政治の展覧会
主体的創造としての芸術作品という近代の神話が崩壊した状況下で、美術批評の役割はいわゆる「作品」として枠付けられたものだけを論じることではありません。あらゆる領域の中から注目すべき事象に新たな輪郭を与え、美学的な考察の対象とする実践こそがいま求められています。たとえば「未来派の帰結としての世界大戦」、「暴力の交換システムとしての貨幣」、「ドナルド・トランプの壁」、「ウラジスラフ・スルコフが演劇化した現代ロシア政治」など、大文字の政治的な出来事とその下部構造を美術批評の観点から分析すること。同時に、巨視的なまなざしと微視的なまなざしとを往還しながら芸術及び社会の在り方を反省的に捉え直すこと。本書籍はそうした作業を通して批評の可能性を検証していく場となります。
政治の展覧会
主体的創造としての芸術作品という近代の神話が崩壊した状況下で、美術批評の役割はいわゆる「作品」として枠付けられたものだけを論じることではありません。あらゆる領域の中から注目すべき事象に新たな輪郭を与え、美学的な考察の対象とする実践こそがいま求められています。たとえば「未来派の帰結としての世界大戦」、「暴力の交換システムとしての貨幣」、「ドナルド・トランプの壁」、「ウラジスラフ・スルコフが演劇化した現代ロシア政治」など、大文字の政治的な出来事とその下部構造を美術批評の観点から分析すること。同時に、巨視的なまなざしと微視的なまなざしとを往還しながら芸術及び社会の在り方を反省的に捉え直すこと。本書籍はそうした作業を通して批評の可能性を検証していく場となります。
『政治の展覧会』シリーズ 01
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
詳細はこちら▶︎
■ 『政治の展覧会』について
『政治の展覧会』は〈引込線/放射線〉を発端に始動した出版プロジェクトです。〈引込線/放射線〉参加者から集った批評家、アーティスト、研究者たちによって一年以上に渡って書籍づくりのための話し合いを重ね、テーマを築いていきました。批評誌『政治の展覧会』シリーズを分冊形式で継続的に刊行していくほか、様々なイベント・企画を実施していきます。
■ 書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』2020年8月15日刊行!
〈引込線/放射線〉発の書籍プロジェクトがついに始動。「芸術と社会」を総合的かつ散逸的に批評する、書籍/カタログ『政治の展覧会』シリーズ第一弾、『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』が、2020年8月15日に刊行されました。このプロジェクトに関連する新着情報は、随時〈引込線/放射線〉HPに更新していきますので、ご期待下さい。
■ イベント
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』関連イベント
オンライン座談会「あらゆるものは政治である/ない――芸術、ゲーム、戦争」
2021年3月7日
あらゆるものが政治であるというテーゼが設定されるとするならば、翻ってあらゆるものは政治ではないと言えるだろうか。カードゲームやチェス、スポーツと戦争を分かつのはどういったものか。戦争を賛美し、ファシズムを推進した未来派と、戦争から逃れ続け、チェスに没頭したマルセル・デュシャンを分かつのはどういったものだろうか。
昨年出版された『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』にて「戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス」を執筆いただいた中尾拓哉さんをゲストにお招きし、世界大戦期の前衛芸術を通して、社会と芸術の関係を考えてみたいと思います。
引込線/放射線パブリケーションズ
オンライン読書会:ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死
2021年2月26日
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』(今村仁司・塚原史訳、ちくま学芸文庫、1992年、原著1975年)「第五部 経済学と死」の読書会を、2021年2月26日オンラインで開催します。
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』出版プレイベント
オンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」
2020年5月31日
出版プレイベントとして、2020年5月31日にオンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」を開催します。
■ 企画・制作:引込線/放射線パブリケーションズ
(粟田大輔、勝俣涼、関貴尚、高嶋晋一、中川周、中島水緒、橋場佑太郎、橋本聡、松井勝正)
・シリーズ1『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』はこちら▶︎
・オンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」はこちら▶︎
・オンライン読書会:ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死はこちら▶︎
・オンライン座談会「あらゆるものは政治である/ない――芸術、ゲーム、戦争」はこちら▶︎
『政治の展覧会』シリーズ 01
『政治の展覧会
:世界大戦と前衛芸術』
詳細はこちら▶︎
■ 『政治の展覧会』について
『政治の展覧会』は〈引込線/放射線〉を発端に始動した出版プロジェクトです。〈引込線/放射線〉参加者から集った批評家、アーティスト、研究者たちによって一年以上に渡って書籍づくりのための話し合いを重ね、テーマを築いていきました。批評誌『政治の展覧会』シリーズを分冊形式で継続的に刊行していくほか、様々なイベント・企画を実施していきます。
■ 書籍『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
2020年8月15日刊行!
〈引込線/放射線〉発の書籍プロジェクトがついに始動。「芸術と社会」を総合的かつ散逸的に批評する、書籍/カタログ『政治の展覧会』シリーズ第一弾、『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』が、2020年8月15日に刊行されました。このプロジェクトに関連する新着情報は、随時〈引込線/放射線〉HPに更新していきますので、ご期待下さい。
■ イベント
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』関連イベント
オンライン座談会「あらゆるものは政治である/ない
――芸術、ゲーム、戦争」
2021年3月7日
あらゆるものが政治であるというテーゼが設定されるとするならば、翻ってあらゆるものは政治ではないと言えるだろうか。カードゲームやチェス、スポーツと戦争を分かつのはどういったものか。戦争を賛美し、ファシズムを推進した未来派と、戦争から逃れ続け、チェスに没頭したマルセル・デュシャンを分かつのはどういったものだろうか。
昨年出版された『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』にて「戦争か、ゲームか――9つのフラグメンテーション、あるいはコーパス」を執筆いただいた中尾拓哉さんをゲストにお招きし、世界大戦期の前衛芸術を通して、社会と芸術の関係を考えてみたいと思います。
引込線/放射線パブリケーションズ
オンライン読書会:ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死
2021年2月26日
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』(今村仁司・塚原史訳、ちくま学芸文庫、1992年、原著1975年)「第五部 経済学と死」の読書会を、2021年2月26日オンラインで開催します。
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』出版プレイベント
オンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」
2020年5月31日
出版プレイベントとして、2020年5月31日にオンライン座談会「世界大戦と前衛芸術」を開催します。
■ 企画・制作:引込線/放射線パブリケーションズ
(粟田大輔、勝俣涼、関貴尚、高嶋晋一、中川周、中島水緒、橋場佑太郎、橋本聡、松井勝正)
・シリーズ1『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』
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・オンライン座談会
「世界大戦と前衛芸術」
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・オンライン読書会
ジャン・ボードリヤール『象徴交換と死』第五部 経済学と死
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・オンライン座談会
「あらゆるものは政治である/ない――芸術、ゲーム、戦争」
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引込線/放射線パブリケーションズ
ディレクター:橋本聡
副ディレクター:粟田大輔、高嶋晋一、中島水緒、松井勝正
勝俣涼、関貴尚、中川周、橋場佑太郎
問い合わせ:politics.exhi@gmail.com
Twitter:@ABSORP_RADIAT_P