群。アーティストのみに留まらず、内装、家具、金属 工芸、塗装業などの作家や職人など多様な作り手が出入りする。過去にオープンスタジオを6回開催。「スイ ングバイ」参加メンバーは、[広沢仁、木村真由美、寺田佳央、花澤武夫、木下令子、渡辺泰子、木村桃子、神 祥子、杉浦藍、對木裕里、早川祐太、藤浪美世、堀口泰代、森洋樹、ミルク倉庫+ココナッツ、山岸武文]
小西航生 | Koki KONISHI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現 状、絶望、展望、希望について」)
1995年 愛知県生まれ。2020年現在、武蔵野美術大学大学院修士課程油絵コース1年在籍。主な展覧会に、「ガーデンマツイ205」(東京 2019年)などがある。
このよのはる | KONOYONOHARU (サテライト「ぢりの市」theca) 2015年結成うたっておどれる似顔絵男女ユニット。おもに渋谷の路上にて似顔絵を描き、歌を歌い生活をしている。「その場に住み着く妖怪になるのが多分得意。見えないものは信じないタイプ。空間がだいすき!車で旅をしながら全国各地のアートイベントやフェスに参加し、ハッピーな歌と似顔絵を届ける!」
小林耕平 | Kohei KOBAYASHI (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1974年生まれ、埼玉県在住。主な展示に「 MOMATコレクション展示《東・海・道・中・膝・栗・毛 》」東京国立近代美術館 (2019年)、個展「あくび・指南」山本現代( 東京 2018年)、「小林耕平 × 高橋耕平 切断してみる。 ー二人の耕平」豊田市美術館 (愛知 2017年)、「瀬戸内国際芸術祭2016」伊吹島(香川県)、「あいちトリエ ンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ」豊橋会場 (愛知)など。
小林晴夫 | Haruo KOBAYASHI (旧市立所沢幼稚園「トーク『おしゃべり 小山友也x小林晴夫』」)
1968年 神奈川県生まれ。blanClassディレクター、アーティスト。2009年 blanClassを創立、芸術を発信 する場として活動をはじめる。作家として、個展「Planning of Dance」ギャラリー手(東京 2000年)、「雪 – snow」ガレリエsol( 東京 2001年)やパフォーマンスなど。執筆として『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史(編: BankART1929発行 2005年)、「原口典之 社会と物質」(寄稿:芸術批評誌REARno.22 2009年)など。
近藤南 | Minami KONDO (サテライト「ぢりの市」theca)
酒井直之|Naoyuki SAKAI (旧市立所沢幼稚園「仮設サークル」) 1991年生まれ。ダンサー、振付家。東京藝術大学大学院に在籍し、舞踏(Butoh)の研究を軸としたパフォーマンスを制作している。2012年から2019年までコンテンポラリーダンスカンパニー <Co. 山田うん > にダンサー として参加し、国内外の公演に多数出演。イタリア発のパーキンソン病と共に生きる人々を主な対象としたダ ンス活動「Dance Well」の研修を修了。2020年よりダンスウェル講師。
坂本悠 | Yu SAKAMOTO (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
2011年 東京造形大学インダストリアルデザイン専攻卒業。在学中からCSLABの活動に参加し、卒業後管理 職員として様々なイベントを企画。主にオーディオやレクチャー/ワークショップ形式の作品を制作。近作とし て「Post-Pop?」、「Get image of others(」共作・小山友也)がある。
沢山遼 | Ryo SAWAYAMA (書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術批評。1982年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。武蔵野美術大学、東京都立 大学等非常勤講師。主な論考に「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」(『ゴードン・マッタ =クラーク展』東京国立近代美術館、2018年)、「ウォーホルと時間」(『NACT Review 国立新美術館研究紀要』 第4号、2018年)、「ニューマンのパラドクス」(田中正之編『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実(西洋近 代の都市と芸術7)』竹林舎、2017年)など。
じゃぽにか | JAPONICA (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2002年に新宿で誕生した集合痴のアート集団。新宿美術学院油絵科で知り合ったアルシン、ダイスケ、サー君、 ゴロー、杉様、ともちゃん等によって結成される。2013年に初個展「じゃぽにかぱみゅぱみゅのじゃぽにかぱみゅ ぱみゅーじあむ」Art Center Ongoing(東京)を開催。多様なメディウムを駆使する図画工作おじさん。「炎上アート」を標榜して2014年、第17回岡本太郎現代芸術賞特別賞を授賞。炎上を批評的にあつかい、ネット上を舞台に悪ふざけやパロディそして軽薄なシミュラークルを撒き散らし、さまざまなアートの動向に勝手に絡んでいる。
ジャーマン スープレックス エアライン | German Suplex Airlines (旧市立所沢幼稚園「コ レクティヴ・カンファレンス」)
作家6人によるグループ。独自の表現をどのようにして社会へ浸透させるかを考え、様々な分野のプロフェッショナルと協同しながら、プロジェクトとして実行することを活動の柱にしている。アート界からは直に結びつきにくいビジネス社会へ積極的に入り込み、社会へ浸透する中で得られた資本によって、航空会社を持つことが物理的な目標。アートという思考。それだけでどれだけの物を得られるかを貪欲に追求している。
神祥子 | Sachiko JIN(サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas、「スイ ングバイ」小平スタジオエリア)
1988年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。絵を描くこととその周辺を通して、イメージを見ることと描かれたものと生きることについて考えている。個展に「まばたき / あらわれ」東京ワンダーサイト本郷|TOKAS (2017年)など。
関園子・関智文 | Sonoko SEKI・Tomobumi SEKI (サテライト「ぢりの市」theca)
母や家族について、人との距離感などについて考える姉弟のコラボユニット。
関貴尚 | Takanao SEKI(書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術史。1990年茨城県生まれ。専門は戦後アメリカ美術。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。 主な論文に「エントロピーと死の欲動ーロバート・スミッソンの《スパイラル・ジェッティ》」(『美史研ジャーナル』、第13号、武蔵野美術大学造形文化・美学美術史研究室、2016年)など。
関優花 | Yuka SEKI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、 展望、希望について」)
1997年 ミシガン州生まれ。 2016年 美学校現代美術講座「外道ノススメ」修了。2019年 筑波大学芸術専門 学群特別カリキュラム版画コース卒業。現在、横浜国立大学都市イノベーション学府に在学中。日常生活で 反復して行われる行為や動作をモチーフに、自身の体を用いてパフォーマンス作品を制作している。主な展覧会に「にんげんレストラン」歌舞伎町ブックセンター (東京 2018年)、個展「うまく話せなくなる」ナオナカムラ (東京 2018年)。
そんたくズ | SON-TAK'z (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
田中寿司ロボットとペットロスター井上のお笑いコンビ。第23回岡本太郎現代芸術賞に史上初、コントを出品して入選を果たす。『そんたくズ岡本太郎美術館記念コントライブ 死ぬのはお前だ!アジア初の逆デュシャン展』(2020年)など。
大福書林 | Daifuku Shorin (サテライト「ぢりの市」theca)
「ちいさな出版社です。ささやかで知られざる、庶民の芸術を本の形で紹介しています。」
高山勇吹 | Ibuki TAKAYAMA (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
1998年 滋賀県生まれ。2020年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻入学。主な展示・活動に、2019年「ジェンダーに関する観察と記録」黄金町高架下スタジオSite-A (神奈川)、「東京インディペン デント2019」東京芸術大学陳列館、「ステューデントアートマラソン vol.15」blanClass(神奈川)などがある。
瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベ ント」、「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について」)
1996年 福島県生まれ。2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。主な展覧会「大失恋展」武蔵野美 術大学7号館 (東京 2015年)、「小平アートサイト」鷹の台公園 (東京 2015年)、「銀座夏祭り」STAND GINZA /80 (東京 2018年)、「マイブーム展」ギャラリー pizza-3 (東京 2018年)、「瀧内彩里展」武蔵野美術大学12 号館地下展示室 (東京 2018年)、「これからを再演する」武蔵野美術大学4号館211 (2019年)などがある。
辰野登恵子 | Toeko TATSUNO (第19北斗ビル「Permanent Collection」)
1950年 長野県生まれ。1974年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1996年 第46回芸術選奨 文部大臣新人賞受賞。2004年 多摩美術大学教授。2014年 逝去(64歳没)。 主な展覧会に、「辰野登恵子個展」村松画廊 (東京 1973年)、「現代美術への視点 メタファーとシンボル」東京国立近代美術館 ( 1984年 ) / 国立国際美術館 (大阪 1985年 ) 、「 辰野登恵子 1986 — 1995 」 東京国立近代美術館 1995)、「辰野登恵子展 抽象―明日への問いかけ」資生堂ギャラリー (東京 2011年)、「辰野登恵子 オン・ペーパーズ」埼玉県立近代美術館 (2019年)/名古屋市美術館 (愛知 2020年)。その他、国内外への出品、美術館への収蔵作品多数。日本現代絵画に多大な影響を与えた画家のひとり。
立川清志楼 | Kiyoshiro TATEKAWA (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1967年生まれ。2019年キャノン写真新世紀佳作。個展に「檻」ギャラリーQ (東京 2013年)、「檻II」The White (東京 2014年)、「檻III」The White (2015年)。グループ展に「写真の地層展vol.18・19」世田谷美術館 (東 京 2017年/2018年)。グループ映像展に「Experience in Material Film collection 1」シアターイメージフォーラム (東京 2019年)、「material zone=物質地帯」横浜美術館レクチャーホール (神奈川 2020年)がある。
田中義樹 | Yoshiki TANAKA (旧市立所沢幼稚園「放課後」、サテライト「トーク『内⇄外、それ ぞれの活動から』」はしっこ、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」(そんたくズ名義で参加)HIGURE17-15cas)
1995年 三重県生まれ。幼少期より彫刻家を志し現在は立派な彫刻家。個展を多数開催。引込線の関係者からも一目置かれている。「親子で楽しめるエセアングラ」をテーマに結成された「ミーアキャットボーイズ」主宰。 新型コロナウイルスに負けない元気さでみんなから好かれている。第21回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞。岡本太郎現代芸術賞2年連続入選。そんたくズとしても活動。尊敬するアーティストは、のん。
津賀恵 | Megumi TSUGA (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1992年生まれ。2018年 多摩美術大学大学院彫刻学科修了。 2019年の活動として、MELLOW(都内で開講される女性にまつわる講義をまとめたウェブサイト)の開設、「female artists meetingのための展覧会」Art Center Ongoing (東京)、CSLAB×MELLOW ジェンダーに関する観察と実践ゼミ」東京造形大学 CSLAB (東 京)など。神奈川在住アートファン、female artists meetingメンバー、google map ローカルガイドレベル2。
土屋貴哉 | Takayoshi TSUCHIYA (サテライト「距離と伝達」gallery N)
東京都出身。90年代末より、日常を支える環境化した環境物、環境システムへの極めてシンプルな介入により、知覚に揺さぶりをかける作品を発表。映像、写真、平面、立体、インスタレーション、ネットアートなど多メディアで展開。主な展示「1974年に生まれて」群馬県立近代美術館 (2014)、国際展「FILESP 2014」FIESP (サ ンパウロ/ブラジル 2014年)、個展「Expanded Cloud」switch point(東京 2019年)他。
なえぼのアートスタジオ | naebono art studio (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレ ンス」)
札幌を活動拠点とするアーティストが中心となって運営、管理を行っている。元缶詰工場で2フロア約270坪の古い倉庫を自分たちで改装し2017年7月にスタート。10組以上のアーティスト制作スタジオ群をはじめ、日本で最も古くから続いているアーティスト・イン・レジデンスや企画ギャラリーのビューイングルームなども入居している。また、約30坪のフリースペースを併設し、企画展示、ゲストスタジオ、ライブパフォーマンスなど、多彩な活動をサポートする。
中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
1998年 東京都生まれ。2019年 東京造形大学入学。2020年 東京藝術大学先端芸術表現科入学。
中尾拓哉 | Takuya NAKAO (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外を めぐって』」、書籍『政治の展覧会 : 世界大戦と前衛芸術』)
美術評論家。1981年東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。多 摩美術大学非常勤講師、立教大学兼任講師。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017)。監訳 書にマシュー・アフロン『デュシャン 人と作品』(フィラデルフィア美術館、2018)。編著書に『スポーツ/アート』(森話社、2020)。主な論考に「50年あるいは100年後の鑑賞者ー日本・マルセル・デュシャン論再考」(『美術手帖』2019年2月号)など。
中村大地 | Daichi NAKAMURA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
作家・演出家。1991年 東京都生まれ。大学入学に合わせ仙台市に移住、8年を過ごす。現在は東京都府中 市に在住。自身が主宰し演出を担う屋根裏ハイツでは、人が生き抜くために必要な「役立つ演劇」を志向す る。近作《ここは出口ではない》で第2回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール2019」で優秀演出家賞一席となる。
長沼宏昌 | Hiromasa NAGANUMA (旧市立所沢幼稚園「Mobile Library/栗鼠文庫」)
写真家。若手作家などの展覧会企画も手掛ける。小学生の頃から写真撮影現像などを始め、版画のコレクションを契機に現代アートに興味を持つようになった。概念芸術の松澤宥氏のパフォーマンスやプサイの部屋の写真を撮っていたのをきっかけに、松澤宥アーカイブの手伝いを始める。松澤宥氏の展覧会をきっかけに小倉正史氏の現代アート塾に参加する。
はこちゃん | hakochan (サテライト「ぢりの市」theca)
石拾いなどをしている。
原葉太 | Yota HARA (旧市立所沢幼稚園「575」、サテライト「ぢりの市」theca)
2001年 東京都生まれ。消しゴム版画、絵本、絵画などを制作。2020年3月に OUTBOUND 小林和人とBOOTLEG 尾原史和の共同キュレーションによる初個展「きみのはなし」BOOTLEG gallery(東京)が開催された。
東野哲史 | Tetsushi HIGASHINO (第19北斗ビル「人生ゲーム・祭・オフィスざんまい」、旧市立 所沢幼稚園「出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~」)
1976年 滋賀県生まれ。1999年 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。 主な個展に「a頭かな柔さはら」Art Center Ongoing (東京 2019年)、「C-C-D」Edmund Felson Gallery (ベルリン/ドイツ 2017年)など。主なグループ展に「プラハ・カドリエンナーレ2019」Výstaviště Praha Holešovice (プラハ/チェコ 2019年)など。
引田沙絵 | Sae HIKITA (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベント」、 サテライト「ぢりの市」theca)
2017年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学。現在、同校在籍中
船戸厚志 | Atsushi FUNATO (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17- 15cas)
美術作家。1988年生まれ、群馬県出身。2013年より展示企画「春のカド」を内田百合香とともに設立、運営。 2018年より東京都墨田区にて galleryTOWED を設立、内田百合香、村松佑樹とともに運営。
孫田絵菜 | Ena MAGOTA (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外をめ ぐって』」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
