ボランティア・スタッフによるイベント
企画:ボランティアチーム(うら あやか、小山 友也、東間 嶺、野本 直輝、橋場 佑太郎、宮川 知宙)
場所:第19北斗ビル 3階ほか
日時:会期中随時
作家や批評家が自主的に運営する〈引込線/放射線〉において、ボランティア・スタッフとその活動は作家や作品、あるいは観客と同じように、展覧会をかたちづくる重要な役割を担うはずです。ボランティアは作家でもなく、観客でもない自発的な参加者です。ボランティアは〈引込線/放射線〉の内部にも外部にも属していません。このイベントが、そうした特殊な立ち位置にあるボランティア・スタッフの可能性について考える場になればと思います。
参加者:大塚 美保子、上久保 徳子、坂本 悠、瀧内 彩里、中嶋 夏希、引田 沙絵、八木 温生
《お茶スペース》
企画:大塚 美保子
イラスト:岡本大河
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:テキスタイル、マグカップ、コーヒー、紅茶、お菓子など
動線が複雑で展示数も多い会場の片隅に憩いの場所を創出。アイテムを持ち寄り自由に拡張していく。
《ちび展示》
企画:上久保 徳子
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:セラミック、シリコン、木材、油粘土、ホットボンド、アクリル絵の具
《炊き出し》
企画:瀧内 彩里
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:食材、鍋、カセットコンロ
展示とは関係ない空間に突如として私の好きな食べ物が現れる空間を実現したかった。
《The square》
企画:中嶋 夏希
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:white bread,ketchup,mustard,avocado paste,mayonnaise,strawberry jam,blueberry jam,marmalade jam,blacksesame paste,chocolate cream,sliced cheese,cheddar cheese,cream cheese,green chili papper,ham
アーティストでもありボランティアでもある曖昧な自分の立場を利用して、どちらでもありどちらでもない立場から、作品でもあり炊き出しでもあるものを、来場者=鑑賞者に配布する。
中にどんな具材が入っていても外形が変わらない点や、誰が作っても等しく同じ形になる点、またランチパック自体が白くて四角いキャンバスのような形状をしているためランチパックを炊き出しに使用する。
ランチパックを調理する際には、美術館やギャラリーなどで作品の搬入時に使う、ニトリル手袋を使用する。パンのタネは、マーク・ロスコやバーネット・ニューマンなどの抽象絵画を参考にし、そのイメージをジャムや具材で描いていく。
視覚的な色合いや素材だけを考慮して作っているため、イチゴジャムとマスタード、チョコレートとアボカドなどの組み合わせが生まれる。味覚と視覚の違和感を、“作品”というカテゴリーの入り口にして、このランチパックをどのようにカテゴライズするのかを来場者に委ねる。
《展示を展示するし観賞を共有する》
企画:引田 沙絵、坂本 悠、小山 友也
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:Tシャツ、プリント紙、プリンターインク
協力:CSLAB
作品は鑑賞される時に観賞者の視点によって解釈されます。観賞者の数だけ作品の新しい見え方があり、その意味では鑑賞者それぞれの頭の中で作品は新たに創造されているともいえるでしょう。今回は写真を使って視覚的に作品を切り取ってもらうと同時に、何を見たのかを言葉にする機会もつくる狙いでTシャツプリントという方法を取り入れています。
写真をTシャツなど身に着ける物の上に印刷することで、SNSにアップロードするのとは違い、撮影した人がその写真を見る誰かに、直接自分の言葉で何を撮影したのかを語る機会を作ることができるでしょう。
SNSやフライヤーのように均質な情報を不特定多数に届けるのではなく、人から人へ引込線/放射線のことを緩やかに伝えるための作品です。
《デモカレー》
企画:八木 温生
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:カレーなど
カレーは、元来スパイスを使用した料理という非常に裾野の広い、むしろ特定の料理とは言えないようなアナーキーな食べ物である。実際、アジアの中においても国をまたいで多種多様なカレーが形成されており、それこそ日本のカレー様式もスパイスがイギリスなどの国によって世界に飛散した結果と言える。「カレー 」 個を指し、同時にボーダーレスな全体を指す-。固有性と普遍性を含有していると言えるだろうか。
身一つで場へ持って行き、そこで組み上げる。料理のデモンストレーション。いわゆる炊き出しのシステムは実社会に組み込まれるカタチを得て、そこにカレーがカオを出すこととも無関係では無いはずだ。
撮影:
《お茶スペース》 大塚 美保子
《ちび展示》 上久保 徳子
《炊き出し》 瀧内 彩里
《The square》、《展示を展示するし観賞を共有する》、《デモカレー》 東間 嶺