画家。1974年 東京生まれ。1996年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。1988年Bゼミスクーリン グシステム修了。主な展示に個展「asymmetric square」SYP artspace (東京 2017年)、グループ展「テキーラオールスターズ」ギャラリーカフェニモード (東京 2011年)、「A Part Ment」sh site (ニューヨーク 2008年)、「OPENING EXHIBITIONS」遊戯室 (茨城 2007年)など。
ミルク倉庫+ココナッツ | mirukusouko + The Coconuts (旧市立所沢幼稚園「コレクティ ヴ・カンファレンス」)
2009年結成のミルク倉庫に2015年よりアーティストユニットのココナッツが加わり、現在は7名でミルク倉庫 + ココナッツとして活 動 。メンバーそれぞれが建築系技術をはじめとして、電設技術、音楽、エディトリアルデザインなどの専門的な技能を有し、自ら共同のアトリエや展示・イベントスペース/住居として「milkyeast」( 2 0 1 1 - 1 6 年 )の改修や改装をおこない運用。ものに備わる潜在的な機能の 発見や道具と身体の連関から着想し制作をおこなう作品を特徴とし、展示やイベントなどの企画もおこなう。
村岡佳奈 | Kana MURAOKA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
年 宮城県仙台市生まれ。大学時から演劇部に所属し、部内外問わず精力的に活動。大学卒業後、1年フリーランスでの活動を経て屋根裏ハイツに所属。劇団本公演全てに出演している。2017年東京に上京し、 劇団公演を中心に俳優活動を続けている。 主な出演作は、時間堂《衝突と分裂、あるいは融合》仙台公演、丸福ボンバーズ《バカの王様~The KING of BAKA ~》、青年団リンク RoMT《十二夜》など。
村松珠季 | Tamaki MURAMATSU (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美 術教育の現状、絶望、展望、希望について」、サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ)
1998年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科に入学後、3年次に彫刻学科へ転科し2020年卒業。同 大学大学院修士課程に在籍中。主な個展に「options」小平アートスポットシャトー2F (東京 2019年)。主な グループ展に「令和元年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」武蔵野美術大学 (東京 2020年)、「Art Fair Ongoing」Art Center Ongoing (東京 2019年)、「コネクト× 翻訳」武蔵野美術大学 (2019年)。
メランカオリ | MELAN KAORI (サテライト「ぢりの市」theca)
1991年生まれ。神奈川県出身。現在、茨城県で古文プロ講師や地球儀加工員をしながら「土星プロレス」や「霊合カラオケ」と称した独自の占いをしている。
もじからだ | MOJIKARADA (サテライト「ぢりの市」theca)
岩上涼花と遠藤七海のユニット。「意味内容を伝えるという文字本来の役割をお休みしてもらい、文字と遊ぶ シリーズを「文字を化かす」と名付けて制作を行っています。」(岩上)、「日常のすべてにときめきを感じて生きています。地上30階から地下3階まで、色んな踊りを踊ります。」(遠藤)
八木温生 | Haruo YAGI (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベント」)
現 在 、 武 蔵 野 美 術 大 学 彫 刻 学 科 4 年 在 籍 中 。 グループ展に「 アートサイト 」都立武蔵国分寺公園内( 東京 2017年)、「学内展示」武蔵野美術大学(東京 2018年)、「コネクト」武蔵野美術大学内課外センター(2019年) などがある。
山口時世 | Tokiyo YAMAGUCHI (旧市立所沢幼稚園「いつもしていることをここでもする・ 外で絵を描く」、サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock、「引込線/放射線:Satellite Final, or...」 HIGURE17-15cas)
1992年 埼玉県生まれ。「デタラメに描いた絵が偶然良い絵になることがあります。その 幸運を引きつけるような方法を考えながら絵を描きます。」主な展示に「まぬけのリズム」納戸/gallery DEN5 (東京 2018年)「不思議な午後」CORNER PRINTING KG (東京 2020年)など。
山本聡志[GAGDA] | Satoshi YAMAMOTO[GAGDA] (サテライト「ぢりの市」theca)
大阪生まれ。1998年、虫垂炎(盲腸)を発症し緊急手術。2016年 東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業 (3回留年)。現在は仕事でシステム開発をする傍ら、印刷物やWebデザイン、遅刻理由の録音など行っている。
山領直人 | Naoto YAMARYO (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
1988年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。1987年~現在まで明星学園高等学校美術科専任教諭。1990年にアメリカ合衆国マサチューセッツ州、ニューヨーク州にて個展及び研修。1996年に ミクロネシア連邦共和国 Phonpei State Ohwa Christian High Schoolでの1年間の美術教育研修。2003 年~2015年に聖学院大学人間福祉学部児童学科非常勤講師を務める。
吉川開 | Kai YOSHIKAWA (旧市立所沢幼稚園「古代火起こし先生とコーヒーを飲む」、サテライト 「オープン・スタジオ・イベント『TORIGOYA』」アトリエ・トリゴヤ)
1990年 吉川家の次男として神奈川県に生まれる。2015年 中央大学理工学研究科応用科学専攻博士前期課程修了の後、名古屋市の肥料メーカーにて研究開発科の業務に携わるも2016年夏に退職。2017年から 中央大学の嘱託職員として学生実験を指導しながら、恩師の下で共同研究員として働くも2018年夏に退職。 父陽一郎の出展に付随して珈琲を提供する「出張喫茶ムーンサイド」を企画し、美術展にて珈琲の薫りを漂 わせることを趣味としている。
吉川陽一郎 | Youichiro YOSHIKAWA (旧市立所沢幼稚園「古代火起こし先生とコーヒーを飲 む」、「再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》」、サテライト「オープン・スタジオ・イベント『TORIGOYA』」 アトリエ・トリゴヤ)
1955年 鹿児島県生まれ。1980年 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒。 造形会社アルバイト、映画、テレビCMの操演助手、私塾講師、美術大学非常勤講師、介護職員と様々な仕事をしつつ1981年より作品を発表する。初期は鉄、合板などによる抽象形態作品を発表する。中期は観る人の参加を誘導する機能を持つ作品を 展示する。2010年代からは自身の身体による行為を提示する作品をオルタナティブスペースや屋外で発表する。
四谷未確認スタジオ | Yotsuya Unconfirmed Studio (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・ カンファレンス」)
2018年にアーティスト黒坂祐により立ち上げられたスペース。アーティスト主導で運営される制作、発表、交流の3つの機能を併せもつ複合施設。3つの機能が連動する仕組みをつくり、日本美術に根付いた価値、市場、 場所を再編していくことを目指す。
ARTISTS' GUILD | アーティスツ・ギルド (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」) 2009年にアーティスト自らが立ち上げた芸術支援の新しい可能性を模索する社会実験の一形態。映像機器 の共有システムを基軸に、作品制作や展覧会など<現場>での経済負担を軽減すること、雇用を創出するこ と、そして、芸術生産それ自体をサポートする実験的な仕組みの開発を通じて、〈芸術〉を社会に産み落とすことを目指す。2020年、新たな活動を展開予定。
Chim ↑ Pom (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2005年結成。エリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求の6人編成。活動は映像作品を織り 交ぜたインスタレーションが中心で都市問題、広島、原発事故、移民などのテーマを扱いながら時代のリアリティに反応し、現代社会に介入したメッセージ性の強い作品を発表。時に賛否両論を呼ぶ過激な表現となり、社会現象化するほどの注目を集める。企画展のキュレーション活動も行う。主な個展に「Non Burnable」 Dallas Contemporary(アメリカ 2017年)、「また明日も観てくれるかな?」歌舞伎町振興組合ビル(東京 2016年)、「Super Rat」Saatchi galler(y イギリス 2015年)など。2015年より「Don’t Follow the Wind」東京 電力福島第一原発の事故に伴う帰還困難区域内(福島)の発案・展示続行中。国際展への参加も多数。国内 外美術館にコレクションされている。
Counterfeiter’s (サテライト「ぢりの市」theca)
路上観察エッセイ『タイポさんぽ』シリーズの著者でもあるグラフィックデザイナー藤本 "ANI" 健太郎が趣味で展開するおもしろステッカーブランド。日々の生活で気になったあれこれをモチーフに、ニッチなステッカーをリリース。「寅さんとおんなじトランクでもって、各所のイベントに行商に出かけることも御座居増寿。」
gallery TOWED|ギャラリートウド(旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2018年9月、東京都墨田区にオープンしたギャラリー。「アートを鑑賞すること、または所有すること」の第一歩となるような気軽な場所でありつつ、アーティストたちの実験の場となるような展示やイベントを企画。 また、 都内近郊だけでなく全国各地のアーティストを紹介し、積極的に若手アーティ ストの発掘・育成に貢献したい。
hanage (第19北斗ビル「ホームメイドノイズーhanageの写真展、朗読には猫の声ー」、旧市立所沢 幼稚園「シェアリングノイズカレンダー」、「コレクティヴ・カンファレンス」)
2015年結成の青木真莉子、秋山幸、戸田祥子からなるアーティストグループ。生活の中のたわいもないこと からの発想や、生きていくためにやらなければいけないことをしながら創造する、などをテーマに自分たちの 生身の身体を軸としたイベントや展覧会を企画、実施している。 主な企画に展覧会「セメントと手紙」LOOP HOLE(東京 2015年)、音楽イベント「 (hanage+Sabbatical Company) × sound」引込線2017会場内(埼 玉 2017年)等。
hellohanage.wixsite.com/hanage
James HOWARD|ジェームズ・ハワード (サテライト「Anxiety Plus」House of Ebata) アーティスト。ロイヤル・アカデミー・スクール(イギリス)卒、ロンドン在住。インターネットスパム、仮想通貨、 不安感など、不可視且つ遍在する素材を扱う。2007年の卒業制作展でチャールズ・サーチの目に留まり、サー チギャラリーのグループ展に度々選ばれる。本年は『BLACK MIRROR: ART AS SOCIAL SATIRE』に参加。 その他国内外で精力的に作品を発表している。3年間金沢に滞在、体中に入れ墨を入れて帰国した。
Nadegata Instant Party | ナデガタ・インスタント・パーティー (旧市立所沢幼稚園「コレ クティヴ・カンファレンス」)
美術家の中崎透、山城大督、アートマネージャーの野田智子で構成されるアーティストコレクティヴ。地域コミュニティにコミットし、その場所において最適な「口実」を立ち上げることから作品制作を始める。口実化した目 的を達成するために、多くの参加者を巻き込みながら、ひとつの出来事を「現実」としてつくりあげていく。「口実」 によって「現実」が変わっていくその過程をストーリー化、映像や演劇的手法、インスタレーションなどを組み 合わせながら作品を展開している。
Natsumi (サテライト「ぢりの市」theca)
独学でジェルネイルを学び、OLから転身。絵画や昆虫、動植物をモチーフとしたデザインを得意とする。好きな作品やモチーフといつも一緒に居られる喜びを伝えたい。
Ongoing Collective (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2016年、東京で結成。アーティスト、ミュージシャン、キュレーター、コーディネーターからなる全50名。メンバー はシステムや規律のもとではなく、より人間的な関係性によって集まっている。オーガニック=「テキトー」な 集団としてシェアの思想を尊重し、個人主義の限界を超えて、その先にあるであろう明るい未来を目指す。
RE Freedom AICHI (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
「あいちトリエンナーレ2019」における展示「表現の不自由・その後」が閉鎖されたことに対し抗議し、その企画と運営の自律性を回復するために参加アーティストたちが主導したプロジェクト。「表現の不自由・その後」 が再開し、表現の自由と知る権利が完全に回復することを目指し、作品展示の一時中止や変更、あるいは新 しいスペースの設立、対話のためのワークショップなどを実施した。2019年10月8日に同展が全面再開した。(AO)
vs?collective (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
現在の世界から押し付けられた選択肢に対して、もう一つの選択肢(=オルタナティブ)を実践・提示するイベ ント・翻訳・映像等の制作集団。仮想敵を作ることで結束を図るような「二項対立的発想」=「VS」に対しては、 積極的に「?」を掲げていく。 非営利/営利の線引きを跨ぎ、文化/芸術/福祉等の群島を行き来し、日本/ 海外の差や違いをテコとして活用することで、循環・交易・交換していく。
facebook.com/notes/vscollective/our-story/758002214371208/
[凡例]
「実行委員略歴」および「招聘参加者 / グループ略歴」の文末に(AO)記載のあるものに関して、大久保が資料をもとに執筆。記載のないものは本人もしくは代表者が執筆。
ボランティア・スタッフ
石崎朝子 | Asako ISHIZAKI 大塚美保子 | Mihoko OTSUKA オヤマアツキ | Atsuki OYAMA 上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO 栗田大地 | Daichi KURITA 坂本悠 | Yu SAKAMOTO 佐藤晃子 | Akiko SATO
杉本花 | Hana SUGIMOTO 鈴木愛深 | Megumi SUZUKI 瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI 龍野知世 | Tomoyo TATSUNO 堤明子 | Akiko TSUTSUMI 中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA 引田沙絵 | Sae HIKITA
向井ひかり | Hikari MUKAI 村松珠季 | Tamaki MURAMATSU 八木温生 | Haruo YAGI 矢萩理久 | Riku YAHAGI 山中純江 | Sumie YAMANAKA 吉田岳史 | Takeshi YOSHIDA
謝辞
伊藤誠 大石一義 大柄聡子 須釜陽一 辰野剛 橋本大 林卓行 平出利恵子 平出加菜子 松葉一清 峯村敏明
個人協賛者(敬称略)
中澤大輔 sui so sui 吉川陽一郎 遠藤秀次 末永史尚 開康寛 青山秀樹
辻松裕美 上田真一 中山秀樹 (株)アークギアノ 荒川津由子 福井敬貴
森恵明 西川美穂子 南壽イサム 黒田俊彦 原野聡 堀江和真 間瀬道夫
白土郁郎 権藤武彦 カナイサワコ 三代宏大 工藤千愛子 中野浩二
宮崎楽市 masashi.nu 小坂友透 小野冬黄 神村恵 白木栄世 松田修
加藤健 吉田和貴 宮崎勇次郎 平岡希望 林修平
「掲載可」の方のみ記載2020年9月10日現在
助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
公益財団法人 花王芸術・科学財団
武蔵野美術大学
公益財団法人 野村財団
公益財団法人 朝日新聞文化財団
協賛
株式会社協同商事 コエドブルワリー
特別協力
北斗アセットマネジメント株式会社
後援
所沢市、所沢市教育委員会
大久保あり Location 06, 14
イベント
「いつもしていることをここでもする・外で絵を描く」
企画:奧 誠之
大久保と原のワークショップ「五七五」
企画:大久保あり
おしゃべり/小林晴夫、小山友也
企画;うらあやか
仮設サークル
企画:酒井直之、野本直輝
劇団ほうしゃおしぇん(仮)
企画:眞島竜男
劇団ほうしゃせん
企画:関 真奈美
現地図的思考:映像の抽象性についての勉強会
企画:高嶋晋一+中川周
『古代火起し先生とコーヒーを飲む』
企画:東間 嶺
コレクティヴ・カンファレンス
企画:うらあやか、大久保あり、奧誠之、二藤建人
再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》
企画:東間 嶺
さつまいもとさといもをたべる会
企画:大久保あり
サンライト・シアター(SUNLIGHT THEATRE)
企画:二藤建人
《振動する空間》- とある口琴生活者の奇妙な 1 日
企画:東間 嶺
そして、放射
企画:大久保あり
ダイアグラム(粘土)ポストフォーディズムにおけるレディ・メイド、あるいは「(現代)アート」のかたち
企画:眞島竜男
誰かとひとつの場所に集まること
企画:森田浩彰
通過物・堆積物・漂着物 - デモンストレーション/パフォーマンス
企画:高嶋晋一+中川周
所沢ペサパッロ
企画:眞島竜男
ハンカチ(など)によるアート史
企画:眞島竜男
〈引込線/放射線〉女性参加者による引込線mtg#1/ありえたかもしれない引込線2019(仮)について
出演:うしお、うらあやか、大久保あり、関 真奈美、寺内曜子、戸田祥子、中島水緒
〈引込線/放射線〉MTG#14
企画:引込線2019実行委員会
美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について
企画:大久保あり、宮川知宙
放課後
企画:橋場佑太郎
ボランティア・スタッフによるイベント
企画:ボランティアチーム
Battering Feast@〈引込線/放射線〉
企画:眞島竜男
会期を通じて開催されるイベント
「今日の踊り」公開収録@〈引込線/放射線〉
企画:眞島竜男
滞在制作:行為と場所の記憶 --- 旧市立所沢幼稚園
企画:東間 嶺
《出来・事》 - 「記録」による実験映像制作
企画:大塚 聡
《Black Circle is Nothingness, White Cube is Emptiness, Grey Horizon Means Death.》
企画:大久保あり
いつでも観れる展示
インフラへのキャプション
企画:橋本聡、松井勝正
休憩所:誰でも休憩できるスペース
企画:川村元紀
階段・スロープ・延長・溜まりなど
企画:小林耕二郎
シェアリングノイズカレンダー
企画:hanage(青木真莉子+秋山幸+戸田祥子)
出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~
企画:hanage × 東野哲史
チラシ束、ポスター
企画:幼稚園チーム
幼稚園になる
企画:野本直輝
Mobile Library/栗鼠文庫
企画:うしお、長沼宏昌
《Transmittance》
企画:大塚 聡
『政治の展覧会』01
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
引込線/放射線パブリケーションズ
Exhibitions of Politics 01 ”Exhibition of Politics: World Wars and the Avant-Garde Art,” Absorption/Radiation Publications
未来派のマリネッティの活動がファシズムへ展開した論理とはどのようなものだったのか? ロシア・アヴァンギャルドのリシツキーの活動がスターリニズムのプロパガンダへと発展していった過程とはどのようなものだったのか? 第一次世界大戦下、反戦から生まれたダダやマルセル・デュシャンの戦略とその可能性とは? ファシズムとスターリニズムが渦巻く状況下から出発したクレメント・グリーンバーグは、どのように戦後美術の理論を形成していったのか? 両世界大戦期に結びつく、群衆、大量生産、資本主義、債券、スペイン風邪、原子力とは何だったのか? 民主主義と資本主義が抱える課題が噴出した両世界大戦期の前衛芸術を検証し、現代の芸術と社会の関係を考えるために不可欠な基盤を提示する。
20世紀前半の前衛芸術を当時の政治・社会状況との関わりから読み直す8本の論考に加え、今号のキーパーソンであるマリネッティとリシツキーのテクスト邦訳を掲載。さらに、図版と解説文で構成されるカタログでは、芸術作品だけでなくあらゆる事象を批評的考察の対象とした「架空の展覧会」を紙上で掲示する。「100兆パピエルマルク」「群衆」「スペイン風邪」「SFとしての20世紀」「カモフラージュ」「都市封鎖」などを「政治の展覧会」の出品作として展示・解説する。
■目次
p.1 「政治の展覧会」について
p.2 はじめに|橋本聡
――
p.6 catalogue1 世界大戦(未来派の詩)
p.7 catalogue2 世界大戦(戦争の展覧会)
p.8 序論『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』|松井勝正
p.15 catalogue3 都市封鎖――地球最大の展覧会
p.16 catalogue4 20世紀――SFとしての20世紀(H・G・ウェルズと原子力)
p.18 catalogue5 戦争の顔
p.20 critique1 未来派文学技術宣言+未来派文学技術宣言補遺|F・T・マリネッティ、池野絢子訳
p.32 catalogue6 群衆
p.34 critique2 詩と戦争――マリネッティの美学|松井勝正
p.46 catalogue7 ムッソリーニ――政治家にして芸術家
p.48 critique3 前衛・政治・身体――未来派とイタリア・ファシズムのスポーツ戦略|中島水緒
p.64 catalogue8 大量生産(mass production)
p.66 catalogue9 制作された事実
p.68 critique4 生産における芸術家|エル・リシツキー、関貴尚訳
p.72 critique5 すべてが組織化されるとき――エル・リシツキー「生産における芸術家」の余白に|関貴尚
p.84 catalogue10 「プレッサ展」図録
p.85 catalogue11 人民の代表――リプレゼンテーションとアブストラクション
p.86 critique6 運動-刷新の芸術実践――エル・リシツキーとスターリニズム|勝俣涼
p.96 catalogue12 無差別爆撃
p.96 catalogue13 飛行の不安定なパースペクティヴ
p.98 catalogue14 破壊されたドレスデン
p.100 catalogue15 カモフラージュ
p.102 critique7 戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス|中尾拓哉
p.116 catalogue16 100兆パピエルマルク
p.118 critique8 レディメイド――世界大戦へのアンチテーゼ(反転)|橋本聡
p.136 catalogue17 ウイルス
p.138 catalogue18 スペイン風邪
p.140 critique9 形象が歪む――アヴァンギャルドとキッチュ|沢山遼
p.154 catalogue19 ブラックホール――未来のアーカイヴ
p.156 gift 1000ソヴィエトルーブル
――
p.158 編集後記|中島水緒
p.159 〈引込線/放射線〉開催概要(本書の制作に関して)
――
pp.0-160 失史年表 Nothing Timeline
■ 書誌情報
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
価格:1500円+税|160ページ|A4判|カラー
刊行日:2020年8月15日
企画・制作:引込線/放射線パブリケーションズ
主催:引込線2019実行委員会
編集長:松井勝正|副編集長:中島水緒
デザイン:橋本聡
発行:EOS ART BOOKS
http://www.eosartbooks.com/news/2020820.html
■ イベント
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』関連イベント
オンライン座談会
「あらゆるものは政治である/ない――芸術、ゲーム、戦争」
2021年3月7日
あらゆるものが政治であるというテーゼが設定されるとするならば、翻ってあらゆるものは政治ではないと言えるだろうか。カードゲームやチェス、スポーツと戦争を分かつのはどういったものか。戦争を賛美し、ファシズムを推進した未来派と、戦争から逃れ続け、チェスに没頭したマルセル・デュシャンを分かつのはどういったものだろうか。
昨年出版された『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』にて「戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス」を執筆いただいた中尾拓哉さんをゲストにお招きし、世界大戦期の前衛芸術を通して、社会と芸術の関係を考えてみたいと思います。
引込線/放射線パブリケーションズ
オンライン読書会
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死
2021年2月26日
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』(今村仁司・塚原史訳、ちくま学芸文庫、1992年、原著1975年)「第五部 経済学と死」の読書会を、2021年2月26日オンラインで開催します。
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』出版プレイベント
オンライン座談会
「世界大戦と前衛芸術」
2020年5月31日
出版プレイベントとして、2020年5月31日にオンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」を開催します。
引込線/放射線パブリケーションズ
ディレクター:橋本聡
副ディレクター:粟田大輔、高嶋晋一、中島水緒、松井勝正
勝俣涼、関貴尚、中川周、橋場佑太郎
問い合わせ:politics.exhi@gmail.com
ボランティアに参加した理由
出展作家に誘われたから 35.5%
活動に興味があったから 35.5%
過去引込線ボランティアの経験があったから 12.9%
友達に誘われたから 6.5%
その他 9.6%
(家が近かったから、ムサビの図書館でボランティア募集のチラシを拾ったから、展覧会を見る交通費が浮くから、など)
ボランティア・スタッフ概要
〈活動期間〉
・第19北斗ビル
期間:2019年8月31日(土)- 10月14日(月・祝)※火・水・木曜日休
時間:11:45 - 18:00(休憩あり)
※(8月31日- 9月7日は搬入期間)
・旧市立所沢幼稚園
期間:2019年10月12日(土)- 11月4日(月・祝)※火・水・木曜日休
時間:10:00 - 16:30(休憩あり)
・サテライト
期間:2019年9月8日(日)- 2020年春頃
〈主な活動内容〉
会場での監視業務、来場者への簡単な作品解説、SNSなどによる情報発信、簡単な制作サポート(搬入出時の簡単な手伝い、イベント進行補助など)。
また希望者は、「ボランティア・スタッフによるイベント」への参加など。他にも提案があれば、随時話し合ってボランティア・スタッフの活動内容を見直します。
*事前説明会は武蔵野美術大学、第19北斗ビルで行われました。
〈応募条件〉
・2019年4月1日現在で満15歳以上の方。(18歳未満の方は保護者の同意が必要です。)
・ボランティア活動を行うにあたり、引込線2019実行委員会と協力的な関係を築ける方、及びボランティア登録・運営業務の受託者の注意事項を遵守していただける方。
〈補償〉
・この活動は所沢市市民活動総合補償制度に加入しています。保証制度の詳細は所沢市HP内の
をご確認ください。
〈待遇〉
・活動については、原則無償です。
・ボランティア活動に参加された方には、交通費として1日につき1,000円を支給します。
・ボランティア活動に参加された方には返礼品(展覧会の記録ポスター)を進呈します。
・ボランティア活動参加者に感謝の意を表し、引込線/放射線 公式ホームページと記録ポスターに、一人一人のお名前を掲載します。
ボランティア・スタッフ
石崎朝子 | Asako ISHIZAKI 大塚美保子 | Mihoko OTSUKA
オヤマアツキ | Atsuki OYAMA 上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO
栗田大地 | Daichi KURITA 坂本悠 | Yu SAKAMOTO
佐藤晃子 | Akiko SATO 杉本花 | Hana SUGIMOTO
鈴木愛深 | Megumi SUZUKI 瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI
龍野知世 | Tomoyo TATSUNO 堤明子 | Akiko TSUTSUMI
中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA 引田沙絵 | Sae HIKITA
向井ひかり | Hikari MUKAI 村松珠季 | Tamaki MURAMATSU
八木温生 | Haruo YAGI 矢萩理久 | Riku YAHAGI
山中純江 | Sumie YAMANAKA 吉田岳史 | Takeshi YOSHIDA
撮影:東間 嶺
大塚 美保子|夏のおわりのボランティア活動
2019年8月8日・25日の説明会、9月6日の清掃作業に参加の後、9月8日~10月14日の第一期にボランティアとして活動しました。会場である第19北斗ビルの動線が複雑だったため(2棟に分かれているうえ、奥側の建物は3階と1・2階がつながっていない構造)、会期中はおもに誘導・案内を行いました。週2回のペースで通ううち、暗幕の中に入ったり、階段を登ってうつ伏せで鑑賞するなど、体験型の作品が気づかれにくく、また遠慮される方もいることに気づき、身体的に無理がないと思われる場合には「こちらもご覧いただけますよ」とお声がけするようにしました。平日は来場者がまばらだったため、空き時間には貸し切り状態で作品を鑑賞することができました。同じ作品でも天候や時間帯で受ける印象が変わったり、第一印象は強くなかったもののだんだんと愛着を感じるようになったり、特別な体験をすることができました。もともと取り壊しの決まったビルでの展示だったため、いまはもう、会場自体がないはずです。ただ、その跡地さえ見に行けない状況になっているとは思いもよりませんでした。「作品」と「時間」と「場所」に思いを馳せずにいられません。
矢萩 理久|美術界という本線
私は本活動にボランティアとして参加していたが、私ごとで積極的に参加はできなかった。だが、この距離感だから見えた現場の裏側や作家たちのムーブメントを、第三者視点から生で見れたことは貴重な経験だったと言えるだろう。
近いが遠い距離で見たこの活動を通して感じたことは、美術界における身内感だ。〈引込線/放射線〉というのが主題であるが、「引き込み線」というものをあまり感じなかったというのが正直なところである。引き込み線というのは、本線から分岐し特定の場所に引き入れる線を指すと思う。では、この活動においての本線とはどこにあったのだろうか。本線の存在が見えなかったために、引き込み線のあり方がずれぶれだったようにも感じる。放射線の面で言えば活動が見やすかった。SNSという現代社会における大きな拡散ツールを使用し、活動を放射するというのは非常にわかりやすいし、引き込み線の役割も担っていたとは思う。しかし類は友を呼ぶものであるため、美術界という本線に引き込み線が繋がってしまったために、身内感が生まれてしまったようにも思える。では今後どこに引き込み線をつなげていくことが大事なのかを模索していくことが、必要になると思う。美術という文化の拡張のために。
引田 沙絵+坂本 悠+小山 友也|《展示を展示するし観賞を共有する》を終えてのインタビュー
小山:今回3人で企画をする事になった経緯は、以前に僕が坂本さんと一緒にTシャツを作るワークショップをしていたこと、引田さんが〈引込線/放射線〉でお土産屋さん的な事をできないかと話していたことが繋がり、僕自身この展覧会にちょっと外側からアプローチしたい目論見もあり、展示作品を撮影してTシャツにプリントしてお土産屋にするアイディアが立ち上がったというものでした。それぞれボランティアとして参加してもらいましたが、イベントも含め〈引込線/放射線〉はどんな感じでしたか?
坂本:ボランティアルームでの場所決めが印象的でした。お客さんの導線を考えつつ、展示されている作品を見せながら、私達のワークショップと他のボランティアの方のパフォーマンスが成立する「場」を話し合いながら作れたことは面白い体験でした。自由に動けるボランティアという形は正直何をしていいかわからないという感じもしましたが、その困惑が初めて会った人達との自然な協力と連帯を生んだ要因だったようにも思います。
引田:自分はボランティアとして準備から最後の方まで参加してましたが準備期間中はほぼやることなかったと思います。作家がバタついた勢いのままオープニングに突入していくのを側から見ていて、作品作っている限りこのバタバタ感からは逃げられないんだろうなと思いました。このTシャツの展示?をやるにあたって作家やビルの方との間に交渉が必要だった時、自分が直談判するわけにもいかずお任せする形になった時、参加はしているが作家ではない立場に少しもやっとしましたが、約2日間行うことができました。ありがとうございます。よく覚えているのは最終日にご夫婦でいらっしゃった方とTシャツにアイロンしながらテーブル替わりの外したドアを囲って話して写真撮ったり、二階のボラ部屋にクロージングに疲れた人たちが集まっていい感じにだらけた場所になっていたのが良かったです。
八木 温生|デモカレー
私は、自分の野良で行うカレー屋の事をそう呼んでいた。そうすることでこの行いや営みが、一種のパフォーマンスとしてもっともらしく見えると踏んだからであった。様々の「もっともな」物事には名前が与えられるところから始まるのだから、あてはめてしまえば自ずとそう見えてくる、そんな思い付きであった。もっと正確に言えば、それも遊び半分のでまかせであったとも言えるかもしれない。
作家も、見に来たお客人もその場所にある役割を脱いでしまえば、皆同じである。食べに来る人たち、食べてくれた人たちは、私にはみんなありがたい「食べてくれた人たち」に見えた。
場違いな匂いと音に引き寄せられてきた人たち(カレー屋にはそう見えました。)は、実際を目の当たりにして、「こんなところでなぜカレー」という反応をより確かにしていた。そんな折、尋ねてくれた(カレーの料理についてじゃなくて。)人たちには、パフォーマンスの一種ですなどと、私は口から出るに任せて言っていた。少なくとも、アート関連の空間において、文脈の途切れたカレーは場にちょっとした混乱をもたらしていたと思う。それは、確かに「作品」と呼ぶにはむず痒いものだった。だが、何かを(まだ見ぬ誰かのために)作ること、それが他の誰かの中に入っていくことの象徴的な風景として、私の記憶の中にある。そして、それは日常の中に降り積もっていく、作るということと人の関係を、またハダカにしていたように感じるのだ。
龍野 知世|口琴のリズムに乗って神輿を担ぐ
hanage+東野さん、運営のスタッフさん達や他のボランティアの人と一緒にキャットタワーで作られたお神輿を第19北斗ビルから旧市立所沢幼稚園まで約2時間掛けて運ぶイベントに参加した。
2駅分をじっくり口琴のリズムに乗って神輿を担ぐのはとても楽しかった。キャットタワーで出来た神輿の前では、作家、運営、ボランティア、全ての人たちが平等になっていて、ワークショップとパフォーマンスの間である気がした。
わたしは所沢在住なので、形だけ道案内(ほぼ一本道)をして、たまに担ぐのを手伝ったりした。
鈴木 愛深|未知の領域
私は〈引込線/放射線〉のボランティアに高校三年生の時に参加させていただきました。1番印象に残った体験は、二藤健人さんの作品「サンライトシアター」に構成を考えるところからパフォーマーとしてお手伝いさせていただいたことです。カーテンから漏れ出す光の形をパフォーマー達の動きで変化させていく作品なのですが、人前で自分の体を使って一つの作品を作ったことがなかった私にとってとても貴重で未知の領域にまた新たに踏み出すことの出来た体験でした。
旧市立所沢幼稚園での展示会は、主に鑑賞者体験型の作品が中心で美術館でただ作品を見て終わってしまう感覚とは違い、実際に作家の方々と気持ちを共有できたり鑑賞者の方々の反応が実際に見れたりと新しい感覚で勉強になることが多かったです。鑑賞者と作家の距離が近い点もとても良いと思いました。芸術という少し敷居が高いと感じてしまう部分があるのが、距離が近いことにより作家や作品に自分の感情を乗せやすいのではないでしょうか。実際に五感を使って様々な芸術を体験出来るこのプロジェクトは自分自身をステップアップ出来る場所となり、また参加したいと思いました。
向井 ひかり|引込線を眺めて
ビル会場でのボランティア向けの説明会のときに引込線のミーティングも行われていたのだが、企画が立ち上がっているさなかに何か(他の人の発言や、企画の現状)に対してリアクションをするのが早くて、でも一方向に話が進んでいくことはなくて共有されたりされなかったりすることがどんどん増えていく様子を眺めているのがおもしろかった。
(ボランティア向けの説明会とちらし封入しか参加していなくて、その中で思ったことを書いた日記でした…!)