ボランティア・スタッフによるイベント
企画:ボランティアチーム(うら あやか、小山 友也、東間 嶺、野本 直輝、橋場 佑太郎、宮川 知宙)
場所:第19北斗ビル 3階ほか
日時:会期中随時
作家や批評家が自主的に運営する〈引込線/放射線〉において、ボランティア・スタッフとその活動は作家や作品、あるいは観客と同じように、展覧会をかたちづくる重要な役割を担うはずです。ボランティアは作家でもなく、観客でもない自発的な参加者です。ボランティアは〈引込線/放射線〉の内部にも外部にも属していません。このイベントが、そうした特殊な立ち位置にあるボランティア・スタッフの可能性について考える場になればと思います。
参加者:大塚 美保子、上久保 徳子、坂本 悠、瀧内 彩里、中嶋 夏希、引田 沙絵、八木 温生
《お茶スペース》
企画:大塚 美保子
イラスト:岡本大河
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:テキスタイル、マグカップ、コーヒー、紅茶、お菓子など
動線が複雑で展示数も多い会場の片隅に憩いの場所を創出。アイテムを持ち寄り自由に拡張していく。
《ちび展示》
企画:上久保 徳子
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:セラミック、シリコン、木材、油粘土、ホットボンド、アクリル絵の具
《炊き出し》
企画:瀧内 彩里
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:食材、鍋、カセットコンロ
展示とは関係ない空間に突如として私の好きな食べ物が現れる空間を実現したかった。
《The square》
企画:中嶋 夏希
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:white bread,ketchup,mustard,avocado paste,mayonnaise,strawberry jam,blueberry jam,marmalade jam,blacksesame paste,chocolate cream,sliced cheese,cheddar cheese,cream cheese,green chili papper,ham
アーティストでもありボランティアでもある曖昧な自分の立場を利用して、どちらでもありどちらでもない立場から、作品でもあり炊き出しでもあるものを、来場者=鑑賞者に配布する。
中にどんな具材が入っていても外形が変わらない点や、誰が作っても等しく同じ形になる点、またランチパック自体が白くて四角いキャンバスのような形状をしているためランチパックを炊き出しに使用する。
ランチパックを調理する際には、美術館やギャラリーなどで作品の搬入時に使う、ニトリル手袋を使用する。パンのタネは、マーク・ロスコやバーネット・ニューマンなどの抽象絵画を参考にし、そのイメージをジャムや具材で描いていく。
視覚的な色合いや素材だけを考慮して作っているため、イチゴジャムとマスタード、チョコレートとアボカドなどの組み合わせが生まれる。味覚と視覚の違和感を、“作品”というカテゴリーの入り口にして、このランチパックをどのようにカテゴライズするのかを来場者に委ねる。
《展示を展示するし観賞を共有する》
企画:引田 沙絵、坂本 悠、小山 友也
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:Tシャツ、プリント紙、プリンターインク
協力:CSLAB
作品は鑑賞される時に観賞者の視点によって解釈されます。観賞者の数だけ作品の新しい見え方があり、その意味では鑑賞者それぞれの頭の中で作品は新たに創造されているともいえるでしょう。今回は写真を使って視覚的に作品を切り取ってもらうと同時に、何を見たのかを言葉にする機会もつくる狙いでTシャツプリントという方法を取り入れています。
写真をTシャツなど身に着ける物の上に印刷することで、SNSにアップロードするのとは違い、撮影した人がその写真を見る誰かに、直接自分の言葉で何を撮影したのかを語る機会を作ることができるでしょう。
SNSやフライヤーのように均質な情報を不特定多数に届けるのではなく、人から人へ引込線/放射線のことを緩やかに伝えるための作品です。
《デモカレー》
企画:八木 温生
場所:ボランティアルーム
制作年:2019
素材:カレーなど
カレーは、元来スパイスを使用した料理という非常に裾野の広い、むしろ特定の料理とは言えないようなアナーキーな食べ物である。実際、アジアの中においても国をまたいで多種多様なカレーが形成されており、それこそ日本のカレー様式もスパイスがイギリスなどの国によって世界に飛散した結果と言える。「カレー 」 個を指し、同時にボーダーレスな全体を指す-。固有性と普遍性を含有していると言えるだろうか。
身一つで場へ持って行き、そこで組み上げる。料理のデモンストレーション。いわゆる炊き出しのシステムは実社会に組み込まれるカタチを得て、そこにカレーがカオを出すこととも無関係では無いはずだ。
撮影:
《お茶スペース》 大塚 美保子
《ちび展示》 上久保 徳子
《炊き出し》 瀧内 彩里
《The square》、《展示を展示するし観賞を共有する》、《デモカレー》 東間 嶺