杉本 花|光の粒と鉄の導き
体験型の展示・イベントが多く、ひとつひとつ肌で感じる面白さがあった。寺内曜子さんの《THE WHITE ROOM》が特に印象に残っている。暗闇で感じる高揚がそろりと恐怖に変わっていったあたりから、じわじわと漏れてくる光の粒を感じ、部屋の細かな凹凸が浮かび上がってきて、自分の輪郭もはっきりとしてくる感じがした。それは寺内さんの語る光と影の相互作用が具象化された体験であって、「物体は光がないと見ることができない、光もまた物体がないと見ることができない」そんなシンプルな光と影の関係というものが、ストンと私の胸に落ちてきた瞬間だった。また、旧市立所沢幼稚園での吉川陽一郎さんの《行為が態度になる時間》では、実際に吉川さんと同じように鉄球を押してぐるぐる歩かせていただき、前に歩いた人の何層にもなるその跡に導かれながら、私も作品の一部となれた(ような気がした)。実際に吉川さんに導きの力や、もはや一種の瞑想なのではと思わせるこの“行為”についてお話を聞けたのも面白かった。何を考えながら何時間も回り続けているのかが一番気になったのだが、そのときの彼の答えは「何も考えていない」だったような気がする……。
気ままに写真を撮ったり自分が楽しむことしかできませんでしたが、参加できてよかったです。
石崎 朝子|〈引込線/放射線〉ボランティア・スタッフ活動について
私は主に旧市立所沢幼稚園でのボランティアに参加しました。幼稚園の跡地である場所性の強い会場は、園庭を中心において囲まれた求心力のある場のように思えました。しかし、そこでの様々な作品(出来事)は、一見して全体の中の1エレメントとして機能しているように見せながらも、〈引込線/放射線〉の名称が表すように、複数の出来事を「引き込み」複数の鑑賞の場を「放射する」ことを体感させる、ある意味流動的な空間でもあったようでした。
ボランティアに参加するにあたっては、事前の会場見学や、説明会、ボランティア間のグループトークによって、参加の形を自ら考えて実行することができる機会を設けていただきました。それは、〈引込線/放射線〉が提示する、”複数の振る舞い”に少なからず自分も重なり合うことになったのだと思います。ボランティア活動は、展示や作家という「本線」からは外れたものではありますが、〈引込線/放射線〉での活動は、自身がそれらのインフラストラクチャーとして機能することであり、私もまた同様に分岐した線のひとつだったのではないかと感じます。このような複数の実践が折り重なったオルタナティブな場を、「ボランティア」として共有できたことは、干渉する(無関係でない)鑑賞を考えるための良い経験となりました。
佐藤 晃子|「日常の解体」と「やわらかさ」
旧所沢市立幼稚園庭にて。重点的に参加をしたのは眞島竜男・奥誠之・二藤建人による3つの作品だ。興味深かったのは、参加当初の鑑賞者や作家たちとの緊迫した距離感が、数時間のうちに「やわらかさ」へと変容していたこと。受付としての最初の1時間、そこが流動的かつ自主的なふるまいをして構わない空間であることを感じ取る。作家たちとの会話を通し、「ボランティア」という言葉に喚起される役割固定的なイメージは払拭された。作品への参加を次々にこなしていく中で、この廃れた園内で私はとにかく楽しむことだけを求められている、そんな思いが強くなる。アートとの関わり方や距離感がどのようなものであっても、今ここで私はどんな発言をしても(あるいはしなくても)自由でいられる。そういったコミュニケーションが許される場の中で、作家・ 鑑賞者各々との関係がいわゆる固定観念から解き放たれる小気味よさを感じ、結果的に対 「私」との関係性にも日常からのズレが生じることとなった。繋がりの仕方を私は自由に選べる、それは実にやわらかな関係性、冒頭に書いた「やわらかさ」とはこのことに因る。私は表現者たちに対して、多様な意味での「日常の解体」を期待しているのかもしれない。当該プロジェクトへの参加を決めたのはこの目的からだ。
山中 純江|「コウイとバショの記憶」
書くことのために、会場に足を運んだ数日を振り返った時間が妙にしあわせで、この機会を与えてくださったことに感謝します。そして改めて〈引込線/放射線〉を知るための入り口に立っている気がしています。ボランティアとしての働きはできなかったと反省しているところにお誘いを頂き、第19北斗ビルの展示最終日の10/14に引き合わせて頂いた二藤建人さんの「サンライトシアター」に参加することになりました。
10/19旧所沢市立幼稚園に行きました。ガラス戸に囲まれたサンルームのような平屋の講堂が舞台。ガラス戸と暗幕カーテンの間を移動しながら布をめくり上げます。外から入る光の量を見ながら、具体な動きを組み立てるリハーサルを念入りに行いました。布を操るのはなかなかの運動量で、一部アドリブで二藤さんと同じ動きをする場面は一所懸命でした。YouTubeに上がった映像で作品を見ることができたのですが、とても美しい。演者の一人として参加できてよかったです。ぜひ一度でもご覧いただけたら幸いです。
園庭では、吉川陽一郎さんが淡々と特別な鉄球を転がし続けて、円がだんだんと浮き彫りになっていく様子を拝見しました。鉄棒を押させていただくと、自在に進めることは容易ではありません。ですが、時間の経過とともに、軌跡が生まれてうまく転がるようになるのです。「コウイとバショの記憶」。
オヤマ アツキ|〈引込線/放射線〉フィードバック
おそらく今回ボランティアで参加したメンバーの中で、私が一番薄く〈引込線/放射線〉と付き合っていたのではないのかと思う。展示は一通り観させていただいたが、企画やイベントにはほとんど顔を出せていないし、会期後の活動にもほとんど関わっておらず、なかなか主体的にボランティア活動に参加しようと思えなかった。要因は私が当時大学4年生で、卒制やその他諸々の事柄に忙しかったことに加えて、ボランティアのグループの中に漠然と内輪の雰囲気みたいなものを感じてしまったことにある。この内輪の雰囲気は、参加作家や鑑賞者を含めた展覧会全体にもともと蔓延しているようなものにも見えた。もし私と同じようなことを感じた関係者がいたとするならば、〈引込線/放射線〉という展示は今後そういった部分に対して考えていくことも必要なのかと思う。もちろんこのような内輪の雰囲気というのは、デメリットだけではないだろうが、展覧会として代謝が上がっていく姿も見てみたいと思った。
堤 明子|参加した、というより居合わせた
ボランティアとして1日だけ受付として参加。
その日は来場者が少なく、サラリーマンとして教育された身には無駄に不安だった。もっと宣伝して多くの人に観て貰えばいいのにと思っていたが、今はちょうど良い加減だったのではないかと思う。
複数のステートメントや作家それぞれのテーマで作成された作品、パフォーマンス、イベントなど、ひらかれてはいるけれど、プロジェクト全体としてそれなりに解釈するにはハイブローな鑑賞者になる必要がある。その日開催されたイベントは第1回目の書籍チームによる勉強会、《バーノーザンライト》であった。勉強会には参加した、というより居合わせた。(幸運にも!)「パブリックアートの暴力」や「公共圏」がテーマの議論。スパイク・リーの映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』他に言及したW.J.Tミッチェルのテキストを、実際に映像を見ながら解説してもらう。勉強会というより、アーティストの知見を分けてもらう感じであった。せめてテキストを事前に読んでおければもう少しマシな参加者になれたのではないかと思う。
《バーノーザンライト》ではお酒を飲みながら、数日前に決定された某トリエンナーレの補助金不交付に関して話し合う。あの時は、デモに参加したり、声明を出したり、政治に対して積極的なアーティストたちの姿勢に驚いたが、彼女・彼らは必要なことをしていただけで、自分が単に無責任であったことを今実感している。
中嶋 夏希|第19北斗ビルでの展示を終えて
私は今回初めてボランティアとして〈引込線/放射線〉に参加しました。ギャラリーや美術館でのグループ展を見たことはあったけど、引込線のように、作家と来場者とボランティアの区別がつかず、お互いが関係しているのか関係してないのかわからないゆるい時間が流れ続けながらも、気づくと色々な所に同時進行で気を張り詰めてる自分がいる展覧会に参加したことがなかったので、すごく良い体験でした。自分もこのような体験を自分の作品を鑑賞してくれる人にもたらせたらいいなと思います。
わたしは北斗ビルのボランティアルームでランチパックを配りました。中の具材は有名な抽象絵画のイメージを基に、色やマチエルだけを再現したため、通常では組み合わされない具材の組み合わせなどが生まれました。(チョコレート、アボカドクリームなど)この作品を制作する前は、来場者の方が私に具材のリクエストをしてくることを想定していませんでしたが、段々と私が想定していた具材の組み合わせではなく、来場者の方の望む具材の組み合わせに変わってきました。
私事ですが、大学の授業や入試の準備でバタバタしていたため、自分の企画や作品を腰を据えてじっくりやれなかったり、あまりボランティアとして参加できなかったのが残念でした。少しの間でしたけど、「こういう風に成り立つ展覧会もあるのだな」と学生のうちに体験して気づけたのは、本当に良かったと思います。
瀧内 彩里|私と人間
私は、➀北斗ビルでの麻辣湯・おでん・タピオカミルクティーの炊き出し、➁旧市立所沢幼稚園でのタロット占い、➂サテライトでの、作家同士のツイッター上での交換日記を企画・パフォーマンスとして開催しました。
イベント3つに共通するテーマは「人と繋がること」でした。自分にできる技術を使って、全くの他人に一方的なアクションを起こすことで、そこに相互関係が発生します。料理に対して、「おいしい」、「これはいらない」。占いに対して「考えさせられた」、「当たってるような気がする」等といったレスポンスがあり、そこから会話に発展し、関係は〈引込線/放射線〉という枠外にまで侵食していきます。相互関係という、不特定多数の相手と私を繋ぐ細い糸が集まることで、自己と客観性が溶け合う感覚を覚えました。しかし、溶け合うというより一層自己が際立ち、それは客観ではなく、「一人」のn倍だったのだと感じました。
作家の方々とは、会話でのコミュニケーションに加え、鑑賞者に対してアクションを起こす側として同じ目線を体験し、また、作家同士でアクションを起こし合い、「アクションを起こされる側」としても相互関係を構築したと感じています。企画をどうしたら実現できるか?より良いものにできるか?という考え方、実現するための場所を用意して頂き、さらに、制作に対するスタンスの取り方を学び取り、モノを作る人間として、想像力を使った会話の中で、「面白さ」とは何か?を考えました。
上久保 徳子|「お客さん」
今回、私はボランティアスタッフとして第19北斗ビルにて「ボランティアルーム」での展示と冨井大裕「バーノーザンライト」のバースタッフとして関わった。「ボランティアルーム」では小作品を展示した。キャプションはなく、展示というより「置いていた」と言ったほうが良いかもしれない。建物の最上階にあり、建物をつなぐ導線としての役割、椅子や飲み物もあったので休憩所としての活用もされていたように思う。「バーノーザンライト」は野外の駐輪場跡のような場所にあり、ビル内の展示を一通り回り最後にここに来る、見つけた、という感じで「お客さん」が来た。ビル内で行われたトークの延長でやって来て、「おはなしリング」という縁台のようなものにライトがついたところで作家と鑑賞者が一緒になって話していたり、また別の人達は自然と話し合いの場が出来ていた。私もそれに少し参加したり、ラジオのように聴きながら飲み物の準備などをしていた。第19北斗ビル、また旧市立所沢幼稚園も含め、〈引込線/放射線〉の場所だけは、「この人は誰であるか」ということはあまり気にしていないように感じた。私もこれらの場所で参加作家や批評家、鑑賞者など、色々な方と話す機会が多くあったが、誰がどんな立場でもそれは話のきっかけに過ぎなく、それよりか話を聞いたり意見交換ができる純粋な場所であった。「ボランティアルーム」、「バーノーザンライト」では私も含め、そこに参加していれば(飲み物があれば)、皆「お客さん」だった。
吉田 岳史|開かれず、広がらず、ひっそりと
私は知り合いの出展作家に誘われてボランティアに参加しました。
神輿をかつぐのにも参加しました。ボランティアは1日だけで、付け焼き刃の説明で対応しましたが、もう1人ついてくれたボランティアの方のおかげでなんとかこなせました。私の拙い説明にも耳を傾けていただき、少しは役に立てたかと思います。出展作家の何人かとはたわいもない話をしましたが、作家を高みに置いて畏まるよりは良かったかと思います。私は普段アートには特に関心もなく、恐らく誘われていなかったなら一生〈引込線/放射線〉を知ることもなかったと思います。
正直に言えば、私は〈引込線/放射線〉が開かれたものであるべきだ、とは思いません。表現は広がることで、かえってやりたいことができなくなることもあるのではないか。なので偶然やってくる人への門戸も最小限開いておいて、後は出展作家や関係者つながりで人を呼んでくればよいのではないか、と私は考えます。所沢でひっそりと、しかし続けていくのが大事なんじゃないかと思いました。
栗田 大地|人それぞれ、故に
今回の〈引込線/放射線〉の際立った特徴は企画の発案と実行が、ボランティア含め個人単位で即席的に可能であった点にあると思います。足を運ぶ度に行為の痕跡を見つけ、場が変化し続ける様子を眺めるのはとても印象的な体験でした。特に幼稚園会場は極限られた範囲で行われる実験場であり、その在り方に展覧会というものに対する自らの既成概念も大いに揺さぶられました。とはいえ、私自身の活動はマニュアル通りの手伝いに終始し、独自の企画を立てなかったので、その場に居合わせた内外問わぬ参加者との交流を通じて得たものはあるものの、個人の体験としてこの「引込線」だったからこそというものはありません。
傍観者ではなく、内部で能動的な活動をすること、当事者になることでそれぞれが各々の意味を見出す展覧会だったのかと感じます。
村松 珠季|何なんだというモヤモヤーー「引込線」
「表現者の自主的な集まり」という「引込線」の理念は今回ボランティアにも拡張されており、監視のほかに自主的な活動を求められた。しかし何かやっていいよと言われても内部事情?とかよく知らないので、何をどこまでやっていいのやら。てきとーに好きなことをするだけでは違う気がするし。ボランティアという立ち位置から「引込線」へどう干渉していくか考え続けた。その間、私の一番のタスクはイベントの生配信だった。たまたま手伝うようになり多くのイベントを撮影した。手持ち無沙汰の私には丁度よかった。撮るの好きだし。作家との関わりは沢山あって撮影もそのうちの一つだった。来場者は作家の知り合いばかりで作家が対応していたので、唯一鑑賞者との関わりは画面の向こうの顔も見えない誰かのためにカメラを回すことだった。なるべく観やすいように画角を工夫したり揺らさないようにした。(観ている人も限定的だろうけど。)特に幼稚園は完全に閉鎖空間になっていたから、外部との接点として「放射線」という名の一部を担えたと思う。その後、「引込線」って何なんだというモヤモヤをきっかけにサテライトでトークを企画したこともあり、ボランティアがどういう存在であったか少し掴めた気がする。作家の人たちもモヤモヤ考えて続けているようで面白い関係だった。
野本 直輝|「ボランティアの取り組みと、スタッフレポートについて」
今回の〈引込線/放射線〉におけるボランティアの取り組みは、実行委員の中から立ち上げたボランティアチーム(うら あやか、小山 友也、東間 嶺、野本 直輝、橋場 佑太郎、宮川 知宙)を中心に、前回までの「引込線」におけるボランティアの取り組みを見直し、実行委員とボランティア・スタッフとの柔軟な協力関係を構築しながら、その活動が展覧会の裏側から表側にも拡張していくような、不確定要素の多い、やや面倒くさい感じの取り組みでした。具体的には、これまでボランティア・スタッフの基本的な活動としてきた受付や会場の巡回・監視といった裏方業務に加えて、希望者には展覧会参加作家の制作サポートや、自らイベントの企画・発表などができる仕組みを設けたり、より作家に近い位置での活動もできるようにしました。展覧会が始まる前には、ボランティアを希望する人に向けての顔合わせの場所として、大学や展示会場を使って事前説明会を行い、実行委員とともに展覧会を運営する「仲間」を探すような気持ちで、ボランティア・スタッフの募集を開始しました。そんな感じで、ややこしくリニューアルした〈引込線/放射線〉のボランティア・スタッフでしたが、最終的には計20名の方たちの協力を得ることができました。
ここは、そんな〈引込線/放射線〉におけるボランティアに関する取り組みの記録で、そのメインコーナーはもちろん、スタッフ一人一人がそれぞれの活動を振り返ったスタッフレポートです。活動を振り返ってもらう際には、お題として「鑑賞者とどう関わったか、実行委員とどう関わったか、何か発表をした人は何をしたのか」ということを意識してほしい、と伝えてみました。これは、展覧会が始まる前にボランティアチームがぼんやりと考えたボランティアのイメージ「ボランティア・スタッフとその活動は作家や作品、あるいは観客と同じように、展覧会をかたちづくる重要な役割を担うはずです。(※)」について、「それで、実際はどうだったんだろう?」という疑問がボランティアチームの中で浮かんだのと、その疑問に対するスタッフの返答は、今回のボランティア・スタッフの取り組みを個別に物語り、相互に記録する言葉になるのではないか、ということで設定してみたものです。会期が終わってからも、ずーっとぼんやり、抽象的なままだったボランティアについて、この冊子を手に取ることで、少しでも具体的に想像できるようになったらいいな、という期待を込めて。
※第19北斗ビルでのボランティアチーム展示キャプションより。
撮影:東間 嶺
各会場ドキュメント ボランティア関連ページ
〈第19北斗ビル〉
ボランティアチーム Location 05|《ボランティアルーム》
[リンクl]
ボランティア・スタッフによるイベント
[リンク]
〈旧市立所沢幼稚園〉
出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~
[リンク]
再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》
[リンク]
サンライト・シアター(SUNLIGHT THEATRE)
[リンク]
美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について
[リンク]
ボランティア・スタッフによるイベント
[リンク]
〈サテライト〉
トークイベント「内⇄外、それぞれの活動から」|はしっこ(武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号間2階 冨井大裕研究室内)
[リンク]
ぢりの市|theca(コ本やhonkbooks 内)
[リンク]
実行委員略歴
阿部真弓 | Mayumi ABE
1977年 東京都生まれ。近現代美術・表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。 ボローニャ大学大学院美術史専門課程修了(ディプローマ、近現代美術史)。青山学院大学・東京学芸大学等非常勤講師。 最近の論文・エッセイに、「拮抗としての相似:初期未来派絵画と形而上絵画」(2019年)、「樹々の様式:アン ドレ・ドランの古典回帰とアルカイスム」(2019年)、「近代の跡地(1、2、3)『引込線』書籍(引込線実行委員会 2013、2015、2017年)、「彫像の白昼夢──形而上絵画と詩神たちの複製技術時代」(2016年)、“Where the Object Finds Its Place? : From Its Birth to the Paginal Exhibition of “ Objets surrēalistes” (The Challenge of the Object, CIHA・ゲルマン国立博物館 2014年)など。共著に『磯崎新の建築・美術をめぐる 10の事件簿』(TOTO出版 2010年)。
粟田大輔 | Daisuke AWATA
1977年生まれ。美術批評、芸術学、基礎芸術|Contemporary Art Think-tank。 論考に、「書き換えられるシステム」(『ART and ARCHITECTURE REVIEW』2010年)、「ポスト消費社会と映像の再生産」(『Yebizoフォーラム』2012年)、「近代のアポリアと形見なるもの」(『物質と彫刻』[図録]2013年)、 「金縛りと夢」(『Pa+ フォビアと芸術生産』2015年)、「榎倉康二と書物」(『Reflection:返礼―榎倉康二へ[論考]』2015年)、「SPACE TOTSUKA ’70における「地・型」(『引込線2015』2015年)、「顔徴」(『引込線2017』 2017年)など。
うしお | Usio
1978年 山形県生まれ。2003年 筑波大学大学院芸術研究科修了。様々なメディアを用いて、思い通りにならない状況を可視化する作品を制作。ゲームに用いられる道具や設定、ルール、言葉、イメージを多用し、再構成する 。 代表作にチェスや囲碁 、オセロを用いた 、白黒の駒を使うボード ゲーム が “ 白黒をつけられない ” 作品のシリーズがある。主な展覧会にgallery N 神田社宅(東京 2018年)における個展のほか、「あそびのじかん」東京都現代美術館 (2019年)、「ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間」国立新美術館(東京 2018年)、「ゲンビどこでも企画公募2014」広島市現代美術館(2014年)など。
うらあやか | Ayaka URA
1992年 神奈川県生まれ。2015年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。物事を反転や若しくは攪拌する装置としての作品を目指す。パフォーマンス作品をベースに制作。近年は展覧会企画も行う。 近年の発表に、個展「私はそれをダンスの素子と名付ける」広島芸術センター(広島 2019年)、「おどる墓石 その2 /(ちぎれたみみず)(筒のような身体)」企画:野本直輝blanClass(神奈川 2019年)など。グループ展「TERATOTERA2019ー選択の不自由ー」(東京 2019年)、「対馬アートファンタジア2019」(長崎 2019 年)など。主な展覧会企画に「female artists meetingのための展覧会(どのような秘密や緊張、葛藤が生 まれるだろう!)」Art Center Ongoing(東京 2019年)などがある。2016年よりOngoing Collectiveに参加。 2019年よりCSLAB管理人。
大久保あり | Ari OOKUBO
1974年生まれ。1998年 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2001年 ロンドン芸術大学チェルシー・カレッ ジ・オブ・アート・アンド・デザイン修士課程修了。自らの経験を基にフィクションを執筆しインスタレーションとともに展開する作品。メディアは絵画、写真、ビデオ、音声、彫刻、印刷物、パン、朗読など。 近年の主な展覧会に個展「パンに石を入れた17の理由」3331 Gallery(東京 2020年)、個展「I’m the Creator of this World, You’re One of the Materials in the Universe」スプラウト・キュレーション(東京 2018年)、「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)、個展「BLACK CIRCLE is NOTHINGNESS」ガレリア・フィナルテ(愛知 2016年)、個展「クリテリオム90 大久保あり『美術館の幽霊』」 水戸芸術館(茨城 2015年)、「われらの時代_ポスト工業化社会の美術」金沢21世紀美術館(石川 2015年)など多数。
大塚聡 | Satoshi OTSUKA
1970年 福島県生まれ。1994年 多摩美術大学美術学部卒業。美術作家。写真、映像、インスタレーションなどのメディアを用いた作品を制作。2003ー04年 財団法人ポーラ美術振興財団在外研修制度にてベルリンに滞在。2003年 アーティスト・イン・レジデンス FIH (Field Institiude Hombroich) ドイツに参加。 主な個展に、「 Untitled (Seeing Time)」ample gallery(東京 2017年)、「 代官山フォトフェア2016 」 hiromiyoshii roppongiブース(東京 2016年)、「 残光 – Afterglow 」Maki Fine Arts(東京 2016年)、「 Fragment 」旧小林秀雄邸(神奈川 2009年)など。主なグループ展に、「 AMB - 媒質としてのアンビエント」Sprout Curation(東京 2019年)、「 瀬戸内国際芸術祭2010 」福武ハウス(香川 2010年)、「 The ESSENTIAL 」千葉市美術館(千葉 2002年)など。
岡本大河 | Taiga OKAMOTO
1994年 東京都生まれ。2018年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。 主な個展に「穴が咲いた!穴が咲いた!」新宿眼科画廊(東京 2015年)、主なグループ展に「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)、「The continent, 八木と、」小金井アートスポットシャトー(東京 2016年)、「OOQO」Space Wunderkammer(東京 2016年)がある。
荻野僚介 | Ryosuke OGINO
1970年 埼玉県生まれ。1993年 明治大学政治経済学部卒業。1998年 Bゼミスクーリングシステム修了。均質に塗られた色面による絵画を主に制作。主な個展に「(-ness)」Maki Fine Arts(東京 2018年)、「個点々」switch point(東京 2015年)、「cannot see clearly」gallery COEXIST TOKYO(東京 2014年)など。主なグループ展に、「MOTコレクション ただいま/はじめまして」東京都現代美術館(2019年)、「ペインティングの現在-4人の平面作品から-」川越市立美術館(埼玉 2015年)、「New Vision Saitama 4 静観するイメージ」埼玉県立近代美術館(2011年)など。
奥誠之 | Masayuki OKU
1992年 東京都生まれ。2014年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2018年 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。この頃は絵を描いている。声と絵の具、発声と筆致がイコールになるような表現を目指す。主な個展に主な個展に、「南洋のライ」art center ya-gins(群馬 2014年)、「ドゥーワップに悲しみをみる」ト タン(東京 2019年)など。
勝俣涼 | Ryo KATSUMATA
1990年生まれ。長野県出身。武蔵野美術大学大学院修士課程芸術文化政策コース修了。美術批評。 主な論考に「ジョン・バルデッサリの修辞学」(『引込線2015』、引込線実行委員会 2015年)、「わたし」と「ずらし」の力学──豊嶋康子論」(『ART CRITIQUE ウェブ版』2016年6月号、BLUE ART)、「美学的主題としての〈確かさ〉をめぐって──「リテラリズム」という争点」(『美史研ジャーナル』第14号、武蔵野美術大学造形 文化・美学美術史研究室 2018年)など。主な展評に、『美術手帖』での月評連載(2015年4月号~2016年3月号)、「〈わたし〉の腫れぼったい手──「わたしの穴 美術の穴」2019年企画」「蜘蛛と箒」(ウェブサイト、2019年)など。また、「ART WIKI」(ウェブ版『美術手帖』)の共同執筆に参加。
川村元紀 | Motonori KAWAMURA
1984年 静岡県生まれ。2008年 金沢美術工芸大学卒業。「弱さ」をテーマに、インスタレーション・絵画・ドロー イングなどを制作。近年の主な展覧会に、個展「プランクトン」CAS(大阪 2019年)、個展「A Doghouse on the Ground」芸宿(石川 2019年)、「オオカミの眼」Block House(東京 2017年)、「クロニクル、クロニクル!」 Creative Center OSAKA(大阪 2017年)、「引込線2017」旧所沢市第2学校給食センター(埼玉)など。
構想計画所 | Conceptual Architect
構想計画所は、前野智彦が所長を務める「複数で形成された単数の緩やかな纏まり」=活動体で、構成員はプロジェクトごとに複数の表現者で組織される。また、各プロジェクトとゆるやかに関連するレクチャーやシンポジウム等を並行して多数企画している。「人間は自らが棲まっているこの世界を無意識のうちに、人間にとっての意味や目的、あるいは自我や主体 といった整合性や一貫性を軸に理解しようとするが、世界は常に人間に無関心で無関係であるかのような出来事の続起に満ちている」このことを前提に出発する構想計画所は、整合性や一貫性に回収できない/されない世界、あるいは人間にとっての意味や目的、自我 や主体すら崩壊させてしまうような出来事を、無人島という人間のいない世界、あるいは島という自然の力動が生み出す不安定な大地の生成過程へと、人文学(人 文科学)的視点とともに独特の仕方で結びつけることで、人間がこの世界に棲まうことをさしあたり可能にしている「なにものか」を発見し、人間的な営みである芸術のフィールドから発信している。
小林耕二郎 | Kojiro KOBAYASHI
1975年生まれ。滋賀県出身。多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻家。個人及びアーティストユニット「構想計画所」や「row & row」として活動。そうかもしれないし、そうだったかもしれない、その話の続きをつくることに取り組んでいる。近年の主な展覧会に個展「動ブツたち」「動ブツたち動く」gallery COEXIST-TOKYO(東京 2017年)。グルー プ展に「Hi, WeChat 」Rongyi art museum(上海/中国 2019年)、「対馬アートファンタジア」半井桃水館(長 崎 2018年)、「オープンシアター2017」KAAT神奈川芸術劇場(2017年)。row & row としての活動「ヴァンダー カンマー」北海道立近代美術館(北海道 2020年)など。
小山友也 | Yuya KOYAMA
1989年 埼玉県生まれ。近年の個展に「DONUT PLANET」Art Center Ongoing(東京 2019年)、「交換や拾得ーSAKSAK vol.1 」blanclass(神奈川 2018年)、「COUNTERWEIGHT」Open Letter(東京 2017年)「Remaining Methods」 3331arts chiyoda(東京 2017年)。近年のグループ展に「Whenever Wherever Festival しきりべんと!vol.3」元映画館(東京 2020年)、「今の時代のニュードキュメンタリー」3331 arts chiyoda/Athénée Français(東京 2019年)などがある。2016年からOngoing Collectiveに所属。
阪中隆文 | Takafumi SAKANAKA
1989年 東京都生まれ。写真・映像・インスタレーションを制作する。暗渠、ビルの天井裏、床下、古墳、空き地など都市や建築の周縁的領域に着目し、遊びのような行為によってアプローチする。 近年の個展に「superplay」TokenartCenter(東京2019年)、「outdoor」map(群馬2019年)「Whenever Wherever Festival しきりべんと!vol.3」元映画館(東京 2020年)などがある。2016年からOngoing Collectiveに所属。
関真奈美 | Manami SEKI
1990年 東京都生まれ。2013年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。美術作家。言語とイメージ、物理空間と多次元に代理表象された空間を往来する手続きをふむ。近作ではプログラムやシステムを人間の言語レベルで応用したパフォーマンス作品などを制作、発表。主な展覧会・イベントに「(real)timeとstudy tables」space dike(東京 2017年)、《乗り物 #鑑賞》「引込線 2017」(埼玉 2017年)、「PJB」BankART1929(横浜 2017年)、「ビヨンド・マテリアライジング」多摩美術大学 アートテーク(東京 2018年)、「記録係 vol.羽島市勤労青少年ホームを記憶し記録する1日」羽島市勤労青少 年ホーム(岐阜 2019年)など。
高嶋晋一+中川周 | Shinichi TAKASHIMA + Shu NAKAGAWA
パフォーマンス作品などを手がけ執筆活動も行う美術作家の高嶋(1978年 東京都生まれ)と、博物資料やプロダクツの撮影に携わる写真家・映像作家の中川(1980年 高知県生まれ)によるユニット。2014年から共同で映像制作を開始し、それ自体は画面内に見えるものではないカメラの運動性を基軸とした作品を発表する。運動視差を利用した測量にも似た手法で、人間不在の世界を描く。個展に「視点と支点ー最短距離のロードムービー」MEDIA SHOP gallery (京都 2019年)。主なグループ展に「それぞれの山水」駒込倉庫(東京 2020年)、「IMG/3組のアーティストによる映像作品展」Sprout Curation(東京 2019年)など。
寺内曜子 | Yoko TERAUCHI
1954年 東京都生まれ。1981年St.Martins School of Art, Sculpture Advanced Course修了。美術家。 1979ー98の20年間ロンドンで作家活動。「私たちが普段何気なくしている、世界の理解の仕方」への疑問提示として、内/外、表/裏等の対立関係が、実は言葉の上だけの存在であることを具体的に証明する彫刻や人間の知識や見る事の限界を体験する状況としてのインスタレーション等を制作、発表している。 主な個展に、かんらん舎(東京 1991年、2017年他)、Victoria Miro(ロンドン 1993年他)、Chisenhale Gallery(ロンドン 1994年)、ギャラリーαM(東京 2001年)、慶應義塾大学アートセンター(東京 2017年)など。 主なグループ展に「The Sculpture Show」Hayward Gallery (ロンドン 1983年)、「空間体験」国立国際美術館(大阪 2000年)、「Schema-Sukima」Laure Genillard(ロンドン 2014年)など。
東間嶺 | Ray THOMA
1982年 東京都生まれ。2008年 多摩美術大学大学院絵画科専攻修了。美術家、非正規労働者。シャシン (Photo)とヒヒョー(Critic)とショーセツ(Novel)のmelting pot的な表現を探求中。〈引込線/放射線〉では展示の他、イベント、パフォーマンス撮影を担当した。 近年の展示に「吉川陽一郎+東間嶺+藤村克裕『路地ト人/路地二人々』」(東京 2019年)、「吉川陽一郎×東間嶺『WALK on The Edge of Sense』」Art Center Ongoing(東京 2018)、「Photobook as object / Photobook who cares---Tokyo Art Book Fair 2016」(東京 2016)。主なテキストに、「パーフェクト・パーフェ クト・パーフェクト・エブリデイ」、「死んでいないわたしは(が)今日も他人」(『Witchenkare vol.10、vol.7』)などがある。
戸田祥子 | Shoko TODA
1981年 東京都生まれ。2006年 東京藝術大学美術研究科修士課程修了。風景や気候などをモチーフに、個人的な感覚と共有のあいだで変形する世界を、映像や立体などの手法で展開している。 近年の個展に「分け目で、踊る」krautraum(東京 2016年)、「地理に、リズム」3331 Gallery (東京 2011年)など。近年の展覧会に、「食事を終えたら日付をめくり、カレンダーの裏にはいくつかの線を描こう」krautraum(東 京 2018年)、「瀬戸内国際芸術祭」(香川 2013及び2016年)、「引込線2015」「引込線2017」(埼玉 2015及び 2017年)など。hanage(青木真莉子+秋山幸+戸田祥子)として、音楽イベント「(hanage+Sabbatical Company)×sound」 引込線2017会場内(埼玉 2017年)、食べられるアーカイブイベント「追記」krautraum(東京 2016年)なども行う。
冨井大裕 | Motohiro TOMII
1973年 新潟県生まれ。1999年 武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。美術家。 既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として「彫刻」のあらたな可能性を模索する。Twitterにて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察する活動も行う。主な個展に、switch point(東京 2004~2013及び2020年)、Art Center Ongoing(東京 2009、2012、2014 及び2017年)、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku(東京 2013、2015及び2017年)など。その他展覧会、イベント多数。「壁ぎわ」「はしっこ」世話人。
中島水緒 | Mio NAKAJIMA
1979年 東京都生まれ。美術批評。和光大学人文学部芸術学科卒。 主なテキストに、「恋愛映画」は誰のためにあるのかー「(500)日のサマー」における「真実」と「言葉」(私 家版 2014年)、「鏡の国のモランディー1950年代以降の作品を「反転」の操作から読む」(『引込線2017』、 引込線実行委員会 2017年)など。自身のWebサイトにて、論考「沈黙の形態ー1940年代のジョルジョ・モランディ」(2015-16年)、「イタリア近現代美術年表」を公開。
二藤建人 | Kento NITO
1986年 埼玉県生まれ。自身が一枚の雑巾となり世界各地の街を拭き上げる「雑巾男」や、他者の重さを真下から両足で踏み締める装置「誰かの重さを踏みしめる」などを発表。主な展覧会に「高田冬彦×二藤建人『不可能な人』」TAV GALLERY(東京 2019年)、「ヘルニア」第1部《労働のエステティクス》gallery N 神田社宅(東京 2018年 )、第2部《自由な落下のために》gallery N(愛知 2018年)、「たゝ ゙吹き抜ける風」Art Center Ongoing(東京 2017年)、「自由の場所」京都精華大学(2017年)、「ニュー・ヴィジョン・サイタマV 迫り出す身体」埼玉県立近代美術館(2016年)、「あいちトリエンナーレ2016」東岡崎駅ビル(2016年)など。
野本直輝 | Naoki NOMOTO
1990年 埼玉県生まれ。2014年 東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 アーティスト/ blanClass ディレクター。映像やパフォーマンスなどの制作、アーティストとのイベント企画を行う。 主な発表に「そのままうごめく」あをば荘(東京 2014年)、「野本翔平 上映会」野本翔平選挙事務所(埼 玉 2015年)、「blanClass@引込線2017」引込線2017会場内(埼玉 2017年)など。 主な企画に「SakSak」 blanClass(神奈川 2018及び2019年)など。
橋場佑太郎 | Yutaro HASHIBA
1995年 神奈川県生まれ。千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。 主な企画に「小東京☆銀河 vol.8 品出し」大東京綜合卸売センター(東京 2015年)。 論文に「技能実践家としてのアーティスト白川昌生を求めて」(2017年)など。
橋本聡 | Satoshi HASHIMOTO
アナリスト、アナーキスト、アーティスト、アラブ、アブストラクト、アクト。 主な発表に「行けない、来てください」ARCUS(茨城 2010年)、「あなたのコンセプトを売ってください」(インド各地 2011年)、「独断と偏見:観客を分けます」国立新美術館(東京 2012年)、《偽名》「14の夕べ」東京国立近代美術館(2012年)、「国家、骰子、指示、」Daiwa Foundation(ロンドン 2014年)、「MOTアニュアル 2016 キセイノセイキ」東京都現代美術館(2016年)、《全てと》「LISTE」(バーゼル/スイス 2016年)、「Fw: 国外(日本ーマレーシア)」国際空港・飛行機・マレーシアなど(2016年)、「世界三大丸いもの:太陽、月、目」 青山|目黒(東京 2017年)、「夜ー時 = 闇」Hans & Fritz Contemporary(バルセロナ/スペイン 2018 年)、「Kyojitsu-Hiniku」イビラプエラ公園 日本館(サンパウロ/ブラジル 2018年)など。 他、An Art User Conference や基礎芸術においての活動もおこなっている。
藤井匡 | Tadasu FUJII
1970年 山口県生まれ。九州大学文学部卒業。1995年から宇部市役所学芸員として「現代日本彫刻展」ほかの展覧会を担当。後にフリーランスとして、各地での展覧会やアートプロジェクトに携わる。現在、東京造形大学准教授。 東京造形大学附属美術館での展覧会としては「ジャコモ・マンズー恋人たち」(2015年)、「成田克彦ー実験の続き」(2015年)、「大辻清司・高梨豊ー写真の「実験室」と「方法論」(2017年)などを担当。 近年の著書に『現代彫刻の方法』(美学出版 2014年)、『公共空間の美術』(阿部出版 2016年)、『語られる佐藤忠良』(共編著、アイノア 2017年)、『風景彫刻』(阿部出版 2018年)など。近年の論文に「ロダニズムという視覚:中原悌二郎の〈老人像〉について」(東京造形大学研究報20 2019年)など。
眞島竜男 | Tatsuo MAJIMA
アーティスト。主な展覧会・パフォーマンスに「今日の踊り」TARO NASU(東京 2018年)、「岡山芸術交流2016」岡山県天神山文化プラザ(2016年)、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭」京都市美術館(2015年)、「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」blanClass(神奈川 2019年)。主な著作・論考に、『20世紀末・日本の美術ーそれ ぞれの作家の視点から』(共著、アートダイバー 2015年)、「二つのコンテンポラリー」(『引込線2015』、引込線実行委員会 2015年)、「『日本画の転位』と『国内性』」、『「日本画」内と外のあいだで:シンポジウム〈転位する「日本画」〉記録集』、(ブリュッケ 2004年)。
松井勝正 | Katsumasa MATSUI
1971年生まれ。武蔵野美術大学、東京造形大学非常勤講師。芸術学の研究の他、アート・ユーザー・カンファレンスのメンバーとして展覧会などを開催。 主な論文に、「ロバート・スミッソンのエントロピーの美学」(『ART TRACE PRESS 05』2019年)、「風景の脱 生命化:《standstill》について」(『視点と視点 Venue Issues』2019年)、『西洋近代の都市と芸術7ニューヨー ク』(共著、竹林舎 2017年)、『現代アート10 講』(武蔵野美術大学出版局 2017年)など。 アート・ユーザー・カンファレンスの活動として「宮城でのアース・プロジェクト:Robert Smithson without Robert Smithson展」風ノ沢ミュージアム(2015年)など。
水谷一 | Hajime MIZUTANI
描く、その方法に焦点を当て、過不足ない表現と伝達を問う事を出発点に、ドローイング制作を中心に活動するアーティスト。高速道路を思わせる鳥瞰的な風景画で2000年代始め、キリンアートアワード等のコンペティションにて発表を重ね、東京(京橋)のINAX ギャラリー2での個展『磁力の線画』展(2003年)を経た2004年、 国際芸術センター青森において天候や場の状況との共鳴に焦点を当てたインスタレーション作品『襞(ひだ)』 を示す。それ以降、国内外の様々なアーティスト・イン・レジデンスに参加し、表現の必然について直感を促す作品を試みる。
宮川知宙 | Tomohiro MIYAKAWA
1993年 千葉県生まれ。2019年 多摩美術大学大学院博士前期課程彫刻専攻修了。映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの制作/発表/記録を通して美術に関わる。主な展覧会に「to install anti-monument(寺田衣里 + 宮川知宙)」Art Center Ongoing(東京 2018年)などがある。
村田峰紀 | Mineki MURATA
1979年 群馬県生まれ。前橋市在住。2005年 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。原始的身体所作で強いインパクトを与えるドローイングパフォーマンスや、その結果として産み出されるドローイングやインスタレーション、等を発表している。2016年よりOngoing Collective在籍。2017年より身体の人たち在籍。「2019 LIVE International Performance Art Biennale in Vancouver 」(カナダ 2019年)、「vision inside」 rin art association(群馬 2018年)、「 + 」ギャラリーハシモト(東京 2017年)、「現代ドローイング国際芸術祭『TWO STICKS』」ヴロツワフ建築博物館(ブロツワフ/ポーランド 2016年)、「間人」(村田峰紀+首くくり栲象+山川冬樹)、前橋市芸術文化れんが蔵(群馬 2016年)など。
森大志郎 | Daishiro MORI
1971年生まれ。美術展や映画祭カタログ等のエディトリアル・デザインを主に手がける。主な仕事は、東京都現代美術館MOTコレクション展覧会シリーズ『MOTアニュアル2011』(東京都現代美術館)、東京国立近代 美術館ギャラリー4展覧会シリーズ『ぬぐ絵画』、『ヴィデオを待ちながら』(東京国立近代美術館)、『瀧口修造 とマルセル・デュシャン』(千葉市美術館)『、Grand Openings, Return of the Blogs』(ニューヨーク近代美術館)、『パウル・クレー おわらないアトリエ』(京都国立近代美術館)、『清方ノスタルジア』(サントリー美術館)、『蔡国強』(広島市現代美術館)、『「出版物=印刷された問題(printedmatter)」:ロバート・スミッソンの眺望』(上崎千との共作『アイデア』320、誠文堂新光社)など。(AO)
森田浩彰 | Hiroaki MORITA
1973年 福井県生まれ。1998年 Bゼミスクール修了。2002年 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジMAファインアート修了。生活の中で当たり前に存在しているが特に意識されない物事に注意を向け、それらの中に折り重なっているコンテクストや関係性を可視化させる作品を制作している。近年の主な展覧会に「Triple Point of Matter」Fondation Fiminco(パリ 2017年)、「Something to Something else」青山|目黒(東京 2016年)、「Mono no aware: The Beauty of Things」エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク/ロシア 2013年)など。
[引込線2019実行委員会 規約]
2019年4月の「大会議における大枠案」の投票結果全てを受諾し、( 事業団体名 )「引込線2019実行委員会」に参加するものを 実行委員(企画運営者)とする。個々の実行委員の責任により招聘された二次的参加者が本人の意思により、 実行委員になるか一参加者になるかを選ぶものとする。 実行委員は、引込線2019実行委員会の解散まで随時議案の提出ができる。また、あらゆる決定内容の投票権を持つ。 最低10口のドネーション義務を持つ。原則、会議の積極的参加が求められる。
招聘参加者/グループ
青木真莉子 | Marico AOKI (第19北斗ビル「人生ゲーム・祭・オフィスざんまい」、旧市立所沢幼稚 園「出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~」)
1985年埼玉県生まれ。2012年東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修了。主な個展に、「かみの上のあした」Art Center Ongoing(東京 2020 年)、「シラナイアミブ」眺望ギャラリーテラス計画(北 海道 2019年)など。主なグループ展に「NEW VISION SAITAMA 5ー迫り出す身体ー」埼玉県立近代美 術館(2016年)など。
池野絢子 | Ayako IKENO (書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術史家。専門はイタリアの近現代美術。1981年 東京都生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士後期課 程修了、博士(人間・環境学)。青山学院大学准教授。単著に『アルテ・ポーヴェラー戦後イタリアにおける 芸術・生・政治』(慶應義塾大学出版会、2016年)、共著に中村靖子編『非在の場を拓くー文学が紡ぐ科学 の歴史』(春風社、2019年)、分担執筆に岡田温司編『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず書房、2011年) など。
石井友人 | Tomohito ISHII (サテライト「距離と伝達」gallery N)
1981年 東京都生まれ。2006年 武蔵野美術大学大学院修了。既存のイメージをソースとして絵画化し、情報の受容装置としての視覚を問題化した作品を発表している。主な個展に「享楽平面」CAPSULE(東京 2019年)、「『複合回路』認識の境界」Gallery αM(東京 2011年)。主なグループ展に「グレーター台北ビエンナーレ」 NTUA(台湾 2016年)、「わたしの穴 美術の穴」Space 23°C(東京 2015年)など。
伊藤誠 | Makoto ITO (サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ)
1955年 愛知県生まれ。1983年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。1993年 ACC 助成金によりTriangle Artists' Workshop(ニューヨーク)に参加。1996年 文化庁派遣芸術家在外研修員としてアイルランドに滞在。現在、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科教授。引込線の前身「所沢ビエンナーレ・プレ美術展 」(2008年)発起人の一人。1980年代以降 、双ギャラリー(東京)、ガレリア・フィナルテ(愛知)等で個展多数。グループ展に「現代美術の 最前線」画廊パレルゴン(東京 1982年)、「視ることのアレゴリー1995:絵画・彫刻の現在」セゾン美術館(東 京 1995年)、「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉 2017年)など。
市川明子 | Akiko ICHIKAWA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
1991年 愛知県生まれ。夢の中や、かつて現実に起こった出来事を、ドローイング、テキスト、立体、インスタレー ションで再現する。現実にあらわれたイメージと対面し、経験を反芻する作品を制作している。主な展示に「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」武蔵野美術大学FAL/朝鮮大学校美術棟(東京 2015年)、「第6 回都美セレクショングループ展ー境界を跨ぐと、」東京都美術館(2017年)などがある。
井上森人 | Morito INOUE (旧市立所沢幼稚園「放課後」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」(そんたくズ名義で参加)HIGURE17-15cas)
1993年 横浜生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。映像作家、脚本家。2017年、18年 全国自主怪獣映画選手権東京総合大会にて大会初の2連覇。2019年 日テレ系単発バラエティー『映像ビックリエイター ~ロバート秋山の動画新時代~』に話題の若手怪獣映画監督として出演。主な監督作品に『無明長夜の首無しの怪獣』(2018年)、『県立武蔵野魔法高校にんきもの部ドラゴン狩り物語』(2019年)など。お笑いコンビ『そんたくズ』としても活動。
内田百合香 | Yurika UCHIDA (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17- 15cas)
画家。1990年生まれ。中国と日本のクォーター。主に透明水彩・油彩で自分のルーツや信仰心をテーマに絵 を描く。2013年に船戸厚志と「春のカド」を立ち上げ定期的に展覧会を企画。2018年から船戸厚志、村松佑 樹、綱田康平とgallery TOWEDを立ち上げ、運営を行う。
江幡京子 | Kyoko EBATA (サテライト「Anxiety Plus」House of Ebata)
アーティスト。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。古民家をプロジェクトスペースに制作やキュレーショ ンを行いつつ「あいちトリエンナーレ2010 現代美術展企画コンペ」等、国内外で発表している。個人的なテー マから社会問題まで生活者の目線から時代を表現する。本年はムンバイで行われたフェローシップや「ヴォルカナ・ブレインストーム 横浜トリエンナーレ2020」に参加予定。東ティモールの写真家向けワークショップを開催予定。
遠藤純一郎 | Junichiro ENDO (旧市立所沢幼稚園「放課後」)
1994年生まれ。2018年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。 2018年に性にまつわるエンタメコンテンツを作る「白いチューリップ」を立ち上げ、現在は主に作曲を担当。「わたしはクローゼットですが、それもまたいいことです。展」MAD City Galler(y 千葉 2018年)を企画。
大久保怜央 | Reo OKUBO (旧市立所沢幼稚園「575」、サテライト「ぢりの市」theca)
2001年 東京生まれ。「ぢりの市」にはSEDAMA名義で参加。
大塚美保子 | Mihoko OTSUKA (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
立教大学文学部史学科卒業。特定非営利活動法人映画美学校、音楽美学講座クリティック&ヒストリーコース初等科/高等科受講。音楽批評誌「TOHUBOHU」を発行(編集担当)。 現在は、20キロ購入した強力粉を消費すべくパンづくりの日々。
尾﨑藍 | Ai OZAKI (サテライト「ぢりの市」theca)
人間について考えている。
おさないひかり | Hikari OSANAI (サテライト「ぢりの市」theca)
本や土器作っている。
オヤマアツキ | Atsuki OYAMA (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
年 神奈川県生まれ。2020年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻入学。主な展示、 活動に「新TAU彫刻学科ギャラリー」多摩美術大学(東京 2018年)、「東京インディペンデント2019」、「スチューデントアートマラソンvol.15」blanClass(神奈川 2019年)などがある。
小山維子 | Yukiko OYAMA (旧市立所沢幼稚園「いつもしていることをここでもする・外で絵を描く」、 サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
1993年 宮城県生まれ。画家。線を 引く、絵具を置くといった絵画の基本的所作によって矩型構造や単一の表面を確かめつつ、一度限りで生じ る要素の関係や空間を探求。最近は交通機関の移動中にのみ描くデジタルドローイングや、写真をモチーフにした絵画も制作している。主な個展に「キッチン/カウンター GalleryTURNAROUND(宮城 2020年)、「トオク」ひかりのうま(東京 2019年)。現在、相模原のスタジオで制作。
カトウタイガ | Taiga KATO (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、 絶望、展望、希望について」)
1998年生まれ。2018年 多摩美術大学入学。主な展覧会に、2人展「You can't do anything but pray. ーあなたは祈ることしかできないー」ギャラリィK (東京 2020年)などがある。
鹿野震一郎 | Shinichiro KANO (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外をめぐって』」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
画家。1982年 東京都生まれ。2007年 名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業。近年の個展「4 days for a flash」「5 days for a flash (year-end)」Satoko Oe Contemporary(東京 2018年)、「Jump Over the Flagpole」switch point(東京 2018年)。主なグループ展「不可視なものの重ね描き(パランプセスト)ポーカーフェイス / 3 / アフターイメージ」 アートラボあいち (2018年) 、「絵画の在りか」東京オペラシティアートギャラリー(2014年)、「Mono No Aware: Beauty of Things」エルミタージュ美術館(ロシア 2013年)、「VOCA 展2013」上野の森美術館(東京)など。
鐘ヶ江歓一 | Kanichi KANEGAE (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1992年生まれ。2017年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油画専攻卒業。2018年 NPO法人アーツイニシアティブトウキョウ(AIT)、文化庁主催のアーティストプラクティス2017修了。最近の発表「ダンスフィルム上 映会《どこかで生まれて、どこかで暮らす》」森下スタジオ(東京 2019年)、「作品を《飾る》#2-Video Edition Box-」Art Center Ongoing(東京 2019年)がある。
上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフに よるイベント」、サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』はしっこ)
1996年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース2年在籍中。主な個展に「以前から の重複」mime(東京 2018年)。グループ展に「でんちゅうストラットー星をとるー」小平市平櫛田中彫刻 美術館 (東京 2019年)、「DorooinguDorouwingu」Art Center Ongoing (東京 2019年)『、群馬青年ビエンナーレ』群馬県立近代美術館 (2018年)、「Ongoing Fes 2018」Art Center Ongoing (東京)、「アタミアートウィーク」 熱海市各所 (静岡 2018年)などがある。「平成30年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展」優秀賞。
岐阜東寺 | Tohji GIFU (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
岐阜県生まれ。愛知県立旭丘高等学校美術課程を経て、演劇部を前身とする劇団 P.S.Brown を旗揚。多摩 美術大学美術学部絵画学科油画専攻に入学のち、「六大学総合写真展」ソニーイメージングギャラリー (東京 2017年)、「PBL成果発表展」多摩美術大学アートテーク、紀尾井フォーラム (東京 2018年)、「五美大展」国 立新美術館 (東京 2019年)、平成30年度多摩美術大学卒業制作展参加。
グッドムービークラブ | GOOD MOVIE CLUB (サテライト「ぢりの市」theca)
映画好きの5人チーム。三鷹市「Cafe Hammock」を拠点にカフェやギャラリーでの映画上映会やラジオ配信 など、映画を色々な形で楽しむ活動をしている。「明日観る映画を決めるくじ」、映画モチーフのオリジナルグッズ、zineなど販売中。
國冨太陽 | Taiyo KUNITOMI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校第4期卒業。武蔵野美術大学美術学科彫刻学部2年(※参加当時。) 2020 年5月現在、退学。
黒坂祐 | Yu KUROSAKA (サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ、「引込線/ 放射線 : Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
1991年 千葉県生まれ。2019年 東京芸術大学美術研究科油画専攻第三研究室修了。四谷未確認スタジオ 運営。株式会社バスユニット取締役。主な個展に「いくつかのリズム、不活性な場所」四谷未確認スタジオ(東京 2020年)、「ひとつのところにいる」space dike(東京 2016年)、主なグループ展に「絵画・運動(ラフ次元)」 四谷未確認スタジオ(東京 2018年)など。2019年シェル美術賞グランプリ受賞。
芸術幼稚園 | GEIJUTSUYOUCHIEN (サテライト「ぢりの市」theca)
中高生とアートをつなぐWSを開催。
小池俊起 | Toshiki KOIKE (第19北斗ビル「トーク『メディアの再発明?』」)
グラフィックデザイナー。1989年生まれ。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。最近の仕事に、羽鳥嘉郎編著『集まると使えるー80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』(ころから 2018年)、『池内晶子| Akiko Ikeuchi』(gallery21yo-j 2017年)など。「サハ」メンバー。
口琴生活者らるふ | RALPH (旧市立所沢幼稚園「《振動する空間》-とある口琴生活者の奇妙な1日」)
2001年頃、口琴と出会う。2003年~2004年 元村八分の渡辺作郎氏主催の音楽集団「山脈ズ」に口琴担当 として参加。 2008年「第1回国際口琴フェスティバルin東京『月』」出演。人真似でない、自分にしか出来な い口琴表現を追求することが、しいては江戸時代の幕府禁制によって一度は消えてしまった日本の口琴文化の再興につながるのではないかと考えている。
国立奥多摩美術館 | The National Museum of Art, Okutama (旧市立所沢幼稚園 「コレクティヴ・カンファレンス」)
2012年 東京都青梅市に発足。館長は佐塚真啓。「『国立奥多摩美術館』は、美術にとって無視できない作品制作と作品発表についての1つのモデルケースを作りたいと思っています。作る人・見る人が互いに影響しあい未来を変えていけるという可能性。今この世界を一緒に生きているという奇跡。この世界が隠し持つ、まだ見ぬ得体のしれない無数の可能性を、作り手と観客が直接出会う事で互いに模索していけるような事をしたいと思っています。」
小平グローバルイメージ | Kodaira Global Image (サテライト「ぢりの市」theca)
「キングヌーと同じ大学を出ていてしかも身長がキングヌーよりも大きくて石も食べれる小見拓と、カメラを持って午前2時、特撮大好き箒星こと井上森人と、箒星を探して闇に落ちた手の震えてるアートディレクターこと田 中義樹で結成されたクリエイティブ集団でいつでも仕事を募集してます。呼ばれたら2分後に行きます。メンバーのうち2人が行きます。」
小平スタジオエリア | Kodaira Studio Area (サテライト「スイングバイ」小平スタジオエリア)
東京都小平市に1990年代後半ごろから存在するスタジオ群。アーティストのみに留まらず、内装、家具、金属 工芸、塗装業などの作家や職人など多様な作り手が出入りする。過去にオープンスタジオを6回開催。「スイ ングバイ」参加メンバーは、[広沢仁、木村真由美、寺田佳央、花澤武夫、木下令子、渡辺泰子、木村桃子、神 祥子、杉浦藍、對木裕里、早川祐太、藤浪美世、堀口泰代、森洋樹、ミルク倉庫+ココナッツ、山岸武文]
小西航生 | Koki KONISHI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現 状、絶望、展望、希望について」)
1995年 愛知県生まれ。2020年現在、武蔵野美術大学大学院修士課程油絵コース1年在籍。主な展覧会に、「ガーデンマツイ205」(東京 2019年)などがある。
このよのはる | KONOYONOHARU (サテライト「ぢりの市」theca) 2015年結成うたっておどれる似顔絵男女ユニット。おもに渋谷の路上にて似顔絵を描き、歌を歌い生活をしている。「その場に住み着く妖怪になるのが多分得意。見えないものは信じないタイプ。空間がだいすき!車で旅をしながら全国各地のアートイベントやフェスに参加し、ハッピーな歌と似顔絵を届ける!」
小林耕平 | Kohei KOBAYASHI (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1974年生まれ、埼玉県在住。主な展示に「 MOMATコレクション展示《東・海・道・中・膝・栗・毛 》」東京国立近代美術館 (2019年)、個展「あくび・指南」山本現代( 東京 2018年)、「小林耕平 × 高橋耕平 切断してみる。 ー二人の耕平」豊田市美術館 (愛知 2017年)、「瀬戸内国際芸術祭2016」伊吹島(香川県)、「あいちトリエ ンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ」豊橋会場 (愛知)など。
小林晴夫 | Haruo KOBAYASHI (旧市立所沢幼稚園「トーク『おしゃべり 小山友也x小林晴夫』」)
1968年 神奈川県生まれ。blanClassディレクター、アーティスト。2009年 blanClassを創立、芸術を発信 する場として活動をはじめる。作家として、個展「Planning of Dance」ギャラリー手(東京 2000年)、「雪 – snow」ガレリエsol( 東京 2001年)やパフォーマンスなど。執筆として『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史(編: BankART1929発行 2005年)、「原口典之 社会と物質」(寄稿:芸術批評誌REARno.22 2009年)など。
近藤南 | Minami KONDO (サテライト「ぢりの市」theca)
酒井直之|Naoyuki SAKAI (旧市立所沢幼稚園「仮設サークル」) 1991年生まれ。ダンサー、振付家。東京藝術大学大学院に在籍し、舞踏(Butoh)の研究を軸としたパフォーマンスを制作している。2012年から2019年までコンテンポラリーダンスカンパニー <Co. 山田うん > にダンサー として参加し、国内外の公演に多数出演。イタリア発のパーキンソン病と共に生きる人々を主な対象としたダ ンス活動「Dance Well」の研修を修了。2020年よりダンスウェル講師。
坂本悠 | Yu SAKAMOTO (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
2011年 東京造形大学インダストリアルデザイン専攻卒業。在学中からCSLABの活動に参加し、卒業後管理 職員として様々なイベントを企画。主にオーディオやレクチャー/ワークショップ形式の作品を制作。近作とし て「Post-Pop?」、「Get image of others(」共作・小山友也)がある。
沢山遼 | Ryo SAWAYAMA (書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術批評。1982年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。武蔵野美術大学、東京都立 大学等非常勤講師。主な論考に「都市の否定的なものたち ニューヨーク、東京、1972年」(『ゴードン・マッタ =クラーク展』東京国立近代美術館、2018年)、「ウォーホルと時間」(『NACT Review 国立新美術館研究紀要』 第4号、2018年)、「ニューマンのパラドクス」(田中正之編『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実(西洋近 代の都市と芸術7)』竹林舎、2017年)など。
じゃぽにか | JAPONICA (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2002年に新宿で誕生した集合痴のアート集団。新宿美術学院油絵科で知り合ったアルシン、ダイスケ、サー君、 ゴロー、杉様、ともちゃん等によって結成される。2013年に初個展「じゃぽにかぱみゅぱみゅのじゃぽにかぱみゅ ぱみゅーじあむ」Art Center Ongoing(東京)を開催。多様なメディウムを駆使する図画工作おじさん。「炎上アート」を標榜して2014年、第17回岡本太郎現代芸術賞特別賞を授賞。炎上を批評的にあつかい、ネット上を舞台に悪ふざけやパロディそして軽薄なシミュラークルを撒き散らし、さまざまなアートの動向に勝手に絡んでいる。
ジャーマン スープレックス エアライン | German Suplex Airlines (旧市立所沢幼稚園「コ レクティヴ・カンファレンス」)
作家6人によるグループ。独自の表現をどのようにして社会へ浸透させるかを考え、様々な分野のプロフェッショナルと協同しながら、プロジェクトとして実行することを活動の柱にしている。アート界からは直に結びつきにくいビジネス社会へ積極的に入り込み、社会へ浸透する中で得られた資本によって、航空会社を持つことが物理的な目標。アートという思考。それだけでどれだけの物を得られるかを貪欲に追求している。
神祥子 | Sachiko JIN(サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas、「スイ ングバイ」小平スタジオエリア)
1988年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。絵を描くこととその周辺を通して、イメージを見ることと描かれたものと生きることについて考えている。個展に「まばたき / あらわれ」東京ワンダーサイト本郷|TOKAS (2017年)など。
関園子・関智文 | Sonoko SEKI・Tomobumi SEKI (サテライト「ぢりの市」theca)
母や家族について、人との距離感などについて考える姉弟のコラボユニット。
関貴尚 | Takanao SEKI(書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』)
美術史。1990年茨城県生まれ。専門は戦後アメリカ美術。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。 主な論文に「エントロピーと死の欲動ーロバート・スミッソンの《スパイラル・ジェッティ》」(『美史研ジャーナル』、第13号、武蔵野美術大学造形文化・美学美術史研究室、2016年)など。
関優花 | Yuka SEKI (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、 展望、希望について」)
1997年 ミシガン州生まれ。 2016年 美学校現代美術講座「外道ノススメ」修了。2019年 筑波大学芸術専門 学群特別カリキュラム版画コース卒業。現在、横浜国立大学都市イノベーション学府に在学中。日常生活で 反復して行われる行為や動作をモチーフに、自身の体を用いてパフォーマンス作品を制作している。主な展覧会に「にんげんレストラン」歌舞伎町ブックセンター (東京 2018年)、個展「うまく話せなくなる」ナオナカムラ (東京 2018年)。
そんたくズ | SON-TAK'z (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
田中寿司ロボットとペットロスター井上のお笑いコンビ。第23回岡本太郎現代芸術賞に史上初、コントを出品して入選を果たす。『そんたくズ岡本太郎美術館記念コントライブ 死ぬのはお前だ!アジア初の逆デュシャン展』(2020年)など。
大福書林 | Daifuku Shorin (サテライト「ぢりの市」theca)
「ちいさな出版社です。ささやかで知られざる、庶民の芸術を本の形で紹介しています。」
高山勇吹 | Ibuki TAKAYAMA (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
1998年 滋賀県生まれ。2020年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻入学。主な展示・活動に、2019年「ジェンダーに関する観察と記録」黄金町高架下スタジオSite-A (神奈川)、「東京インディペン デント2019」東京芸術大学陳列館、「ステューデントアートマラソン vol.15」blanClass(神奈川)などがある。
瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベ ント」、「美術教育者のための1日スクール:美術教育の現状、絶望、展望、希望について」)
1996年 福島県生まれ。2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。主な展覧会「大失恋展」武蔵野美 術大学7号館 (東京 2015年)、「小平アートサイト」鷹の台公園 (東京 2015年)、「銀座夏祭り」STAND GINZA /80 (東京 2018年)、「マイブーム展」ギャラリー pizza-3 (東京 2018年)、「瀧内彩里展」武蔵野美術大学12 号館地下展示室 (東京 2018年)、「これからを再演する」武蔵野美術大学4号館211 (2019年)などがある。
辰野登恵子 | Toeko TATSUNO (第19北斗ビル「Permanent Collection」)
1950年 長野県生まれ。1974年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1996年 第46回芸術選奨 文部大臣新人賞受賞。2004年 多摩美術大学教授。2014年 逝去(64歳没)。 主な展覧会に、「辰野登恵子個展」村松画廊 (東京 1973年)、「現代美術への視点 メタファーとシンボル」東京国立近代美術館 ( 1984年 ) / 国立国際美術館 (大阪 1985年 ) 、「 辰野登恵子 1986 — 1995 」 東京国立近代美術館 1995)、「辰野登恵子展 抽象―明日への問いかけ」資生堂ギャラリー (東京 2011年)、「辰野登恵子 オン・ペーパーズ」埼玉県立近代美術館 (2019年)/名古屋市美術館 (愛知 2020年)。その他、国内外への出品、美術館への収蔵作品多数。日本現代絵画に多大な影響を与えた画家のひとり。
立川清志楼 | Kiyoshiro TATEKAWA (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1967年生まれ。2019年キャノン写真新世紀佳作。個展に「檻」ギャラリーQ (東京 2013年)、「檻II」The White (東京 2014年)、「檻III」The White (2015年)。グループ展に「写真の地層展vol.18・19」世田谷美術館 (東 京 2017年/2018年)。グループ映像展に「Experience in Material Film collection 1」シアターイメージフォーラム (東京 2019年)、「material zone=物質地帯」横浜美術館レクチャーホール (神奈川 2020年)がある。
田中義樹 | Yoshiki TANAKA (旧市立所沢幼稚園「放課後」、サテライト「トーク『内⇄外、それ ぞれの活動から』」はしっこ、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」(そんたくズ名義で参加)HIGURE17-15cas)
1995年 三重県生まれ。幼少期より彫刻家を志し現在は立派な彫刻家。個展を多数開催。引込線の関係者からも一目置かれている。「親子で楽しめるエセアングラ」をテーマに結成された「ミーアキャットボーイズ」主宰。 新型コロナウイルスに負けない元気さでみんなから好かれている。第21回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞。岡本太郎現代芸術賞2年連続入選。そんたくズとしても活動。尊敬するアーティストは、のん。
津賀恵 | Megumi TSUGA (サテライト「~映像と斜陽」三鷹SCOOL)
1992年生まれ。2018年 多摩美術大学大学院彫刻学科修了。 2019年の活動として、MELLOW(都内で開講される女性にまつわる講義をまとめたウェブサイト)の開設、「female artists meetingのための展覧会」Art Center Ongoing (東京)、CSLAB×MELLOW ジェンダーに関する観察と実践ゼミ」東京造形大学 CSLAB (東 京)など。神奈川在住アートファン、female artists meetingメンバー、google map ローカルガイドレベル2。
土屋貴哉 | Takayoshi TSUCHIYA (サテライト「距離と伝達」gallery N)
東京都出身。90年代末より、日常を支える環境化した環境物、環境システムへの極めてシンプルな介入により、知覚に揺さぶりをかける作品を発表。映像、写真、平面、立体、インスタレーション、ネットアートなど多メディアで展開。主な展示「1974年に生まれて」群馬県立近代美術館 (2014)、国際展「FILESP 2014」FIESP (サ ンパウロ/ブラジル 2014年)、個展「Expanded Cloud」switch point(東京 2019年)他。
なえぼのアートスタジオ | naebono art studio (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレ ンス」)
札幌を活動拠点とするアーティストが中心となって運営、管理を行っている。元缶詰工場で2フロア約270坪の古い倉庫を自分たちで改装し2017年7月にスタート。10組以上のアーティスト制作スタジオ群をはじめ、日本で最も古くから続いているアーティスト・イン・レジデンスや企画ギャラリーのビューイングルームなども入居している。また、約30坪のフリースペースを併設し、企画展示、ゲストスタジオ、ライブパフォーマンスなど、多彩な活動をサポートする。
中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA (第19北斗ビル「ボランティア・スタッフによるイベント」)
1998年 東京都生まれ。2019年 東京造形大学入学。2020年 東京藝術大学先端芸術表現科入学。
中尾拓哉 | Takuya NAKAO (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外を めぐって』」、書籍『政治の展覧会 : 世界大戦と前衛芸術』)
美術評論家。1981年東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。多 摩美術大学非常勤講師、立教大学兼任講師。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017)。監訳 書にマシュー・アフロン『デュシャン 人と作品』(フィラデルフィア美術館、2018)。編著書に『スポーツ/アート』(森話社、2020)。主な論考に「50年あるいは100年後の鑑賞者ー日本・マルセル・デュシャン論再考」(『美術手帖』2019年2月号)など。
中村大地 | Daichi NAKAMURA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
作家・演出家。1991年 東京都生まれ。大学入学に合わせ仙台市に移住、8年を過ごす。現在は東京都府中 市に在住。自身が主宰し演出を担う屋根裏ハイツでは、人が生き抜くために必要な「役立つ演劇」を志向す る。近作《ここは出口ではない》で第2回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール2019」で優秀演出家賞一席となる。
長沼宏昌 | Hiromasa NAGANUMA (旧市立所沢幼稚園「Mobile Library/栗鼠文庫」)
写真家。若手作家などの展覧会企画も手掛ける。小学生の頃から写真撮影現像などを始め、版画のコレクションを契機に現代アートに興味を持つようになった。概念芸術の松澤宥氏のパフォーマンスやプサイの部屋の写真を撮っていたのをきっかけに、松澤宥アーカイブの手伝いを始める。松澤宥氏の展覧会をきっかけに小倉正史氏の現代アート塾に参加する。
はこちゃん | hakochan (サテライト「ぢりの市」theca)
石拾いなどをしている。
原葉太 | Yota HARA (旧市立所沢幼稚園「575」、サテライト「ぢりの市」theca)
2001年 東京都生まれ。消しゴム版画、絵本、絵画などを制作。2020年3月に OUTBOUND 小林和人とBOOTLEG 尾原史和の共同キュレーションによる初個展「きみのはなし」BOOTLEG gallery(東京)が開催された。
東野哲史 | Tetsushi HIGASHINO (第19北斗ビル「人生ゲーム・祭・オフィスざんまい」、旧市立 所沢幼稚園「出張神輿キャットゲットタワー~彼らと3人のなりわい~」)
1976年 滋賀県生まれ。1999年 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。 主な個展に「a頭かな柔さはら」Art Center Ongoing (東京 2019年)、「C-C-D」Edmund Felson Gallery (ベルリン/ドイツ 2017年)など。主なグループ展に「プラハ・カドリエンナーレ2019」Výstaviště Praha Holešovice (プラハ/チェコ 2019年)など。
引田沙絵 | Sae HIKITA (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベント」、 サテライト「ぢりの市」theca)
2017年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学。現在、同校在籍中
船戸厚志 | Atsushi FUNATO (サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17- 15cas)
美術作家。1988年生まれ、群馬県出身。2013年より展示企画「春のカド」を内田百合香とともに設立、運営。 2018年より東京都墨田区にて galleryTOWED を設立、内田百合香、村松佑樹とともに運営。
孫田絵菜 | Ena MAGOTA (第19北斗ビル「Permanent Collection」、「トーク『展覧会の内と外をめ ぐって』」、サテライト「引込線/放射線:Satellite Final, or...」HIGURE17-15cas)
画家。1974年 東京生まれ。1996年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。1988年Bゼミスクーリン グシステム修了。主な展示に個展「asymmetric square」SYP artspace (東京 2017年)、グループ展「テキーラオールスターズ」ギャラリーカフェニモード (東京 2011年)、「A Part Ment」sh site (ニューヨーク 2008年)、「OPENING EXHIBITIONS」遊戯室 (茨城 2007年)など。
ミルク倉庫+ココナッツ | mirukusouko + The Coconuts (旧市立所沢幼稚園「コレクティ ヴ・カンファレンス」)
2009年結成のミルク倉庫に2015年よりアーティストユニットのココナッツが加わり、現在は7名でミルク倉庫 + ココナッツとして活 動 。メンバーそれぞれが建築系技術をはじめとして、電設技術、音楽、エディトリアルデザインなどの専門的な技能を有し、自ら共同のアトリエや展示・イベントスペース/住居として「milkyeast」( 2 0 1 1 - 1 6 年 )の改修や改装をおこない運用。ものに備わる潜在的な機能の 発見や道具と身体の連関から着想し制作をおこなう作品を特徴とし、展示やイベントなどの企画もおこなう。
村岡佳奈 | Kana MURAOKA (サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock)
年 宮城県仙台市生まれ。大学時から演劇部に所属し、部内外問わず精力的に活動。大学卒業後、1年フリーランスでの活動を経て屋根裏ハイツに所属。劇団本公演全てに出演している。2017年東京に上京し、 劇団公演を中心に俳優活動を続けている。 主な出演作は、時間堂《衝突と分裂、あるいは融合》仙台公演、丸福ボンバーズ《バカの王様~The KING of BAKA ~》、青年団リンク RoMT《十二夜》など。
村松珠季 | Tamaki MURAMATSU (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美 術教育の現状、絶望、展望、希望について」、サテライト「トーク『内⇄外、それぞれの活動から』」はしっこ)
1998年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科に入学後、3年次に彫刻学科へ転科し2020年卒業。同 大学大学院修士課程に在籍中。主な個展に「options」小平アートスポットシャトー2F (東京 2019年)。主な グループ展に「令和元年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」武蔵野美術大学 (東京 2020年)、「Art Fair Ongoing」Art Center Ongoing (東京 2019年)、「コネクト× 翻訳」武蔵野美術大学 (2019年)。
メランカオリ | MELAN KAORI (サテライト「ぢりの市」theca)
1991年生まれ。神奈川県出身。現在、茨城県で古文プロ講師や地球儀加工員をしながら「土星プロレス」や「霊合カラオケ」と称した独自の占いをしている。
もじからだ | MOJIKARADA (サテライト「ぢりの市」theca)
岩上涼花と遠藤七海のユニット。「意味内容を伝えるという文字本来の役割をお休みしてもらい、文字と遊ぶ シリーズを「文字を化かす」と名付けて制作を行っています。」(岩上)、「日常のすべてにときめきを感じて生きています。地上30階から地下3階まで、色んな踊りを踊ります。」(遠藤)
八木温生 | Haruo YAGI (第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園「ボランティア・スタッフによるイベント」)
現 在 、 武 蔵 野 美 術 大 学 彫 刻 学 科 4 年 在 籍 中 。 グループ展に「 アートサイト 」都立武蔵国分寺公園内( 東京 2017年)、「学内展示」武蔵野美術大学(東京 2018年)、「コネクト」武蔵野美術大学内課外センター(2019年) などがある。
山口時世 | Tokiyo YAMAGUCHI (旧市立所沢幼稚園「いつもしていることをここでもする・ 外で絵を描く」、サテライト「屋根裏の衛星」Cafe Hammock、「引込線/放射線:Satellite Final, or...」 HIGURE17-15cas)
1992年 埼玉県生まれ。「デタラメに描いた絵が偶然良い絵になることがあります。その 幸運を引きつけるような方法を考えながら絵を描きます。」主な展示に「まぬけのリズム」納戸/gallery DEN5 (東京 2018年)「不思議な午後」CORNER PRINTING KG (東京 2020年)など。
山本聡志[GAGDA] | Satoshi YAMAMOTO[GAGDA] (サテライト「ぢりの市」theca)
大阪生まれ。1998年、虫垂炎(盲腸)を発症し緊急手術。2016年 東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業 (3回留年)。現在は仕事でシステム開発をする傍ら、印刷物やWebデザイン、遅刻理由の録音など行っている。
山領直人 | Naoto YAMARYO (旧市立所沢幼稚園「美術教育者のための1日スクール:美術教育 の現状、絶望、展望、希望について」)
1988年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。1987年~現在まで明星学園高等学校美術科専任教諭。1990年にアメリカ合衆国マサチューセッツ州、ニューヨーク州にて個展及び研修。1996年に ミクロネシア連邦共和国 Phonpei State Ohwa Christian High Schoolでの1年間の美術教育研修。2003 年~2015年に聖学院大学人間福祉学部児童学科非常勤講師を務める。
吉川開 | Kai YOSHIKAWA (旧市立所沢幼稚園「古代火起こし先生とコーヒーを飲む」、サテライト 「オープン・スタジオ・イベント『TORIGOYA』」アトリエ・トリゴヤ)
1990年 吉川家の次男として神奈川県に生まれる。2015年 中央大学理工学研究科応用科学専攻博士前期課程修了の後、名古屋市の肥料メーカーにて研究開発科の業務に携わるも2016年夏に退職。2017年から 中央大学の嘱託職員として学生実験を指導しながら、恩師の下で共同研究員として働くも2018年夏に退職。 父陽一郎の出展に付随して珈琲を提供する「出張喫茶ムーンサイド」を企画し、美術展にて珈琲の薫りを漂 わせることを趣味としている。
吉川陽一郎 | Youichiro YOSHIKAWA (旧市立所沢幼稚園「古代火起こし先生とコーヒーを飲 む」、「再実演:吉川陽一郎《行為が態度になる時間》」、サテライト「オープン・スタジオ・イベント『TORIGOYA』」 アトリエ・トリゴヤ)
1955年 鹿児島県生まれ。1980年 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒。 造形会社アルバイト、映画、テレビCMの操演助手、私塾講師、美術大学非常勤講師、介護職員と様々な仕事をしつつ1981年より作品を発表する。初期は鉄、合板などによる抽象形態作品を発表する。中期は観る人の参加を誘導する機能を持つ作品を 展示する。2010年代からは自身の身体による行為を提示する作品をオルタナティブスペースや屋外で発表する。
四谷未確認スタジオ | Yotsuya Unconfirmed Studio (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・ カンファレンス」)
2018年にアーティスト黒坂祐により立ち上げられたスペース。アーティスト主導で運営される制作、発表、交流の3つの機能を併せもつ複合施設。3つの機能が連動する仕組みをつくり、日本美術に根付いた価値、市場、 場所を再編していくことを目指す。
ARTISTS' GUILD | アーティスツ・ギルド (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」) 2009年にアーティスト自らが立ち上げた芸術支援の新しい可能性を模索する社会実験の一形態。映像機器 の共有システムを基軸に、作品制作や展覧会など<現場>での経済負担を軽減すること、雇用を創出するこ と、そして、芸術生産それ自体をサポートする実験的な仕組みの開発を通じて、〈芸術〉を社会に産み落とすことを目指す。2020年、新たな活動を展開予定。
Chim ↑ Pom (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2005年結成。エリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求の6人編成。活動は映像作品を織り 交ぜたインスタレーションが中心で都市問題、広島、原発事故、移民などのテーマを扱いながら時代のリアリティに反応し、現代社会に介入したメッセージ性の強い作品を発表。時に賛否両論を呼ぶ過激な表現となり、社会現象化するほどの注目を集める。企画展のキュレーション活動も行う。主な個展に「Non Burnable」 Dallas Contemporary(アメリカ 2017年)、「また明日も観てくれるかな?」歌舞伎町振興組合ビル(東京 2016年)、「Super Rat」Saatchi galler(y イギリス 2015年)など。2015年より「Don’t Follow the Wind」東京 電力福島第一原発の事故に伴う帰還困難区域内(福島)の発案・展示続行中。国際展への参加も多数。国内 外美術館にコレクションされている。
Counterfeiter’s (サテライト「ぢりの市」theca)
路上観察エッセイ『タイポさんぽ』シリーズの著者でもあるグラフィックデザイナー藤本 "ANI" 健太郎が趣味で展開するおもしろステッカーブランド。日々の生活で気になったあれこれをモチーフに、ニッチなステッカーをリリース。「寅さんとおんなじトランクでもって、各所のイベントに行商に出かけることも御座居増寿。」
gallery TOWED|ギャラリートウド(旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2018年9月、東京都墨田区にオープンしたギャラリー。「アートを鑑賞すること、または所有すること」の第一歩となるような気軽な場所でありつつ、アーティストたちの実験の場となるような展示やイベントを企画。 また、 都内近郊だけでなく全国各地のアーティストを紹介し、積極的に若手アーティ ストの発掘・育成に貢献したい。
hanage (第19北斗ビル「ホームメイドノイズーhanageの写真展、朗読には猫の声ー」、旧市立所沢 幼稚園「シェアリングノイズカレンダー」、「コレクティヴ・カンファレンス」)
2015年結成の青木真莉子、秋山幸、戸田祥子からなるアーティストグループ。生活の中のたわいもないこと からの発想や、生きていくためにやらなければいけないことをしながら創造する、などをテーマに自分たちの 生身の身体を軸としたイベントや展覧会を企画、実施している。 主な企画に展覧会「セメントと手紙」LOOP HOLE(東京 2015年)、音楽イベント「 (hanage+Sabbatical Company) × sound」引込線2017会場内(埼 玉 2017年)等。
hellohanage.wixsite.com/hanage
James HOWARD|ジェームズ・ハワード (サテライト「Anxiety Plus」House of Ebata) アーティスト。ロイヤル・アカデミー・スクール(イギリス)卒、ロンドン在住。インターネットスパム、仮想通貨、 不安感など、不可視且つ遍在する素材を扱う。2007年の卒業制作展でチャールズ・サーチの目に留まり、サー チギャラリーのグループ展に度々選ばれる。本年は『BLACK MIRROR: ART AS SOCIAL SATIRE』に参加。 その他国内外で精力的に作品を発表している。3年間金沢に滞在、体中に入れ墨を入れて帰国した。
Nadegata Instant Party | ナデガタ・インスタント・パーティー (旧市立所沢幼稚園「コレ クティヴ・カンファレンス」)
美術家の中崎透、山城大督、アートマネージャーの野田智子で構成されるアーティストコレクティヴ。地域コミュニティにコミットし、その場所において最適な「口実」を立ち上げることから作品制作を始める。口実化した目 的を達成するために、多くの参加者を巻き込みながら、ひとつの出来事を「現実」としてつくりあげていく。「口実」 によって「現実」が変わっていくその過程をストーリー化、映像や演劇的手法、インスタレーションなどを組み 合わせながら作品を展開している。
Natsumi (サテライト「ぢりの市」theca)
独学でジェルネイルを学び、OLから転身。絵画や昆虫、動植物をモチーフとしたデザインを得意とする。好きな作品やモチーフといつも一緒に居られる喜びを伝えたい。
Ongoing Collective (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
2016年、東京で結成。アーティスト、ミュージシャン、キュレーター、コーディネーターからなる全50名。メンバー はシステムや規律のもとではなく、より人間的な関係性によって集まっている。オーガニック=「テキトー」な 集団としてシェアの思想を尊重し、個人主義の限界を超えて、その先にあるであろう明るい未来を目指す。
RE Freedom AICHI (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
「あいちトリエンナーレ2019」における展示「表現の不自由・その後」が閉鎖されたことに対し抗議し、その企画と運営の自律性を回復するために参加アーティストたちが主導したプロジェクト。「表現の不自由・その後」 が再開し、表現の自由と知る権利が完全に回復することを目指し、作品展示の一時中止や変更、あるいは新 しいスペースの設立、対話のためのワークショップなどを実施した。2019年10月8日に同展が全面再開した。(AO)
vs?collective (旧市立所沢幼稚園「コレクティヴ・カンファレンス」)
現在の世界から押し付けられた選択肢に対して、もう一つの選択肢(=オルタナティブ)を実践・提示するイベ ント・翻訳・映像等の制作集団。仮想敵を作ることで結束を図るような「二項対立的発想」=「VS」に対しては、 積極的に「?」を掲げていく。 非営利/営利の線引きを跨ぎ、文化/芸術/福祉等の群島を行き来し、日本/ 海外の差や違いをテコとして活用することで、循環・交易・交換していく。
facebook.com/notes/vscollective/our-story/758002214371208/
[凡例]
「実行委員略歴」および「招聘参加者 / グループ略歴」の文末に(AO)記載のあるものに関して、大久保が資料をもとに執筆。記載のないものは本人もしくは代表者が執筆。
ボランティア・スタッフ
石崎朝子 | Asako ISHIZAKI 大塚美保子 | Mihoko OTSUKA
オヤマアツキ | Atsuki OYAMA 上久保徳子 | Noriko KAMIKUBO
栗田大地 | Daichi KURITA 坂本悠 | Yu SAKAMOTO
佐藤晃子 | Akiko SATO 杉本花 | Hana SUGIMOTO
鈴木愛深 | Megumi SUZUKI 瀧内彩里 | Sairi TAKIUCHI
龍野知世 | Tomoyo TATSUNO 堤明子 | Akiko TSUTSUMI
中嶋夏希 | Natsuki NAKAJIMA 引田沙絵 | Sae HIKITA
向井ひかり | Hikari MUKAI 村松珠季 | Tamaki MURAMATSU
八木温生 | Haruo YAGI 矢萩理久 | Riku YAHAGI
山中純江 | Sumie YAMANAKA 吉田岳史 | Takeshi YOSHIDA
謝辞
伊藤誠 大石一義 大柄聡子 須釜陽一 辰野剛 橋本大 林卓行
平出利恵子 平出加菜子 松葉一清 峯村敏明
個人協賛者(敬称略)
中澤大輔 sui so sui 吉川陽一郎 遠藤秀次 末永史尚 開康寛
青山秀樹 辻松裕美 上田真一 中山秀樹 (株)アークギアノ
荒川津由子 福井敬貴 森恵明 西川美穂子 南壽イサム 黒田俊彦
原野聡 堀江和真 間瀬道夫 白土郁郎 権藤武彦 カナイサワコ
三代宏大 工藤千愛子 中野浩二 宮崎楽市 masashi.nu 小坂友透
小野冬黄 神村恵 白木栄世 松田修 加藤健 吉田和貴 宮崎勇次郎
平岡希望 林修平
「掲載可」の方のみ記載2020年5月31日現在
助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
公益財団法人 花王芸術・科学財団
武蔵野美術大学
公益財団法人 野村財団
公益財団法人 朝日新聞文化財団
協賛
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特別協力
北斗アセットマネジメント株式会社
後援
所沢市、所沢市教育委員会